直観ひとりごと(209)本庶佑さんのノーベル賞授賞式に思う…。
この(209)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(209)
◆本庶佑さんのノーベル賞授賞式に思う…。
明るいニュースが中々ないのですが、11日の昨日、久々に、日本人にとって誇れる世界的なニュースが…。
それは、本庶佑さん(76)の医学生理学賞のノーベル賞授賞式です。
ビックリしたのは、本庶佑さんが「黒紋付き羽織はかま」で出席されたコトだった…。でも、それも、あの威厳のあるお顔を拝見すれば、さもありなんとも…。
この「黒紋付き羽織はかま」は、半世紀前の文学賞の川端康成(1968年受賞)以来だそうな…。「はかま姿」の理由は、本庶さん曰く「日本で研究してきたので和服がふさわしい」と…。ウ~ム、なるほど、なんとも、納得のいく簡潔すぎるお答え! 日本男児は、こうでなくっちゃ~という、見事なお答えに、ごもっともです!
日本人の誇りやプライドを胸に秘め、ノーベル賞授賞式に参加された本庶さんは、最も日本人らしい日本人ではありますが、それだけではなく、国際人としても超~一流人でした…。
本庶さんは、世界の共通語でもある英語も流暢で、堅物とも思われる学者でありながら、彼のスピーチは、ユーモアのセンスも天下一品で、満場の人々を尊敬の念で魅了されたそうです。きっと、尊敬だけでなく、はかま姿の彼のファンになった方も多かったでしょうね。
伝説の不可思議な日本人という「概念」が、本庶さんのいで立ちでますます、不可思議に写ったことでしょうね。さらに、天皇を頂く日本人の、権力にではなく、権威を重んじる日本民族の「心意気」にも…。
ノーベル賞授賞式には、燕尾服だけでなく民族衣装も許可されているそうで、「黒紋付き羽織はかま」って、民族衣装だったんですね~。それも、レッキとした「日本」の民族衣装だった。知らなんだ、知らなんだ、知らなんだ!
なぜ、本庶さんは、ヨーロッパのノーベル賞授賞式に、「黒紋付き羽織はかま」を着用されたのか? やはり、日本人としての「和服」に拘られた、その心意気に、私たちは、もっともっと、「思い」を馳せなければ…。日本人は、本庶佑さんの「思い」を組みとらないといけませんね~。
私は、この着物に関して感じたのですが、なぜ、自分が演歌歌手の「着物」に拘るのか、やっと、その意味がわかったのですね。着物は「日本民族」の象徴だったのです。彼らは、歌で日本の「文化」を守っていたのですね。有り難いことです。
それにしても、私たち戦後生まれの日本人は、先の敗戦で、ナンと、素晴らしい日本民族の「文化」の数々を捨てさせられてしまったのでしょうか?
「もののふ」が漂う本庶さんには、きっと、外国人も、日本の侍や武士とは、こういう風格だったのだろうと、感じたことでしょうね。
もののふの「ふ」とは、「武」で、そこから「武士」が出たのでしょうか? さらにその「もののふ」とは「もののへ」で、それは「物部」であり、大昔に「蘇我氏」に滅ぼされた「物部氏」の残党が逃れて、後に「武士」として台頭していったのでしょうか? それには、「源氏」の敗れた「平氏」の残党も混じったりして…。
私が感じますに、せめて、一年の締め括りの大晦日には、この日本人としての思いで、「日本人って何?」をじっくりと味わってみたいと思います。
それが、大晦日のテレビ東京の「にっぽんの歌」(放送時間は12月31日(月)テレビ東京「第51回 年忘れにっぽんの歌」16時00分~22時00分)で、学者の本庶佑さんは、歌謡曲や演歌などには興味はないのでしょうか? やはり、ゴルフ以上に興味の湧くものはない? しもじもとしましては、ちょっと聞いてみたい気がいたします…。
なにはともあれ、西欧社会中心のノーベル賞で、東のアジアの日本人の本庶佑さんが受賞したことには、日本人として「良きこと」と感謝しています。
しかし、若い人がもっと受賞するようにならないと、日本、いえ、この地球の発展には、若者の「力」が…。「体育」や「芸能」に力を入れるよりも、もっと「学問」をする若者に…。
しかし、日本以外のアジアの国々の人々にも、受賞する人が多くなると、もっともっと嬉しいのですが…。
そうなると、世界が一体化して、西も東も、ヨーロッパもアジアもアメリカもアフリカもなくなるのでは?
それを変えるのは、やはり特殊な国、日本の役目なのでしょうか…。
本庶佑さん、受賞おめでとうございます。
日本人の誇りをありがとうございます。