「カウンセリング」の心理学関連用語集(サ行)
この「カウンセリング」の心理学関連用語集(サ行)の頁は、大阪の「潜在意識の本質と使命の心理カウンセリング」のサイトです。
この頁の項目には、
1、心理学関連用語集(サ行)。
ここでは、「さ(サ)~そ(ソ)」の用語を集めています。
また、病気でお苦しみの方は、こちらの頁【「病気」って何? 「精神障害、精神病」って何?】→もご覧くださいませ。
カウンセリング歴30余年の新大阪の心理本質カウンセラー&本質セラピスト&メンタルコーチ三宅麗子が誠心誠意セッションさせて頂いております。
★心理学関連用語集(サ行)「潜在意識の本質と使命の心理カウンセリング」
●サイコセラピー(心理療法、精神療法、サイコテラピー)
(psychotherapy)暗示・催眠術による心理療法。神経症の治療のほか歯の手術やお産の苦痛軽減などに応用される。【現代カタカナ語事典より】
●「精神療法【広辞苑より】」へ
●サイコセラピラピスト
暗示・催眠術などの心理療法で、心の病の治療を行う技術者。患者の家族や社会環境までつかんで対応する。精神療法士。【デジタル大辞泉より】
●サイコドラマ(心理劇)
psychodrama 心理劇のこと。ルーマニア生まれ(のちアメリカ籍)の精神科医モレノによって創案された集団心理療法であり、グループ・セラピー(集団療法)の先駆をなしている。一般に演劇は観客にアタルシスを経験させるものであり、これが心理的効果をもつことは古くから知られているが、サイコドラマはこの効果を積極的に理重宝として利用しようとするものである。サイコドラマは形式的には主役(患者)、補助自我、観客、監督、舞台の五つの要素によって成り立つものである。患者は劇の主役となり、補助自我の助けを借りて自らの問題・葛藤を即興劇として演じる。観客はただの観客でなく、患者を支えると同時に客観的に舞台を見る社会を代表する。また主役を演ずる患者と同一視することで観客は患者の立場にも置かれる。この観客と患者の橋渡しをし、患者の演じる劇が観客の問題と通底していることを解釈するのは監督の役目である。患者が即興的に表現する心理的葛藤は、モレノによれば、性的、社会・文化的に規定された役割の葛藤である。つまり、固定した役割観念にとらわれ、現実の対人関係のなかで要請されている役割を発見することができないことによるとみなされる。こうした心理的葛藤を明確にし、自発的に解決するためにさまざまな心理劇方法が考案されている。たとえば役割交代法(ロール・リーサル)鏡映法(ミラー)、二重自我法(ダブル・エゴ)などの技法である。患者自身は自分の子手いシた役割概念を自分から明らかにすることが困難であるから、たとえば、患者自身を代理する補助自我を登場させ、患者は補助自我を演じる自分自身に対面することによって自分の真の役割を発見していくような方法がとられたりする。こうした方法を貫くものは、舞台の上で即興的に、いまここで演じられていることを具体的に取り上げて問題として考えていこうとする態度である。これおは心理治療の根幹をなすもので、精神分析の転移、すなわち過去の人間関係をいまここの分析状況において再演することを中心にして行うのと同じことである。ロール・プレイングとよばれる方法は、心理劇のうちでもっとも一般化したものである。[外林大作]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●「心理劇(サイコドラマ)【ブリタニカ国際大百科事典より】」へ
●猜疑心
●在宅介護
高齢者などの要介護者を自宅で介護すること。訪問介護や訪問看護、デイサービス、デイケア。ショートステイなど、介護保険制度の介護度に応じて各種の材Þク介護サービスを利用することができる。【デジタル大辞泉より】
●催眠療法(ヒプノセラピー)
hypnotherapy 催眠の特性を利用することにとって行う心理治療の総称。これには、催眠そのものが治療効果をねらうものと、催眠を利用することにより他のさまざなな心理療法の効果をいっそう高めようとするものとがある。また、催眠というとき、普通は他者催眠。すんわち催眠者が被催眠者に働きかけて催眠法を行うものをさすが、それ以外に、自己催眠、すなわち自分が自分に催眠法を行うものもある。多く心理療法は他者による治療だから、これが他者催眠と結び付く。自己催眠は催眠自体の治療法のうち自己治療と結び付きやすい。[成瀬悟策]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●座禅
禅の修行法の一つ。身を正し、端座して妄念をやめ、無念無想の境地で、自分の心とそれと異ならぬ仏心を見ようとする。インドでは古くから修行者の行った方法で、仏教で採用されたのは、釈迦が成道後7日間ずつ3度端座思惟したのに始まる。中国では達磨以後重視され、見性を重視する曹洞全、公案を重んじる臨済禅で発達した。日本では道元が《普勧坐禅儀》、白隠が《坐禅和讃》を著し唱導した。座禅の足の組み方には結跏趺坐と半跏趺坐とがある。【百科事典マイペディアより】
●詐病(虚偽性障害)
病気でないのに病気であるとうそをつくこと。仮病。【デジタル大辞泉より】
●「虚偽性障害【家庭医学大事典より】」へ→
●サンドイッチ症候群
主に中間管理職に起こる鬱病。上肢と部下の板ばさみになることが精神的なストレスとなって起こることから、こう呼ばれる。【百科事典マイペディアより】
●シェルドン
アメリカの心理学者。コロンビア大学体質研究所所長。体系と気質に関する類型学的研究で著名。主著『気質の種々相』(略)【ブリタニカ国際大百科事典より】
●自我
心理学的、倫理的意味では経験的な個体性についての意識をいう。精神分析ではげんじつとの間に接触を保ち、イドと超自我とを仲介する意識的なパーソナリティの側面のこと。発達過程で井戸より分化し、さらにこの自我より超自我ないし自我理想が分化して成熟の段階に達するとされる。さらに、自己を志向している心理過程をさす。自分自身の興味や資質などにのみかかわり合い(自己中心的)、もっぱら自分自身の安寧をはかろおうとする(利己的)過程などが含まれる。存在論的意味では経験的自我を構成するところの同時的かつ継続的偶有の基体つぃての恒久かつ不変の現実存在をいい、論理学的意味では、思考する主体をいうが、この主体の統一性と同一性とは、直観に与えられた多様な所与を統合思、意識のうちに生起する諸表象間の関連を保つために必要条件である。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●シグナル
●字源
①個々の文字の起源。②文字、特に漢字の構成原理。「明」が「日」と「月」とから構成されるとする類。③仮名の字体の起源となった漢字。平仮名の「い」の字源を「以」とする類。【広辞苑より】
●自己愛性人格障害
自分の才能、特殊性を強調し、絶えず人の注目や賞賛を求めること。他者の感情は無視し、自分の失敗に関しては、激怒したり、屈辱感を強く感じるなどの、過度の感情が生じやすいのが特徴。他人に特別の行為を期待し、他者を利用したりすることもある。【[精神医学の基礎知識]キャリカレより】
●自己愛性パーソナリティー障害
パーソナリティー障害の一。自己を特別な存在と思い込み、他者への共感が乏しいために、妥協することが難しく、対人関係に破綻を来すなどして、社会的不適応を起こしやすい。軽度の適応障害から重度の生死ん障害まで多様な精神症状を呈する。自己愛性人格障害。NPD(narcissistic personality disorder)境界性パーソナル障害。【デジタル大辞泉より】
●自己啓発
仕事に関する知識,技能,経験などを他律的な形式に支配されずに自主的に向上,啓発していくこと。潜在的な能力を啓発したり,新たな技能,知識を身につけようとする性質は本来人間にそなわっているものと仮定し,自分から進んでこれを実現しようとするのを援助して,従業員の意欲を高めるとともに仕事の遂行能力を伸ばそうと意図したのが自己啓発の制度である。 【ブリタニカ国際大百科事典より】
●自己実現
