感動のカウンセリング!(49)相談者様の言葉と本音のギャップでご自身が…。
この(49)「感動のカウンセリング!」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★感動のカウンセリング!(49)
守秘義務に則りまして、決して相談者様の特定ができないように重々考慮して書かせて頂いております。
◆相談者様の言葉と本音のギャップでご自身が…。
この「感動のカウンセリング」も次回で、50回目になろうとしています。そこで、一旦、ブログに書くのは、次回を最後にしたいと思い、有終の美を飾って、気持ちの良いセッションを取り上げようと考えていたのですが、そんな綺麗ごとで終わるのは、このブログの主旨ではないし、やっぱり、神様(?)はそんな優しい終わらせ方はお嫌いなようでした…。お知らせしたほうが皆さまの役に立つと思えば、これからも書かせて頂きます。
今回のセッションは、私のカウンセリングに対する「姿勢」というか、「ポリシー」というか、「やり方」や「取り組み方」がよく現れたセッションなので、少しでも読まれた方々の参考になれればと思い、また今回の相談者様のさらなる「気づき」となって頂ければ、こんな幸甚なことはございません。
今回のセッションで、一番難しかったことは、相談者様の「本心」というか、「本音」が、口から出る「言葉」とのギャップの差があまりにもあり過ぎて、「本音」を話されないという意味は、ご自分の「魂」にもウソをつくことで、それは、未だ真剣に問題を解決する「意志」がないということなので、ホント、ホトホト困ってしまった5時間でした…。
相談者様とのセッションを進めていくと、病気の症状ばかりに話が及び、最後には「死にたい」を連呼される…。結局、相談者様は「他の臨床心理士と精神科医のいうどちらの病名を信じているのか?」と問えば、相談者様は、「どちらも信じていないし、病気とは思っていない」と…。そう言いながら病気の症状ばかり話され、一切、原因に目を向けようとはされないのでした…。
それらの原因には、一切、聞く耳を持たず、時には、取り乱し、ヒステリー症状かと思うほどで、「帰る、帰る」といいながら、一向に、立ちあがる気配がない…。よくある会社を辞める辞めると言われる人に多い、相談者様も全く言葉の重みを理解しておられらない…。いつもの私ならば、もうとっくに、「帰って!」と言い出すところですが、相談者様のあまりの剣幕に、反対に、私のほうは、何だか、あっけにとられてしまったというか、狐に包まれたようで、「まあまあ」となだめる始末…。折角、遠方から来ていることもムゲに「帰れ!」とは言えない理由でしょうか…。
結局、イメージ療法の時間がたりなくて、イメージインナーチャイルドと本質のマンダラだけしかやれず、相談者様も、「帰る」という割には、心残りな様子だったので、私は、「次、大阪に来る機会があれば、5時間、無料でやりますから」といって、終わったのでした。
そして、その日は、疲れはてて、寝床についたのですが、ナンカ、頭がさえて、寝付かれず、相談者様が強い念を残しておられると感じ、「これはイカン」と、次の早朝、慎重に慎重に、何度も書き直して、メールを出したのでした。
私のメール
(前略)色々、考え(カムカエ)させられました…。自分の「魂」にも…。そして…。 再度、明日、〇〇日、10時から、カウンセリングを受けに来ませんか? 料金は、無料です。 但し、明日のセッションは、〇〇さん自身がこれからどうしたいのか? どう生きたいのか? を真剣に、それこそ「死ぬ」覚悟で、5時間向きあう「勇気」と「覚悟」があるかどうかですが…。 ご自分の「存在」を好きになれるかどうか、ご自分の魂というか、ご自分自身に「感謝」できるか…。そこが、「解決」の入口でもあり、また出口でもありでしょうか…。 