心のお薬になる歌(8)「川は流れる」仲宗根美樹/歌
この(8)「心のお薬になる歌」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる歌(8)
◆「川は流れる」仲宗根美樹/歌
今回、ご紹介する歌は、1961年(昭和36年)9月発表の仲宗根美樹の「川は流れる」です。
仲宗根美樹はこの歌で、第3回日本レコード大賞新人奨励賞を受賞されたそうです。
『川は流れる』仲宗根美樹/歌→ abm00005:2014/08/05 に公開
なぜ、この歌を取り上げたかと言いますと、今、とっても、「水」が気になります。
「水の都」と言われる「日本」が、なぜ、津波や豪雨に巻き込まれるのでしょうか?
現代の日本人が、「水」を大切にせずに、ないがしろにするからなのでしょうか?
私は、この歌のタイトルのある「川」という言葉にとても縁があります。
生まれた所は、大和川(ヤマトガワ)に近く、引っ越しを数回しましたが、なぜか、決して、大和川から離れることはなかったのです。母が自分の実家に近いため、その土地を気に入っていたからでしょうか…。
また、私の高校も「川」が付いた「名」でしたし、就職先も、ビルがある会社の「中之島」の北側には「土佐堀川」が流れておりました。
さらに、結婚した婚家先の住所にも「川」の名が付き、その後、現在、住む住所にも「川」がついております。今から思うと、ちょっと不思議です。
生まれた産土神社も、海に関係のある神社ですので、きっと、「水」とは切っても切れない縁があるのでしょうね。でも、海で泳ぐのは、ちょっと苦手で、怖いですが…。
今、この仲宗根美樹の「川は流れる」が好きというよりも、とっても、気になります。
中学生の頃だったか、この歌を知って、妙に、好きになった覚えがあります。こういう心境を、心に沁みるというんでしょうね。
哀愁を帯びたリズムといい、仲宗根美樹のちょっとハスキーで、気だるい雰囲気の声が、かえって、耳に残った記憶も思い出します。聞いていると、大人の秘めた「哀しみ」というか、理不尽な「まやかし」も、そこはかとなく、理解できたような…。大人になりたくないと感じたことも…。
明るく振る舞ってはいたけれど、何となく、学校に通う空しさや、勉強のウソ臭さに、理由もなくいらだつ心をこの歌が、代弁してくれていたようでした…。
私は、特に、「三番の歌詞」が好きで、口ずさむと、つい、理由もないのに、涙が出たことも思い出されます。なぜ、なのかはわかりませんが…。
今、考えると、人間として生まれてきた「悔い」かもしれません。
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『川は流れる』 作詞:横井弘 作曲:櫻田誠一
病葉(わくらば)を 今日も浮かべて
街の谷 川は流れる
ささやかな 望み破れて
哀しみに 染まる瞳に
黄昏の 水のまぶしさ
思い出の 橋のたもとで
錆ついた 夢のかずかず
ある人は 心つめたく
ある人は 好きで別れて
吹き抜ける 風に泣いてる
ともし灯も 薄い谷間を
ひとすじに 川は流れる
人の世の 塵にまみれて
なお生きる 水をみつめて
嘆くまい 明日は明るく
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歌手もいいですが、作詞も、作曲もいいですね~。
今も、ジンときます…。
今、現在、思うような人生を歩まれていない方も、多くの災害で今もなお、苦しまれている方も、
「嘆くまい 明日は明るく」で、
「なお生きる 水をみつめて」でがんばりましょう。
「水」は、全部、全部、流してくれます。
それが一番、よく分かっている国民が、日本人だから…。
「きれいすっかり水に流しましょうね」
そういう「存在」が私たち、日本人の「水」の存在なのですが…。
早く、気が付かないと、今度、私たちの子孫が「水」に苦しくことになる…。
それを「知ら示す」のが、津波であり豪雨であるかも…。
心ある日本人は、とにかく、「水」に感謝の念を捧げましょう。
水さん、ありがとうございます。
雨さん、ありがとうございます。
川さん、ありがとうございます。
海さん、ありがとうございます。
日本人として、生かして頂いて、本当に、ありがとうございます。
仲宗根美樹さんは、今、どうされているのでしょうか…。