にんげんの欲求のうち最も高度であり、同時に最も人間的な欲求として、自己の内面的欲求を社会生活において実現すること。アメリカの心理学者A.マズローは1954年に欲求の5段階説を発表した。人間には下位から順に生理的欲求、安全への欲求、社会的欲求、自sん、自己実現欲求があり、下位の欲求が充足されると、より上位の欲求が人間の行動動機となるとした。自己実現欲求は、人間の物質的欲求は充足されたあとに羽発現する欲求である。したがって豊かな社会においては、この自己実現欲求が人間の重要な行動動機であると考えられている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●自己中心性
egocentrism 事象を客観的に第三者の立場、あるいは複数の視点から分析・認識できず、主観的に、自分の立場、あるいは固定した一つの視点だけから分析・認識する認知・思考の仕方をいう。心理学者J.ピアジェは、児童の思考はこのような性格をもつと考え、自己中心的思考と名づけた。さらに、前述のほか、自己の行為や操作についての反省や、相対的関係判断が不可能であること、知覚的に際だった特徴にこだわり総合的判断に欠けること、矛盾意識がないことなどの特徴を指摘した。統合失調症(精神分裂病)、ヒステリーなどの病的状態の際も、このタイプの思考はしばしば生じる。道徳的な意味での利己主義とは異なる。[天野清]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●自己同一性(アイデンティティ)
ある個物が他の個物から区別されて、それ自身としての一貫性を保持すること。ある物が数において、一つであり二つでないことを表すため、「数的同一性」ともいわれる。個人の場合はとくに「人格同一性」が用いられる。[野家啓一]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●「アイデンティティ【ブリタニカ国際大百科事典より】」へ→
●自己卑下
●自傷行為
自分自身の体を、意識的に、また無意識のうちに傷つける行為。ストレス・虐待などの外的要因や境界性パーソナリティー障害・統合失調症という疾患によるものなど、原因はさまざま。【デジタル大辞泉より】
●指針
●自信
●自尊心
一般的には、他人から干渉されず他者から受け入れられ、自分を高く評価しようとする感情ないし態度のことであるが、心理学ではself-esteemの訳語として用いられ、自己評価、自己価値、自己尊重、自尊感情などの訳語も使われている。たいていの人は、自分が他人から受け入れられ、また自分の存在を価値あるものとして肯定したい願望を意識的、無意識的にもっている。これおが自尊心にほかならないが、その起源は、ほとんど両親が自分の子供に与える好意的評価のうちにあるとみなされる。子供たちは、こうした勝ちづけを全面的あるいは部分的に受け入れ、それ以後の経験と評価をそれに一致させようとするわけである。したがって、幼少期に両親が子供に頻繁に否定的な評価を与えれば、子供は自分自身に対するこの見方をのちのちまで受け入れてしまい、自分をだめな人間と決め込んでしまう自尊心の低い者になる場合も生じる。[辻正三]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●四柱推命
●実社会
●嫉妬
jealousy 日常的に、他人の優れた点に引け目を感じたり、恨んだり憎んだりするというほとの感情であるが、それが高じて激しい憎悪や敵意をもつ場合もある。もっとも一般的にみられる嫉妬は、ライバル同士の間のものであり、兄弟姉妹の間で親の愛情をひとり占めしようとするのはその典型的なものである。自分より相手のほうが好かれているのではないか、自分のほうが嫌われているのではないか、自分のものが奪われてしまうのではないかという心配から、競争相手を憎み、敵意を抱き、恨み、排除したいと思うようになってくる。こうした嫉妬の感情は幼児のエディプス期に強く現れるものであるが、兄弟姉妹は仲良くしなければならないという両親の要請、社会的要請によって抑圧される。御名の子にみられる男根羨望はこのころに現れるが、これは男性に対する一種の嫉妬である。抑圧された嫉妬は、無意識的なものとなり、明らかに嫉妬する根拠のない場合も現れることがある。フロイトは嫉妬を正常な嫉妬、投影された嫉妬、妄想的嫉妬の三つのタイプに分けている。夫婦間にみられる嫉妬(やきもち)には、自分が相手に対して不誠実であることを隠蔽するために、不実なのは相手であると告発することで自己弁護の役割を果たすものもある。結婚していても谷ん(異性)に魅力を感じることは当然なことであるが、エディプス・コンプレックスが十分に清算されていない人は、社会的に容認された範囲内のものであっても、自己の不誠実を隠し、自己弁護をしようとして嫉妬する。これが投影された嫉妬であり、この種の嫉妬が激しくなると妄想的なものとなる。フロイトによれば、妄想的な嫉妬は同性愛の願望を防衛する働きをもつ。[外林大作/川幡政道](略)【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●疾病恐怖
あらゆる身体検査によって異常所見が認められないにも関わらず、身体自覚症状を執拗に訴えることがよくあり、異常なほどの恐怖心に襲われている。健康に対する過度な囚われや観察によって、生理的現象など微細な異常が強く自覚され、その生理的現象自体も増強するのが特徴。【三省堂大辞林より】
●児童虐待(幼児虐待)
子供に意図的に身体的・精神的苦痛を与える行為。1970年代まではもっぱら身体的虐待をさしていたふぁ、性的虐待、養育放棄、情緒的虐待(ことばによる虐待や心的外傷を残すような懲罰など)も含む。また世界保健機構WHOは、商業的そのたの搾取(児童労働や児童売春など)を児童虐待の範疇に加えている。親が虐待行為をとる背景には、ストレスの多い日常生活や自分の力が及ばない状況に対処しきれないという問題があり、事態を打開するために自分の意思を無防備な子供に押し付けるような、ゆがんだ行動に出てしまうとみられている。また子供を虐待する親の多くは、みずからも幼少期に身体的・情緒的虐待を受けていたことが研究によって示されており、この虐待の連鎖は性的虐待においてとりわけ顕著にみられる、児童虐待を防ぐ取り組みは、1960年代初め、アメリカ合衆国の医療専門家が子どもへの身体的暴力を被虐待児症候群と名づけたことに始める。これをうけてアメリカでは子供への暴力行為を捜査し通報することを義務づける法律が制定された。国際的には1990年子どもの権利条約が発効、日本では2000年に児童虐待の防止等に関する法律を施行した。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●「幼児虐待【百科事典マイペディアより】へ→
●自分探し
アイデンティティの確立や自己実現のための取り組みを意味する語。「自分らしさとは何か」を追究するための自己分析や、「自分は根本的に何を求めているのか」を追究するための自己啓発、夢を実現するための諸種の取り組みなどを含む概念として用いられる。【実用日本語表現辞典より】
●自閉
外界の刺激を拒否したり、無視しようとしたり、ある場合は申しわけ程度の反応を示すだけで、自分だけの生活に沈潜する状態をいう。スイスの精神病理学者のユージン・ブロイラー(1857~1939)が提唱したもの、気質に関係があり、正常な人でもその傾向を示すことがあり、分裂性気質や統合失調症の人の場合には、顕著に認められることが多い。また自閉児のように、環境が潜在している気質に働いて自閉現象を起こすことを、一部の学者は指摘している。狭義には幼児自閉症をさすことばとして用いられる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●自閉症
①幼児期に明らかになる広汎性発達障害の一。対人関係への無関心(社会性の障害)、言語、コミュニケーション障害、同一動作の繰り返し(こだわり行動)などを示す。原因は特定されていない。幼児自閉症。小児自閉症。自閉性障害。自閉症スペクトラム。【デジタル大辞泉より】
●自閉症スペクトラム症