さらに、昨日のような「セッション」になった場合は、即終わり! その時点で終了し、即、帰って頂きます。それでも良ければ、明日、1日、空けておきます。 但し、10時30分を過ぎた時点で、「来ないもの」と判断して、出かけます。 では、じっくりとお考えになり、また「覚悟」をして頂き、来たいという「意志」になれば、お越しください。明日までじっくりお考えください。「選択」は〇〇さんの「意志」で、全く「自由」です。 ご自分が選んだ「選択」の積み重ねが「今」の人生であり、それが今の現状で、それが、ずべて〇〇さん自身が「良かれ」として「選択」した「結果」なのですね。 でも、今の現状が「良かれ」でなかったら、少しは、他の意見にも耳を貸すのは、いかがでしょうか? この、メールは無視してくださって結構です。 来ても、来なくても、私は全く気にいたしません。 ただ、私が、このメールを出したかっただけですから…。〇〇さんのため、などという綺麗ごとではなく、私自身のカウンセラーの「使命」とでも申しましょうか…。 聖人君子でもない限り、一般の人は、自分のためだけにしか、生きられないのです…。子供を捨てた人間(私)がいうのですから間違いない。捨てたあと、人間としてどう生きるか? が問題なのではないでしょうか? だから、〇〇さんも、誰かのため、ではなく、ご自分のために、第一歩を踏み出して頂きたいと切に願います。 何度も書きますが、このメールの返信はいりません。 〇〇さんが、クライアントとして、カウンセラーに耳を傾ける「意志」があるかどうか、でしょうか…。 では、期待せずに、トキの流れるまで、今日を大切に、「今」を生きたいと存じます。 このメールで、またまた気分を害されたなら、お許しください。そういう受け取り方をされるのも私の書き方、不徳の致すところ、でしょうか。 |
得てして、精神科医や心療内科医を信じられないと言われる方々は、普通の一般的なカウンセラーではなく、わけのわからない(?)私のような一匹狼的なカウンセラーは、もっと理解できないのでは? そういう医者やカウンセラーを信じないという方々がこのルームには大変多くお見えになるので、私もちょっと、大変です。しかし、そういう既存の薬漬けの医療や、超時間を要する西欧カウンセリングを信用できない方々だからこそ、このルームでは劇的に変化されるのも事実なのですが…。
そして、二度目の日、がやってきたのでした。相談者様も、私以上に、バツの悪そうな様子でお見えになられました。やっぱり…。
私はそのお顔を見た途端、この人は、それほど心根は悪い人ではないんだ、ただ、表現方法が間違っているというか、相手の気持ちをもう少し考えるだけで、この人の良さも出てくるんだ! とそう、確信したのでした…。
相談者様のクセというか、問題は、ご自分の意識というか「本音」と「行動」がバラバラなので、それが今の現状に出ているのでは? また、カウンセラーが信用できなければ、このセッションも無駄では? と言うと、またまた例のヒステリー症状のようなかん高い怒ったような強い声で、「帰る、帰ればいいんでしょ」と…。威圧すれば、相手が黙るとでも思っているような、そういうクセを身に付けておられる…。
今度は、私は、もう動じない。今日は「無料」だから、という私のヅルイ本音も頭をもたげ、「本当に、それでいいの? 帰りたいの? 後悔しない?」と…。やはり、それでも椅子を蹴って、立たれない。今まで、こういうやり方で生きてきて、誰かに止めてもらってきた人生だったんだ。それが、もう誰も止めなくなっていくことの「恐怖」を感じての日々の症状では、いえ、現に、〇が家を出た結果が、それなんだ…。
でも、私も覚悟を決めて、帰りたければ、帰ればいい、もう決して、引き留めはしない! と思った途端、いつものように、スムーズにセッションは流れていき、その後は、相談者様は、借りてきた猫のようにおとなしく、従順になっていかれたのでした…。(フ~!)
