直観ひとりごと(90)ここはどこ? 今はいつ? 私はだれ?
この(90)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(90)
◆こここはどこ? 今はいつ? 私はだれ?
認知症になられた方が、だれかれとなく、決まって無意識に繰り返す質問があります。
それは、「ここはどこ? 今はいつ?
私はだれ?」の三つです。
しかし、本来は、この質問に明解に答えられる人は誰もいません。あなたは答えられると豪語されますか?
では質問です。
あなたの今、いる場所は一体どこでしょうか?
そんな質問はくだらないと思われたでしょうか?
でもその場所は、100年前も同じ名前で呼ばれていたのでしょうか?
1000年前はどうでしょうか?
1万年前はどうですか?
その当時も今と同じ名前で呼ばれていたはずはありませんよね。
だったら、今の場所も未来では違う名前で呼ばれるかもしれません。
ということはあなたの現在いる場所も、はっきりここはどこそこであるとは断言できませんよね。
この事実は、即ち、私達人間は、不確かな場所で生活している、ということです。
人間は、あの世に帰る身支度を整えるために、段々と人間が付けた名前など、どうでもいいコトは忘れるようになっているのでしょうか?
では、次の質問ですが、今はいつなのか、はっきり答えられますか?
2013年6月22日! 本当にそうでしょうか?
2013年という年号は、キリスト文化圏で使われるもので、ヨーロッパやアメリカ以外の国では、殆ど自国の年号と併用して使われているはずです。
日本には日本の年号、平成があります。
2013年というよりも平成25年と言う方がピンとくる人も多い。
そして、キリスト文明以前にも、色々な文明があり、それらからすると、今の2013年というのは全くあやふやな数字と言わざるを得ない。
また、日本には、2000年以前にも日本独自の高度な文明があっただろうと感じている人々は多いのです。
それは何らかの理由で隠蔽されたのかもしれません。
最初に日付が刻まれたのは、いつの瞬間からなのか、誰がそれを刻んだのか、色々考えると、今、現在の日付もいかに不確かなものであると言わざるをえませんよね。
私たちは、その刻んだ人の呪縛から逃れるために、認知症になってまでも、「今はいつ?」、と問い続けるのでしょうか?
もう一つの質問です。
あなたは、一体だれですか?
私は、現在のこの世では「三宅麗子」ですが、前世や過去世ではなんという名前だったか判りません。
あなたはご自分の前世や過去世の名前をご存じですか?
過去世なんて信じていない、と天地天命に誓って豪語されますか?
身体は死んだら終わり、これっきりと思っておられるあなた? とんでもありませんよ。
なんとなれば、細胞には体細胞や生殖細胞がありますが、体細胞はなるほど死んだら終わりです。
でももう一つの、生殖細胞は次の世代に受け継がれて、この世に誕生します。
私たちが、この世に人間として生を受けるには、父親の精子と母親の卵子が関係しています。
その両親もまた親の精子・卵子から生まれてきます。そして、そのまた両親も同じ、そしてそれは延々と続いていたのです。
ということは、私たちが今、人間として存在しているのは、過去のずっとずっと昔から、延々と続いている先祖様のお蔭なのです。
そして、今度は、自分の精子や卵子が、また延々と未来の子孫に受け継がれていくのです。今までは…。でもこれからは、iPS細胞のお蔭(?)で、この法則は変わるかもしれませんが…。
でも、今現在は、死んだら終わりなんていうのはとんでもない。
その生殖細胞は永い年月を経て、子々孫々に生まれ変わっているのです。
だから、あなたの今があるのです。そう考えると、生殖細胞も永遠に生き続けるということは、生命も永遠に生き続けていると考えても、なんらおかしいことではないでしょう?
そういう前提で考えると、あなたはだれ? いえ、私は一体だれなのでしょうか?
それらを知るために我々人間はこの世に生まれてくるのではないでしょうか?
そして、それを知れば、もうこの世には生まれてこないのでしょう。
だから、認知症になっても、他のことはさておいても、この三つのテーマは忘れることなく、無意識に繰り返され、誰彼になく質問し続けるのでしょうか?
「ここはどこ? 今はいつ? 私はだれ?」
生まれる目的はそれを知ることでしょうか?
そう考えると、全て、合点がいくと思いませんか?
そもそも認知症なんていう病名も一昔前は無かった病名なんですから…。
いつなんどき、また、どこかの誰かや組織がこの病名ではヤバイと言うことで、また、違う病名にするやもしれません。
ということは、この世に絶対確実なモノコトはないのですね。
病気もいろいろ進化(?)する、いえ、意図的にさせられる。
薬が開発されるととともに、病気も開発される?
薬に合う病名を作らないと処方できないから?
医療が進んだと言われながら、精神病がドンドン増え続けるのは一体なぜ?
それを肝に銘じて生きることが、自分の魂を何者かに委ねることなく生きていける証なのかもしれませんよ。
薬漬けにされないために、「ここはどこ? 今はいつ? 私はだれ?」は、健康なうちから考えてみるのもいいのかもしれません。