人との相互的な意思疎通や状況に応じた適切な行動がとりにくい、特定の物事へのこだわりが強く柔軟な対応ができない、といった自閉症の特性を示す発達障害の総称。自閉症・アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害を、境界のあいまいな連続したヒトツノ障害として捉えたものの。(略)【デジタル大辞泉より】
●市民権
①市民としての権利。人権・民権・公権とも同義に用いる。②市民としての行動・思想・財産の自由が保障され、居住する地域・国家の政治に参加することのできる権利。【広辞苑より】
●使命
①使者として受けた命令。使者としての務め。②与えられた重大な勤め。責任をもって果たさなければならない任務。【デジタル大辞泉より】
●社会恐怖
人前で話す、見知らぬ他人の中に置かれる、外食をするといった状況で過剰な不安が誘発され、手足の震えや動悸などの症状をあらわすもの。社会不安障害。【広辞苑より】
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●社会心理学
社会的行動についての諸現象を研究する社会科学の一分野。社会的環境のなか、個人や集団がどのような条件のもとでどのような行動を示すかについて科学的方法によって研究を行う。そこではおもに、①社会的要因の個人への影響、たとえば、社会的知覚、社会的学習、社会化の過程など、②集団内の個人と個人、個人と集団との相互関係、たとえば、相互交渉過程、指導性、集団の形成、分化、社会規範など、③集団行動、たとえば流行、世論、宣伝に対して集団が全体として反応する行動など、が扱われている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●社会人入学(社会人学生)
社会人が大学や大学院に正規学生として入学すること。この場合の社会人とは,すでに働いた経験のある者,あるいは普通高校卒業後4年以上の成人を指す。一般の受験生とは別枠で,書類選考,論文,面接などによって選抜する。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●社交不安障害(社会不安障害、あがり症、対人恐怖症、社会恐怖)
人との関わりにおいて、自分が人からどう思われるかということについての不安が強過ぎる病気。「社会恐怖」「社交恐怖」とも呼ばれる。その不安は、「避ける」か「苦しみながら耐える」かのどちらかの形をとる。人との関わり全般への不安が強いタイプ(全般性不安障害)と、人前で話をするなど、特定の状況についての不安が強いタイプ(非全般性不安障害)がある。治療としては、薬物療法、認知行動療法、対人関係療法などが行われる。【現代用語の基礎知識より】
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●「あがり症【百科事典マイペディアより】」へ
●就学前教育(幼児教育)
小学校就学前の幼児を対象とする教育。日本では、幼稚園・保育所での教育を指す。広義には、家庭や地域での教育を含む。【広辞苑より】
●「幼児教育【日本大百科全書(ニッポニカ)より】」へ→
●集団心理学
社会的集団が、そのなかの個人の行動に及ばす影響や社会的集団自体の行動について研究する社会心理学の一分野。最近ではグループ・ダイナミックス、ソシオメトリーなどの集団の研究が発展しているが、大規模集団の行動をより全体的に扱う試みもG.ル・ボン以来なされてきた。後者を特に集合心理学といい、その研究対象して群集、パニック、乱衆mobなどがおもに扱われてる。ほかに、流行現象を扱う研究なども含まれる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●熟年離婚
熟年離婚(じゅくねんりこん)は、テレビ朝日系列で2005年10月13日から12月8日まで放送されたホームドラマである。全9回の平均視聴率は関東19.2%、関西23.2%(最高視聴率は共に最終回の関東21.4%、関西30.0%)。【ウィキペディアより】
●シュプランガー
[1882~1963]ドイツの哲学者・教育学者。ディルタイの影響を受け、精神科学的心理学によって文化哲学・教育学に学問的基礎を与えようと努めた。著『生の諸形式』など。【デジタル大辞泉より】
●寿命
生物の一生の時間をいい、普通は事故や明らかな病気によらない自然死までの年限をさす。多くの個体の平均で表す平均寿命と、もっとも長く生きた個体の寿命で表す最大寿命とがある。寿命は植物よりもおもに動物でよく調べられている。しかし、動物園で飼育されているものや、家畜化された動物、および実験によく用いられる動物では記録があるが、自然界におこるものについては推定的数値しか得られない。そのなかでは、経験的に生活史の知られている魚類は比較的よくわかる。たとえばアユは年魚といわれるように寿命が1年である。また、秋に孵化したサクラマスの稚魚は、1年半川で生活してから海に下り、約1年間海で成長してから秋に産卵のために皮をさかのぼり、産卵後死ぬので、寿命は満3年ということになる。サクラマスに近縁の魚類でも産卵後死なないものは寿命が長い。魚類では、生活史に明瞭な段階がなく、飼育の記録がない場合でも、ウロコに現れる年輪や、同じく年輪のある平衡石(耳石)や脊椎骨によって寿命を推定することができる。[川島誠一郎]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●常識
common sense ある社会のある時期において、一般の人々が特に反省することなく当然のこととして共通に認めている意見や判断のことであり、その社会の歴史のなかから自然に形成される。従って常識というとき、なんらかの立場や方法論を前提し、しかもそれを自覚して成立する判断であるところの学問的な知識と、しばしば対立させて使われる。ところで常識という語の原義は、通常の人間ならだれでもが共通にもっている感覚のことであり、この点、前述したある社会のある時期という限定を伴う普通の意味と多少異なっている。そしてとくにこの原義に近い考え方で常識に注目している哲学者といえば、バークリーの主観的観念論やヒュームの懐疑論に対した18世紀イギリスのトマス・リードがいる。すなわちリードは、通常の理解力のある人間ならだれでも、その人間の本性に基づいて当然自明なものとして認めるいくつかの根本原理(「常識の原理」)があると考え、諸科学の基礎と死てこれらの原理をみいだそうとした。なお、リードを中心としたJ.ビーティ、J.o.オズワルドらの一派は常識学派とよばれ、ドイツ、フランスの啓蒙哲学に影響を与えた。また19世紀アメリカの哲学者パースによっても、常識をだれでもがもつ一種の本能ようなものと考える考え方が採用され、展開されている。[清水義夫]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●焦燥
●情緒障害
発達途上の児童の適応障害のうち、知的能力の低さ以外に起因するもの全般をさしていう。神経症、精神病、自閉症、また引込み思案などによる社会行動の障害、さらに非行なども含まれる。医学的な病名や障害名ではなく、福祉行政、教育行政面での概念で、1961年に児童福祉法により情緒障害児短期治療施設が設けらえた際に、そこに収容されるべき児童の規定としてあげられたことにはじまる。【百科事典マイペディアより】
●情緒不安定
●小児自閉症
1,000人あたり約2人位の発症率で、男女比は3~4:1と、男児に多いのが特徴。症状としては、コミュニケーションの障害、知的能力、常同行動、対人関係の障害など。はじめは親の不適切な養育が影響する心因性の情緒障害であると考えられていたが、最近では、脳の機能障害、または、成熟の遅れが主要な原因と考えられる”発達障害”として、大きく理解が変わってきた。【[精神医学の基礎知識]キャリカレより】
●縄文
土器の表面にひもをころがしたり、圧着したりしてつけた文様。日本の縄文土器の文様は多種多様で、縄文文化の時代差や地域差を識別する基準になる。アフリカ大陸にもごくわずかにある。【広辞苑より】
