心のお薬になる歌(1)「白虎隊(詩吟)」巻田心優/佐原豊山/歌
この(1)「心のお薬になる歌」」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる歌(1)
◆「白虎隊(詩吟)」巻田心優/佐原豊山/歌
テレビ東京『白虎隊』を観て…。
昨日に引き続きテレビの話題です。
テレビ東京の「白虎隊~敗れざる者たち」をじっくり観ました…。
さすがテレビ東京、あの福島県を話題にするなんて、憎いですね~。
空気を読むというか、流れを読むというか、テレビ東京には毎回感心させられます。
きっと、職人気質の人が多いのでしょうね。このテレビ局には…。
観ての感想ですが、まず第一に、「白虎隊」というタイトルにしては、あまり白虎隊の少年たちが描かれていない。主人公やその家族が中心です。
白虎隊の物語を期待していたら、ちょっと、肩すかしをくらうかも…。
今回の番組は、会津藩家老の西郷頼母(たのも)を中心に描いた「西郷頼母物語」とでもいいましょうか…。
ただ、主人公の西郷頼母役の北大路欣也は、やっぱり観ていて安定感というか安心感というか、お父さんの歌右衛門に似てきて風格が感じられる。
あの、ソフトバンクの犬のおとうさんとはとても思えない、さすが! でしょう。
また、親友の萱野権兵衛役の小林念持、それに会津藩主松平容保役の伊藤英明を配し、どちらも好演していて、それなりに番組としては見ごたえがありました。
しかし、主人公の妻役の千重子を黒木瞳が演じていますが、もう少し重みのある女優のほうか良かった、とは思います。好みでしょうか…。
7時間の長丁場が、それほど長いとは感じないほどで、やっぱり「民放」が作る作品は、見せどころつかみどころを心得ているようで、観ていてダレナイのです。
民放といえば、昔日本テレビでも「白虎隊」がありました出演は森繁久弥を筆頭に、豪華絢爛、俳優やスターのオンパレードと言って良いほどで、それに比べるとやっぱり今回は見劣りします。
あの頃はバブルの影響で、民放もお金を掛けまくっていたのでしょう。
もう一度再放送を望みます。
●昔の日本テレビの「白虎隊」はこちらをどうぞ(you yube)→
●日本テレビの「白虎隊」の詳細はこちらをどうぞ(wikipedia)→
どんな作品にも、やっぱり、演じる人間(役者)で決まり!
その人間に魅力がなければ、どんないい作品でもチョン!
だから、人気者やアイドルを使っても、ヒットしないものはヒットしない!
もうそういう時代ではないのでは?
また、悲劇の「白虎隊」ですが、歌や吟詠でも多くの方々が歌っておられます。
私は、久々に検索して、よいものを探しました。
日本人の心に残る歌や心に染みる歌って、ほんと、悲しい歌ですが、心が癒されるときもあります。
歌手の巻田心優さんが最高です。
●「白虎隊(詩吟入り)」巻田心優/歌
涙があふれますが、年のせいでしょうか…。
●「白虎隊」佐原豊山/歌
今どきの踊りも良いでしょうが、日本人ならば、剣舞など、「舞い」を見直してはいかがでしょうか?
まして、史実に基づいた歌や舞いには、涙を誘うものがあります。
彼らの生きざまを称える意味でも、もう少し、日本のものを観賞しましょうよ。
また、学校で教えるのならば、ダンスではなく、日本の「舞い」を教えて、日本人の心を世界に広めて頂きたいと存じます。
なぜなら、舞いには「魂」が感じられるのです…。
今回の「白虎隊」で、歴史では薩長の正義をいやと言うほど吹き込まれましたが、考えて見れば、日本の天皇を暗殺したのは、明治政府に関わった者だといいますし…。
もしそれが事実であれば、もう少し、佐幕派にも光をあてないと、彼等は浮かばれないのではないでしょう。
この世は、勝てば官軍、負ければ賊軍。
しかし、天皇を暗殺してまでの官軍ではいずれ、それのほころびが後々になって豹変するでしょう。
昔、天皇に近い人が言ったそうです。
「天皇は三代で滅びる。明治、大正、昭和で…」
それが、現実となり、昭和天皇で、戦争に敗れました…。
平成とは、「平らに成る」
世間は平らに成ったでしょうか…。
平らにするのは、天皇でも、政府でもない、結局、日本人である一人ひとり…。
一人ひとりの思いが、日本の未来を創る…。
そういう意味で、もう一度、あたら若い命をお国のために命をささげた白虎隊の若き剣士たちに、このお正月だからこそ思いをそわせましょう。日本人として…。
白虎隊の彼等は、福島の原爆をどう感じているでしょうか。
その思いを感じ取ることが我々日本人のまずなすべきコトなのかもしれません。
彼らの犠牲で、尊い日本があるのですから…。
こういう歌は、語り継いでほしいです。