心のお薬になる歌(21)「君に捧げるほろ苦いブルース/妖精の詩」荒木一郎/歌
この(21)「心のお薬になる歌」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる歌(21)
◆「君に捧げるほろ苦いブルース/妖精の詩」荒木一郎/歌
昔、悩み多き時代に、荒木一郎の歌で救われました…。
大阪の梅田の地下街を歩いていたら、ミーシャの歌が大音量で流れてきました…。
暑い盛りで、力一杯歌う、ミーシャの歌声は、ちょっと、しんどいなぁ、と…。
あのターバンのような帽子も、日本人の私には、ちょっと…。
あの帽子が、彼女の真摯な深層心理を表しているようで…。テッペンにいきたい、テッペンになりたい、と…。
私は、最近、歌の上手い人が、さあどうだ、これでもか、私の歌はうまいでしょ、というような、歌手が歌う歌は、ホントのところ、ちょっと、しんどい。ちょっと、というどころか、とっても、しんどい…。聞くのが、ホント、ツライ!!!
歌って、歌手の歌のうまさを聞かせるのではなくて、その歌をしみじみと味あわせるために、聞く者の心に染み込ませるものなのではないでしょうか?
それは、決して歌がうまくなくてもいい。いえ、うまくないほうが、心にじわじわと沁み込んでくる…。
人に聴かせるのではなくて、自分の深層に訴えているような、そんな謙虚な歌手が、好きです。
決して、自分は歌はうまくない、でも、歌わないと生きられい、というような歌手が…。
だから、肩の力が抜けたような歌い方をする歌手に、私は惹かれます、
生き方でも、そうですが…。
だから、私は、演歌が嫌いなのかもしれません。
自分は歌が上手いのだ、さあ、どうだというような歌が…。
そういう意味では、前にも書いた、荒木一郎が、大好きです。いえ、彼の曲が、ですよ!
スゴイ才能の持ち主なのに、ちょっと自信のなさというか、はにかんだような歌い方も大好きです。
繊細な歌い方が、素晴らしい曲とマッチして、ホント、彼は天才だと思います。
それを、ご本人は、あまり感じていないというか、反対に、自分の価値をあまり信じていないような…。
そういう控えめなところが、とってもいいですね~。
彼の母親は、あの有名な荒木道子、父親は、評論家だそうですが、やはり、普通の家族ではないのでしょうね。
なんだか、彼が事件を起こすような、そんな環境もうなずけるような…。
彼の人間性はよくわかりませんが、とにかく音楽的才能は、スゴイ、と思っています。私は…。
人間の才能って、苛酷な環境でしか、開花しないのでしょうか。
温かい、ヌクヌクとした環境からは、スゴイ人や、天才は生まれない?
今回、ご紹介する曲は、「君に捧げるほろ苦いブルース」と「梅の実」です。
聴いていると、ついつい涙がでてしまいます。青春だったからでしょうか…。
彼の声も大好きです。ハスキーというか、ちょっと枯れた声が、心のヒダに、ジワ~ッと、染み込みます。
将来は、音楽の世界へ進みたかった、私としては、挫折感とともに、郷愁を誘います…。
それも、今は、遠い遠い夢となってしまいましたが…。
と、ちょっと、感傷的になってしまいました…。
それほど、荒木一郎hは、私の青春のヒトトキを飾ってくれた人でした…。歌が、ですよ!
本当に、「ありがとうございます」としか、いえません。
●君に捧げるほろ苦いブルース 荒木一郎
●妖精の詩
●梅の実
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。