●縄文時代
弥生時代に先行する縄文土器をもつ文化の時代。実年代は、その発生の時期は前1万2000~4500年とはっきりしないが、週末は前3~2世紀頃とされている、。従来早期、前期、中期、後期、晩期の5期に分けられていたが、早期の前に草創期を加え、6期に分けるのが一般的になっている。縄自体を回転させるという日本独自の縄文が施されるのは草創期後半に入ってからである。この社会は主として狩猟、漁労に依存しる採集経済の段階であり、西方からの横行分化の到来によって終末を迎える。磨製石器の存在、土器の発展度、大規模集落の出現などから、新石器時代の様相が強い文化といえる。集落跡や貝塚など縄文遺跡は北海道から九州まで各地に分布m三内丸山遺跡や鳥浜かいづかなどが有名。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●縄文時代人
日本の縄文時代の人々。人類の進化段階では新人に属する。遺跡出土の人骨によれば、身長160cm足らずで、頭が大きく、顔は幅広く、鼻は広いが鼻筋が通っていたと考えられ、顎骨は強大で歯の噛合わせは、鉗子状、咬耗は著しく、人為て来な抜歯がみられることもある。四肢骨の筋付着部は良く発達し、扁平脛骨、柱状大腿骨、巨大腓骨などがみられ、しゃがんだ姿勢をとる場合が多かったらしく足首などに特殊な関節面ができちるなどの特徴がある。縄文時代人は採集狩猟生活をし、身体形質も石器時代人的特徴をほとんど変化なく、数千年にわたって保持し続けた。弥生時代に入ると、縄文人の形質は生活の変化や、大陸からの渡来者との混血の影響で大きく変化していったが(弥生時代人)、北日本の縄文人はそれほど大きな変化をこうむらず、現在のアイヌにその形質を伝えたものと考えられる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●自律神経失調症
自律神経不安定症ともいう。自立神経の働きが種々の原因によって障害され、いろいろの症状が現れてくる場合を総称してよばれる、自律神経は交感神経系と副交感神経系の二つの拮抗する神経系のバランスによって調節されており、内分泌系と協調して全身の代謝や機能保持を自動的に行っている。これが障害されると多種多様の症状がみられるが、交感神経緊張症や副交感神経緊張症なぢ緊張亢進を示すものと逆に緊張低下をそれぞれの自律神経が示す場合に分けられる。一般には本来の自律神経系の異常ではなく、体がだるいとか、心臓がどきどきするとか、胃が重いなど不定の訴え(不定愁訴)をもっているか、はっきりした異常を認めないものなで含んで呼んでいるが、これらは心因によるもので、軽いうつ病ないし神経症であることが多く、本来の自律神経失調症とは異なるものである。神経系の変性を主とする病気、たとえばパーキンソン病、脊髄小脳変性症、多発性神経炎などでは無汗症、体温調節不能、性欲減退、起立性低血圧、失禁、失神発作などの症状がみられる。また、レイノー病や血管性(クインケ)浮腫など局所性の自律神経異常による循環障害を示す場合もある。糖尿病や種々の代謝異常による神経疾患では、高血圧や低血圧など全身症状を含めて自律神経失調症を示すことが多い。まれには、自律神経系のみを強く冒すシャイ・ドレーガー症候群Shy-Dragersyndromeなどでは起立性低血圧、失神、便秘、下痢、無汗症などが主症状であり、アミロイド神経炎や他の多発神経炎でも同様な症状を呈する。一方、種々の精神金著王が持続すると胃潰瘍になったり、吐血したりするが、これらの神経緊張の異常により、種々の臓器の機能障害を示してくるものを心身症などとよんでいる。自律神経系の異常は心因によっても強い影響を受けるので、精神科ないし心療内科での加療も有効な場合があり、精神安定剤(トランキライザー)も有効であるが、器質性の病気によって生じた自律神経失調症には、あまり有効な薬剤や治療法はなく、効果を上げられない場合が少なくない。[里吉営二郎]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】>
●ジレンマ(ディレンマ)
①[論]二つの仮言命題(の連合)を大前提とし、これを小前提で選言的に承認もしくは拒否して結論を導く三段論法。「もし秘密をもらせば非難をうける。また秘密を守っても非難をうける」「秘密をもらすか、守るか、のどちらかである」「故に、どちらにしても非難をうける」の類、両刀論法。②相反する二つの事の板ばさみになって、どちらとも決めかねる状態。抜きさしならない羽目。進退両難。【広辞苑より】
●「ディレンマ【日本大百科全書(ニッポニカ)より】」へ→
●人格
人格には、人格者というときのようの道徳的に高尚な人柄をさしたり、人格権というときのように、法律的に人間の生存に必要な自由、独立などの権利を示すことがあるが、心理学では、英語のパーソナリティーpersonalityと訳して、性格とほぼ同義に用いている。パーソナリティーということばの語源は、ラテン語のpersonaであり、舞台役者のかぶる仮面を意味し、それは他人から見られている外観として、また自分のつけているマスクとして意味したものに発し、それが、役者が演じる役割から、さらにそれを演じる沢瀉自身へ、そして内在する個人の人柄へと発展したとされている。日本で、人格が現在のような意味で性格と並び用いられるようになったのは、第二次世界大戦後、アメリカのパーソナリティーの概念が人格の訳で紹介されるようになってからのことである。パーソナリティーの定義は、多くの人によっていろいろあげられているが、アメリカの心理学者G.W.オートポールは、心理・生理的体系の個人内における力動的体制であり、その人を取り巻く環境に対して、その人独自の行動や思考を決定するものであると述べている。古神が日常生活においてとる行動hは、生まれながらの生理的存在として、生物学的に規定されている面をもつが、また一面において心理学的な存在として、これまでの学習、経験によって規定されている面をもっている。したがって一見、類似した環境であっても、個人はそれぞれ異なった、その人独自のやり方で行動したり考えたりする。そこから個人ごとに、ある程度一貫した傾向がみられる。人格は、このような統一的な個人の行動傾向をさしている。性格とほぼ同義としたが、しいてその違いを述べるならば、性格が情動的な面、意志的な面の個人差を強調するのに対して、人格は知的な面をも含む広い概念で、全体的にとらえた統一体としての個人の特徴といった面を強調している。[浅井邦二](略)【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●人格障害(パーソナリティー障害)
人格がゆがむ病気のこと。時代や社会状況によってその定義は変わり、現在でも分類、原因、治療法など多くの仮説がありが、アメリカ精神医学会の分類では主に次のような種類がある。①妄想性人格者―他人の悪意のないささいな、あるいは親切でさえある行為の裏に、敵意と悪意があると感じる。仲間と違う肉体的欠陥やハンディキャップ、慢性聴覚障害を持つ人に起こりやすい。自分の障害のために、現実的に物事を検討する能力が低下して、人に嘲笑されていると誤解するということが起こりがちである。②演技性(ヒステリー性)人格者―他人からの尊敬と賛美を手に入れるため、注目を集めるような芝居がかった態度を示し、行動に一貫性がない。表面的な人間関係は簡単につくれるが、感情的に深い関係を築くことはまれで、多くの人々と乱交することがある。③自己愛性人格者―自分の重要性を過大評価し、果てしない成功の空想にふけり、過度の自己理想化と卑下の間を激しく揺れ動いている。自己顕示によって他人の関心を引きつけようとし、押しつけがましく、他人を利用したりする。④反社会性人格者―衝動的、無責任、不道徳な性格で、すぐに満足感を求める。他人と持続的で豊かな関係を築けないが、とても魅力的で口先がうまいことがあり、自分の目的のためにそうした資質をうまく利用する。欲求不満をあまり我慢できず、反対されると敵意や攻撃的態度をみせる。また、こうした反社会的な行為を他人のせいにして、後悔や罪の意識を持たない。⑤境界性人格者―自己イメージ、気分、行動、対人関係を含む多くの面で不安定である。頻繁に気分が変わり、激しく怒ることもある。物事を極端なまでに白黒はっきりとさせ、中間がない。あいまいな身体的愁訴を訴えて来院することが多い。⑥回避性人格者―人から拒絶されることを恐れ、対人関係を築くことをためらうが、他人に愛され、受け入れられることへの強い欲求がある。⑦依存性人格者―生活の大部分を他人に依存し、彼らの欲求を自分よりも優先させる。自信と自発性がなく、一人でいることに強い不安を感じる。8強迫性人格者―向上心旺盛だが、完璧主義で自分の実績に満足感をもてない。信頼できて頼りになり、几帳面な性格だが、慎重で多くの面からも小言を考えるため優柔不断なこともある。障害が重篤でなければ、学術研究などの分野で高いレベルの業績をあげうるが、一方で孤立感や対人関係で悩むことも多い。 人格障害の原因は、両親の不和や愛情の欠如、孤独、いじめられた体験などが考えられている。治療は専門医によるカウンセリングが中心だが、向精神薬などで感情をコントロールすることが必要な場合もある。【百科事典よマイペディアり】