因みに、先日のイメージ療法の「マンダラ」では、使命は「ガラス」から「割れ目」が、トラウマは「入院」から「お墓」が、過去は「カゴ」から「砂場」を意識して生きておられ、未来は「海」から「かばん」を望まれているのです。また、本質は、「渓谷、骨、ベンチ、骨壺、行き倒れ、人」から「男性」と出たのです。
そして、「過去」で、やっと、謎が解けたのです。相談者様は、もう人生の後半に差し掛かっているというのに、未だ、精神は、まるで幼稚な「子供」だったのです。カゴの中に閉じ込められているツライ「鳥」で、ずっとずっと「砂場」で遊んでいたかったのです。だから、幼心では、「使命」など持ちようがない。子供なら今までの行動も、全部納得できる…。
さらに、「未来」は、やっと「娘」や「家族」が出て来て、季節も「夏」で、「かばん」を抱えて「海」に「旅行」に出る願望が出て来たのです。現状から脱皮したいのでしょうね。しかし、本質の「男性」に、相談者様は、がっくりされて、「仕方がない」という感じ…。
二日目に、私は、もう一度、「マンダラ」の途中からやり直してもらい、出た「本質」というか、この場合は、「願望」といってもいいのですが、それが「お遍路さん」と出たのです。これには、ご本人も納得。
さらに、言霊カードでは、常に〇親と〇が意識の中に占めていて、ご本人は、常に大黒柱のような気持ちなのですね。正に「〇〇」としての意識で…。しかし、本心は、幼児のような意識で、さらさら大人の〇〇として生きたくはないのです。自分がしっかりせねば、という意識が焦りや強迫観念と化す…。
しかし、本当に、〇が帰ってきてほしいのならば、「帰ってきて」と素直に言えばいいのですが、それを言えないから、精神を病むような状態に陥る…。病気になったら、きっと〇は助けに来てくれるのでは、と潜在意識では思っている。いえ、それを望んでいるから病気になる…。私が先日、その「本音」を突いてしまったから、烈火の如く、血迷ったのでした…。
でも相談者様のその考えは、間違いなのです。病気になっても問題は解決しない。反対に、相談者様が、健康的に、ハツラツと、素直に、〇にご自分の「意志」、則ち、「帰ってきてほしい」と正直に伝えるだけでいいのです。可愛く、お願いするのです。頭を下げて…。「死ぬ気」があれば、できるのです。死ぬ気と「覚悟」さえあれば…。それをコンコンとお伝えして、今回のセッションは、終了とあいなりました。(フ~!)
終わった結果に、ホント、やってよかった! という感じ! 私も、あんなに後悔していたことが、まるでウソみたい!
これは、一歩、ステージを上がる、私のセッションでもあったのですね。
難しいセッションは、結局、相談者様のためというよりも、カウンセラーの成長のためにあるのでしょうね。
難しい相談者様の場合は、キッチリ、私のカウンセリングでもあるのですね。
それを、今回も、ミゴトに、教えていただきました…。
そして、あれほど意固地だった、相談者様のお顔が、ホント、優しい柔らないお顔に変わっておられた…。
もう大丈夫、と思いたい!
でも、人間の心は、コロコロと変わるものなので、安心は禁物ですが、もう元には戻らないでしょう。
少し、子供から脱皮されたようですし、さらに脱皮されるでしょうから…。
あとは、どれだけ、〇〇様に甘えられ、〇〇様を信頼されるかどうか…。
もう一度、大人になって、現実の、「〇〇」を生き直すこと、でしょうか…。
可愛く、たおやかく、ヤマトナデシコのごとく…。
そうすれば、〇〇としても生きるコトになる…。
さらに、そうすれば、ご自分の〇〇も認められるようになる…。
ヒトモノコトは繋がっているのだから…。
今世に生きる人の「使命」とは、先祖様の「思い」を慰め、癒すために、今の人生があり、その先祖様と繋がる「姓」をしっかり生き切るコトが、今の人類の最後のこの文明を生きることになるのでしょう。それができた人だけが、第五次元の「世界」に移行できるのではないでしょうか?
まずは、先祖様に感謝を! いえ、その前に、ご自分の「血」である、ご両親に感謝を!
まずは、〇〇の「縁」を、ムスビなおし、ニギリなおすこと…。
日本の「お結び」や「おにぎり」を食べるのも意味がある…。
三宅麗子の「魂」が浄化できますように…。
相談者様の「魂」に感謝!
感謝、感謝、感謝、です。
悩める多くの方々も、これを読まれて、意識が変わることを願っております。
ありがとうございました。