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●心気症
神経症の一種で、ヒポコンドリアHypochondriaともいう。客観的にはなんら身体的異常が認められないのに、頭痛、めまい、胃が重い、脱力感など、主観的にさざまざな異常を感じて、びょおうき出はないかと気に病むことを特徴とする。同時に不眠、注意集中困難、意欲減退などの精神的な症状を訴えることもある。これらの症状は劣等感、無力感、あるいは攻撃性や不安など、精神的なものが身体の部分と結び付いた形で表現されているよみられる場合は多い。心気症の患者は、診察した医師から身体的な病気はないと説明されても納得できず、同じ訴えを繰り返して数か所の医師を転々とすることが多い。なお、ときに統合失調症(精神分裂病)やうつ病の症状の一つとして現れることもある。[岩崎徹也]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●シンクロニシティ
虫の知らせのような、意味のある偶然の一致。心理学者ユングが提唱した概念。共時性。同時性。同時発生。【デジタル大辞泉より】
●神経言語プログラミング(NLP)
ジョン・グリンダー(言語学者)とリチャード・バンドラーによって提唱された心理療法。【Wikipediaより】
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●神経質
精神科医、森田正馬(1874~1938)によって研究され、日本語のまま各国で用いられるほど有名になった概念。不眠、頭痛、脱力感、取越し苦労、めまい、注意散漫などを主徴とする普通神経質と、対人恐怖、不潔居王符、疾病恐怖、尖鋭恐怖などを主徴とする強迫観念症、そして心悸亢進、呼吸困難、不安などが発作的に現れる発作性神経症の3タイプが分類される。自分の精神状態に対して強く反省、批判することが特徴である。治療は森田の創案した森田療法が有効。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●神経症(ノイローゼ)
ノイローゼ。イギリスの医師W.カレンが1776年、『精神気の王の障害』でこの名を用いたのが最初である。当初は脳卒中、てんかん、舞踏病なども含めていたが、その後、神経疾患、器質的脳障害、内因性精神病、内分泌障害などが次々にその概念を明確化し、神経症のなかから独立していった。19世紀末以降、心因で生じる心身の機能障害に対する心理機制への理が亥が深まり、遺された神経症の概念も少しずつ明確になってきた。現在では、不安神経症、ヒステリー反応、強迫神経症、神経症的うつ状態、神経衰弱、離人症などを狡猾して神経症と呼んでいる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
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●神経衰弱(精神疾患)
アメリカの医師G.M.ピアードが1880年に初めて用いた用語。疲労感、頭痛、頭重感、不眠、肩凝り、耳鳴り、めまい、手指や眼瞼の振戦、知覚過敏、注意散漫、記憶力減退、焦燥感などの症候群で、脳動脈硬化性の精神障害として現れることもある。現在では神経症(ノイローゼ)の症状の一つに含まれる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●神経性大食症(過食症、神経性過食症、BN)
食べることへの強い衝動が働き、短時間に大量の食べ物を摂取する症状。不安やストレスと深い関係があるとされる。【明鏡国語辞典より】
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●神経性無食欲症
自発的で極端な接触制限と、体重減少。女性は男性の10倍から20倍の発症率を占めている。体重は標準体重から15%以上の減少があり、減少した体重を維持したいがために、食事を拒否し、無月経も良く見られる。自分が痩せすぎていることを認めようとはせず、もっと痩せたいという”痩せ願望”を強く抱いていること。食後、自ら嘔吐したり、下剤や利尿剤を飲んで痩せようとする傾向が見られる。【[精神医学の基礎知識]キャリカレより】
●神経発達症(発達障害)
●真剣勝負
●心身症
精神的な影響を強く受ける疾患の総称。いずれも心身医学の対象となるもので、神経症の研究に始まり、現在では臨床各科の疾患に広く及んでいいる。診断では直接によって行われるが、まず身体面についての診察と検査で器質的疾患を除く除外診断をしたうえで、家族などを含む生活歴や生活環境、患者自身の性格傾向、学校生活や結婚生活などを含む環境問題などについて聞き、続いて質問紙法などによる心理テスト、あるいはポリグラフによる心身両面の相関を調べる。心身疾患者は自己制御、すなわちセルフコントロールの能力を失っているので、これを回復させることが治療の基本となる。まず医師による簡易精神療法をはじめ、向精神薬による薬物療法や催眠療法などを行い、続いて自律訓練法を指導し、行動療法、バイオフィードバック法、交流分析などによってセルフコントロールができるようにする。また、森田療法や断食療法なども行われる。最後にはグループ・セラピー(集団療法)によって社会復帰に導いていく。[下坂幸三]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●神社
日本固有の民族的信仰に基づき、神(天神地祇、祖神、崇敬神、天皇、皇室、その他の人霊)をまつる一定の様式をもtった建築物(拝殿、本殿、幣殿など)と、それを中心とする祭祀儀礼、信仰の組織をいう。神社の先駆的な形態は磐座、磐境のような神聖な場所に神籬を設けて神をまつったものと考えられる。祭祀は氏族の長老・当番・その他の指導者によって行われ、春の豊年祈念と秋の収穫感謝の祭が中心であった。古くは地域集団と血族集団の関係が密接であったので、氏神と産土神などが崇拝の中心的対象であり、その祭場が集落の集会場ともなるに及んで、専門の司祭者や常設の社殿が建てられるようになった。大和朝廷の統一の過程で、各地にあった神社の整理統合されていった。律令制下では太政官の下に神祇官を置き、官・国弊社と大・小社の区別が定まり、これらは延喜式に詳しい。平安時代には朝廷は格社に位階を授けた。平安中期には畿内での大きな神社が、特殊な扱いを受けるようになり、式内社に対して畿内社と呼ばれた。これに対し地方では代表神社を一宮都とし、また国府の近くに惣社(総社)を勧請した。鎌倉時代には神社は幕府によって特別の保護を加えられ、武神とされる八幡宮の振興が起こった、江戸時代には寺社奉行の支配下に入った、明治維新では〈国家の宗祀〉とされ、浸食は官吏もしくはそれに準じることとなり、官・古区弊社、県・村・郷社などの射角が定められたが、戦後廃止された。【百科事典マイペディアより】
●人生観
view of life英語、Lebensanschauungドイツ語、conception de la humanieフランス語。人生とは何か、あるいは人間はいかにいきるべきか、という問題に対する、意識的あるいは無意識的な総体的見解をいい、しばしば「世界観」と対をなす用語として使われる。人生観ということばの発生は、明治末年から対象時代(19世紀末~20世紀初頭)にかけてのことであると思われるが、これは個人の自由や自覚の結果である。つまり、各人は、自己の自由と責任とにおいて先の問いに対しておのおのの答え、あるいは見解をもつことが可能であり、またもたなければなたないという、人生に対する見方や価値づけの仕方の多様性とそれを選択する個人の自由が前提とされるところに、初めて人生観という世魚語が生じてきたのである。この結果、過去および現在のさまざまな人生観の自覚的反省ないし検討ということが、当然、人々の意識に上ってくることとなる。このような見方からすれば、人生観には、悲観主義と合理主義、唯物論と唯心論、無神論と有神論といった二元的な対をなすさまざまな類型が考えられるとされ、各人はおのおのの気質と性格、時代と環境とに応じてこのうちから自己に適するものを選び取り、自らの人生観を完成、成熟させ、また、させるべきものであるとされるわけである。しかしながら、個人の大幅な自由と完成の可能性を前提とするこのような見解、そしてまた、それと表裏一体といってもよい関係をもつ人生観という用語は、いずれも大正デモクラシーと大正教養主義という背景と密接な関連をもって初めて可能となったものである。このことが、このことばを、その後社会科学的イデオロギー批判や精神分析といった人間の思考の集団的、そしてときに無意識的な決定要因を強調する考えの洗礼を受けた今日のわれわれに、いささか古めかしいものと感じさせるおもな要因になっていると考えられる。とはいえ、このことは、人生観の問題を、単純に時代おくれの、ないしはたかだか私的な関心事にすぎないとして放置してよいことを意味するものではすこしもない。決定論的要因の網の目が、いかに厚く密なるものであろうとも、なんらかの自発性なしに人間は人間でありえず、また、当の網の目を自覚化する営みそのものが、つまるところは自発性と自由への気球に発するものと考えられるからである。個人的な人生観と、普遍的な哲学や学問の認識との相互検討と歩み寄りが、今後の課題となろう。[坂部恵] 【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●深層心理
奥深く隠れている心の働き。外に現れない無意識の心の働き。「深層」は、幾重にも奥深くに隠れている部分。「心理」は心の働き。【大修館 四字熟語辞典より】
●深層心理学
意識現象や行動のほとんどは精神の無意識的な部分の働きにとよって支配されているという考えに基づいて、その無意識の部分を掘下げ解明して、それによって、人間行動を理解しようとする立場の心理学。スイスの精神医学者E.ブロイラーがS.フロイトの精神分析をそう呼んだことに始まる。厳密には自我を強調するフロイト以降の精神分析学派には用いられないこともあるが、普通は精神分析の流れをくむもの一般をさす。C>G>ユングの分析的心理学、A.アドラーの個人心理学も深層心理学の一流派といわれる。。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●身体言語(ボディー・ランゲージ、身振り言語)
話し手が音声によらず、顔の表情、身振り、手まねなどによって相手に意思を伝えること。また、その方法。ボディー・ランゲージ、サイン・ランゲージ。【明鏡国語辞典より】。
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●心的外傷(トラウマ)
ある程度の時間が経過したあと精神障害を引き起こす原因となる心の傷をさす。トラウマともいう。災害や事故、犯罪、戦闘など予測できない出来事のなかで、自分が死に直面したり、身近な人が死んだりするような体験をして強い精神的ストレスを受けると、その後感情が鈍くなったり、体験を繰り返し回想したり、類似の出来事にパニックを起こしたりするなど、特有の精神的ショックを継続して生ずることがある。(心的外傷後ストレス小尾外)。また強姦被害や児童虐待、ドメスティック・バイオレンスも心的外傷となりうる。【ブリタニカ国際大百科事典より】。
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●心的外傷後ストレス障害(PTSD)
post traumatic stress disorder;PTSD 外傷後ストレス障害ともいう。アメリカ精神医学会の『精神疾患の診断・統計マニュアル(第3
版)』(略)それによると、自然災害、事故、強姦や虐待などの犯罪、さらに戦争といった、人が通常経験する範囲をはるかにこえた強い心的外傷を受けたあとに発症する精神障害で、症状が1ヵ月以上続くものをいう。小女王が心的外傷体験直後から1ヵ月以内にとどまる急性ストレス障害acute stress disorder(ASD)とは区別される。第1次世界大戦語の元兵士のショック症状(戦争神経症)や、ベトナム戦争後のアメリカ帰還兵の社会不適応の研究・治療からPTSDの実態がわかり、詳しい研究が始まった。日本では1995年1月の兵庫県南部地震語に自殺者が多発したことから注目されるようになった。具体的な症状としては、夢や錯覚、幻覚、フラッシュバックなどに象徴される外傷体験の繰返し、無感動、無関心といった外傷体験の記憶の抹消、さらに不眠、集中力低下などの亢進状態も認められる。治療にはカウンセリング、精神療法などが必要とされ、抗うつ剤や抗不安剤を使う場合もある。【ブリタニカ国際大百科事典より】。
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●心配性
●心理
●真理
(1)ほんとうのこと。まことの道理。(2)①意味論的には、命題の表している事態がその通りに成立しているときに語られる。例えば「富貴が白い」という命題が真であるのは、事実雪が白いときである。②真理認識の方式にはおおよそ三つの立場がある。観念(認識する知性)と実在との合致によって真が成立すると考える対応説。当の観念が整合的な観念体系の内部で適合するときに真が成立すると考える整合説。仮説が事実によって検証されたときに真が成立すると考えるプラグマティズム。現実の真理認識は、この三説によって成り立っている。③倫理的・宗教的に正しい生き方を真理ということもある。【広辞苑より】
●心理カウンセラー(カウンセラー)
個人の生活適応上の問題について個別的に指導助言(家運瀬絵リング)する専門相談員。臨床心理学の技法を用いて問題状況の分析や本人自身の自己理解を助け、自己指導力を高めることを任務とする。学校ではガイダンスの専門職員としてこれを置く傾向にあり、また成人を対象に職場などでも採用している。【百科事典マイペディアより】
●心理カウンセリング(カウンセリング)
学業や生活、人間関係などで悩みや適応上の問題をもつ人に対して、心理学的な資料や経験に基づいて援助すること。【デジタル大辞泉より】
●心理学
語源からいえば、心あるいは精神をその研究対象とする学問を意味する。ギリシア時代に端を発し、近世にいたって、意識を心理学の研究対象であるとするW.ブントらの立場が確立された。J.B.ワトソンはその難点を指摘して、心理学は動物または人間の行動のみを研究対象とする科学であると主張した。他方、S.ヒロイトによって無意識の概念が提出され、にんげんの異常行動や病的反応を扱う道が開かれた。こうした史的系譜のもとに、現代の心理学は人間および動物の個体としての行動や集団としての行動(社会的行動)を扱う分野から、にんげんの感覚、知覚体験を精神物理学的、実験現象学的に解析しようとする分野、さらには精神療法やパーソンリティの形成過程を問題にする分野にまで及ぶ、広範囲な領域を包括する学問となっている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●心理劇(サイコドラマ)
サイコドラマ。J.L.モレノが考案した一種の集団心理療法。対人関係から生じる常同手来な問題を解決する目的で、患者が参加した劇が行われる。まず問題場面が設定され、患者が主役となり、それに相手と観察者が加わって字風に即興的に鳶ぢが行われる。それに続いて全員による批判がなされ、再び演技が行われる。これにより患者は問題場面に適応する反応の仕方を学習する。【ブリタニカ国際大百科事典より】
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●心療内科
精神身体医学の応用部門として、九州大学医学部に池見酉次郎教授が1963年6月に新設した内科。心理療法内科の略。精神療法を主と死て心身症を治療するが、原則として個室内で医師と患者が一対一で面接することが特徴である。神経内科、心身症センターなどの名称で、各大学も類似の部門をつくっている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●心理療法(心理セラピー)
サイコセラピーpsychotherapyは精神療法と訳されていたが、精神医学者井村恒郎(1906ー81)が初めて心理療法と訳したもので、今日では、おもに心理学者が心理療法という用語を用い、精神科医は精神療法とよぶ傾向が強い。[編集部]【日本百科全書(ニッポニカ)より】
●睡眠障害
睡眠がなんらかの原因で妨げられる状態で、主として不眠症(不眠)をさすが、うつ病や統合失調症などによる睡眠量の減少や、脳幹の機能失調または障害による睡眠過剰もある。不眠症の原因としては、外部環境の影響(騒音など)、興奮や不安、薬物依存、脳、呼吸器、循環器などの疾患があげられる。不眠の種類には入眠困難、夜中に頻繁に起こる覚醒や早朝の覚醒がある。不眠は主観的な悩みとし訴えられるコトが多く、特に神経症では強く訴えられる傾向があるが、必ずしも実際に睡眠が不十分であるとはかぎらない。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●スキル
●スクールカウンセラー
学校において、児童・生徒の個人的な悩みや問題を聞き、指導助言(カウンセリング)を行う専門のカウンセラーのこと。1995年、文部省による〈スクールカウンセラー活用調査研究委託事業〉の展開が始まり、全国の小・中・高校に導入されるようになった。いじめや登校拒否が深刻化している昨今、スクールカウンセラーの設置を要請する声は高く、短期間に予算もは配置校も急増した。1997年度には1056校の調査対象校で導入が試みられるている。現在のところ週2日、1回4時間の勤務が原則で、児童・生徒へのカウンセリングの他、教職員や保護者への指導や援助、学校のニーズに応じた多面的な職務をこなしている。スクールカウンセラーの役90%が臨床心理士であり、彼らを中心に、精神科医や大学教授などが派遣されている。【百科事典マイペディアより】
●スチューデント・アパシー(五月病)
直訳すれば学生無気力症。学ぶでもなく、働くでもなく、ぼんやりと毎日を過ごすことで、高校高学年から大学生にみられる。ほとんどが男子学生で、これまで自分の進路に悩んだことがなく、比較的順調に生きてきた人に多い。不安やあせり、抑うつなどの神経症的な症状に苦しむことはなく、積極的に治療する者も少ない。その一方、もしこの状態から脱出しよおうと決心すれば、自分には能力が十分にあるのだ、と考え、全能幻想をもつ。30歳代のサラリーマンまえを含め、アパシー・シンドローム(無気力症候群)と呼ばれることもある。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●ストレス
何らかの刺激(ストレッサー)によって生体に生じる生理的なひずみとこれに対する非特異的な生体の反応をいう。寒冷、暑熱、薬品、炎症、感染、疲労、不安などさまざまな刺激がストレッサーになり得る。カナダのH.セリエ[1907~1982]はストレッサーに対する生体の反応は脳下垂体前葉―副腎皮質の内分泌系によるとし、警告反応期、抵抗期、疲憊期の3段階に分けた。彼のストレス説によると、ストレスは本来、外界に対する適応の一種だが、刺激に長くさらされると生体は抵抗性を失って(疲憊期)逆に病的な現象を生じ、ある種の心臓血管系、腎臓、関節などの疾患をひき起こす。現代は、多くの心身症の重要な原因の一つと考えられている。【百科事典マイペディアより】
●スピリチュアル
[一]米国で、民衆の中から生まれた宗教的性格をもった歌。ブラックスピリチュアル(黒人霊歌)・ホワイトスピリチュアル(白人霊歌)・ゴスベルソング(福音讃美歌)など。
[二]精神的な。霊的な、宗教的な。【デジタル大辞泉より】
●スピリチュアル・セラピー
精神療法。他者の手を借りて精神状態を改善し、心や体をリフレッシュすること。支持療法。・暗示療法・精神分析などがある。【デジタル大辞泉より】
●性格
日常的には生まれつきの品性という意味に使われている。characterはギリシア語の彫刻を意味する語に由来する、きわめて多義的な概念であるが、心理学では一般に人間の行動の背景にあって、個人に特徴的な行動様式や考え方などを規定している持続的な態度の系をいう。パーソナリティや気質という言葉もほとんど同じ意味で用いられるが、パーソナリティと違って性格は知的側面を含まず、動機づけや方向づけに関連する意欲的側面をさす。また気質と違って必ずしも体質的な関連や生得手来な傾向を強調せず、文化的、社会的条件への適応とも関連して、学習によって多少とも後天的な変化があるものとされる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
精神衛生(メンタルヘルス)
精神の健康の増進、すなわち精神保健と、精神障害の予防・対策の実践の総体。精神医学を中心に心理学、社会学、法律学、経済学、人類学、生物学等の諸科学が乱用される。精神医学の社会的応用の一つと考えられ、日本では国立精神保健研究所などで研究がなされている。【百科事典マイペディアより】
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精神疾患
脳の機能的な障害や器質的な問題によって生じる疾患の総称。遺伝子要因とストレス・身体疾患などの環境要因が複雑に関与して発症すると考えられ、生涯を通じて5人に1人がかかるといわれる。心の病。心の病気。◆統合失調症、双極性障害(躁うつ病)などの気分障害、適応障害、パニック障害、PTSD・強迫性障害などの不安障害、解離性障害、摂食障害、睡眠障害、パーソナリティー障害、性同一性障害、発達障害、アルコール・薬物依存症など、さまざまな疾患が含まれる。【デジタル大辞泉より】
精神分裂病(統合失調症)
精神病の一つ。2002年、統合失調症と名称が変わる。主として青年期に発病し、思考、意志、感情などの特徴的な異常を示しながら進行性に経過して、多くは特有の人格荒廃に至る。かつてE.クレベリンは早発性痴呆と呼んだが、単なる痴呆(認知症)と異なり、その本質は知能低下ではなく、精神機能の解体・分離であり、後にスイスの精神科医学者E.ブロイラー(1857-1939)が精神分裂病と命名。病院として内分泌異常やドーパミン作働性ニューロン系の異常など種々の説があるが未確定。精神的疲労やショックなどが誘因となりやすい。主観的症状として、被害妄想や、それに緊密に結びついた幻聴や異常体感(身体感覚の異常)などがあり、〈他人にあやつられる〉などの作為体験を有する。感情面では世界破滅感、恍惚や、妄想・幻覚に基づく不安・焦燥感などを呈する。客観的症状として、現実への興味・関心を失い、社会生活から離れてひきこもる。行動上でも一貫したものがなく衝動的で、空虚な笑い、独言、奇妙な動作や表情を示す。また言語表現を通じて認められる思考障害として、独特の概念崩壊があり、そのため思考全体が混乱する。病型として通常、破瓜型(破瓜病)、緊張型(緊張病)、妄想型、単一型に分類されるが、互いに移行し、境界は不明瞭。(略)【百科事典マイペディアより】
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精神療法(心理療法)
心理療法ともいう。心理的、ことに情緒的混乱に対する治療法をいうが、情緒的混乱に関する理論はいくつかあり、それらに基づいて精神療法の技法もいくつかに分れている。井村恒郎によれば4つに分類される。①支持法:相手を安心させるために説得したり、保証を与えたり、励ましたり、助言を与えたりする。環境を変えることで成果をあげようとする間接法もこのなかに含まれる。②表現法:抑圧されている不満や敵意を十分に聞き、汲取ることで発散をはかる。③洞察法:本人が自分の病理性をみずから洞察するように取計らう。④訓練法:現実の体験をやり直させることで心理的構えを修正する。なお精神療法は、個別に面接を行う場合と、集団活動で行う場合とがあり、後者を集団精神療法という。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●性同一性障害
性自認の障害。この障害をもつ人は自分がもう一方の性に属するべきだと信じている。たとえば性同一性障害の男性の場合、清浄な男性器をもって生れ、男性的な第2次性徴も生じているのに、生涯のかなり初期において女性に一体感をもち、女性にふさわしいとされるふるまいをするようになる。性的指向としては、一般に他の男性たちに魅かれる。ただし男性の同性愛者とは違って、性同一性障害の男性は他の男性たちとの結びつくを求めるうえで、自分が普通の女性のように扱われることを望む。優れた外科手術やホルモン療法の発達に伴い、何万人もの性同一性障害の男女が恒久的な性転換手術を受けてきた。この障害は男性にも女性にもみられるが、性器の再形成が比較的成功するために、男性かr女性に性転換する手術の方が一般的である。男性の場合はペニスと睾丸を除去し、人工の膣を形成する。通常は女性化を促すホルモンを使って豊胸するが、胸に移植片を挿入することもある。女性の場合は乳房切除術を受け、ホルモン治療で男性的な第2次性徴を起こせるが、人工ペニスの形成は現在のところあまり成功していない。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●セキュア・ソケット・レイアー(SSL)
secure sockets layer インターネットで、暗号化したデータを送受信するためのプロトコル。米国の旧ネットスケープコミュニケーション(現AOL)社が開発。公開鍵暗号と共通鍵暗号、デジタル署名などのセキュリティー技術を組み合わせ、安全性を高めている。【デジタル大辞泉より】
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●セクシャル・ハラスメント(セクハラ、性的いやがらせ)
〈性的いやがらせ〉のこと。略して〈セクハラ〉とも。性暴力の一つ。どこででも起こるうるが、教育機関や企業の職場でのセクハラが問題とされることが多い。昇進などを見返りとして性的な要求をしたり、身体的接触や卑猥なことばなどによって相手に不快な思いをさせることなどをいう。被害者のほとんどが女性。教師や上司からセクハラを受けても被害者は周囲に言いづらく、精神的に非常に深い傷を負うことになる。米国では法的な保護として、ガイドラインが定められている。日本でも1991年に〈性的いやがらせの防止に関する法律案要綱〉が作成されたことなどにより、これまで表面化することのなかったセクハラが社会的に知られるようになり、訴訟も増えている。企業でもビデオ教育などが徐々に行われ始めたが、1996年4月にhが米国三菱自動車製造が女性従業員に対するセクハラならびに性差別を放置したとして米国雇用機会均等委員会によって訴えられた。また大学でもセクハラ防止のため1997年9月に〈キャンパス・セクシャル・ハラスメント全国ネットワーク〉が発足。1998年3月には労働省が《セクシャル・ハラスメント防止の指針》を公布するなど、取り組みは徐々に進んでいる。【百科事典バイペディアより】
●セクハラ(性的いやがらせ、セクシャル・ハラスメント)
おもに男性から女性に対してなされる、相手を不快にし人権を真が亥する性的な言動。セクシャル・ハラスメントともいう。性的な発言とは、性的な冗談を言う、性的な事実関係を尋ねる、性的な情報を意図的に流布するなど。性的な行動とは、食事やデートに執拗に誘う、性的な関係を強要する、必要なく体にさわる、わいせつな写真や絵を配布・掲示するなど。職場においては、人事権をもつ人間が相手のいやがる言動を行い、それに反発すると解雇や降格などの不利益を受ける「対価型」と、就業環境を著しく害する「環境型」とに分類される。男性が女性から性的いやがらせを受ける事例も増え、2007年4月施行の改正男女雇用機会均等法では、男性に対せる性的いやがらせを含めて事業主が雇用管理上の対策を講ずることが義務づけられた。対策を講じず紛争が生じた場合、男女を問わず都道府県労働局長に調停などの紛争解決援助の申し出ができる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●摂食障害(拒食症・過食症)
食物を取る量と回数に偏りが生じ、拒食症または過食症になる障害。二つの症状が交互に現れることもある。家族・学校・職場などにおける人間関係のストレスから発症することが多い。青年期の女性に多く、また先進国に多い。(略)【デジタル大辞泉より】
●セラピー
●セラピスト
●セルフ・ハンディキャッピング
心理学の用語で、たとえ失敗しても自尊心を保てるように、あらかじめ自分にはハンディキャップを作り出してしまうことをいう。試験の前に、風で勉強が十分にできなかったと言い訳をして予防線を張ることなどがこれにあたる。)【デジタル大辞泉より】
●前世
●前世療法
催眠療法の一種であり、退行催眠により患者の記憶を本人の出産以前まで誘導(= 過去生退行[1])し、心的外傷等を取り除くと主張されている。【Wikipediaより】
●躁鬱病(双極性障害)
感情障害を主症状とし、周期的経過をとり、のちに人格障害を残さないことを特徴とする精神病で、統合失調症とともに二大内因性精神病といわれる。循環精神病ともいう。感情が高揚し、意欲は亢進し、志向が飛躍する躁病と、反対にふさぎこむうつ病(うつ状態)という2方向の病的感情が、日常生活からは明らかに区別される病期として交互に現れ、経過後には完全にもとの人格に戻る。発現頻度は全人口の0.4%程度で、うつ病相だけが表れる型がかなり多い。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●双極性障害(双極性気分障害)
そう(躁)とうつ(鬱)が交互に現れる精神疾患。、双極性気分障害ともいう。以前はそううつ病とよばれていた。うつ状態のみが現れるうつ病とは区別される。双極性Ⅰ型障害と双極性Ⅱ型障害に分類され、Ⅱ型はそう状態が軽いため、本人や周囲の人に認識されず、うつ病と思われていることが多い。そう状態のしょうじょうとしては、万能感、多弁、注意散漫、睡眠欲の減少などがみられ、うつ状態の症状には、憂うつ感、無関心、無感動、不眠や過眠、自己否定や罪悪感、自殺への衝動などがある。実際に自殺に至るケースもあり、入院治療や周囲の注意が重要となる。(略)病因ははっきりわかっていないが、脳内の神経伝達機構の障害によるものという説が有力。また、双極性障害を発症しやすい体質には、遺伝的要素があるという指摘もある。[編集部]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●ソーシャルスキル
《「ソシアルスキル」とも》社会の中で自律し主体的であるとともに、他の人との協調を保って生きるために必要とされる、生活上の能力。社会技能。【デジタル大辞泉より】
●ソース
●ソリューション・フォーカスト・アプローチ/解決志向アプローチ(SFA)
BFTCで研究され、スティーブ・ド・シェイザー、インスー・キム・バーグを中心に開発された心理療法。ソリューション・フォーカスト・ブリーフ・セラピーとも言う。解決志向アプローチなどと訳されている。短期療法のひとつ。【ウィキペディアより】