感動のカウンセリング!(35)〇〇と未分化できずにタレント志望を捨てきれない相談者様とは?
この(35)「感動のカウンセリング!」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★感動のカウンセリング!(35)
守秘義務に則りまして、決して相談者様の特定ができないように重々考慮して書かせて頂いております。
◆〇〇と未分化できずにタレント志望を捨てきれない相談者様とは?
今回ご紹介の相談者様は、タレント志望を諦めきれずに、また〇〇年ほど精神病で悩んでおられる方でした…。これは大変なセッションになる、1回では無理ではないかと感じたのですが、お名前からの人生をそのままに生きておられることを考えますと、今のままでは病気から抜け出せないと感じ、私も強い決心のもと、お引き受けすることにいたしました。どこまで、相談者様の真実の「魂」に迫っていけるのか、それは自分の「魂」の戦いでもありました。兎に角、厳しいセッションになるのではとの覚悟のうえて、そして、案の定…。
相談者様のお申込みの際のコメントでは、「長年精神病に悩んでおり、〇〇年ほど精神科に通い薬も飲んでおります。タレントという仕事を目指しているのですが、肝心な時にいつも病気に邪魔をされ、前に進めずにきました。諦めたら楽になるとわかりつつ、でも悔しく、諦めることができません。また、過去にいじめにあったこともあり、『いじめ後遺症』にも苦しんでおります。いじめ後遺症含め、過去のトラウマを払拭し、新しい未来に進んでいきたいです。」と書かれておりました。
でも、案の定、ここに来られたきっかけは、最初に〇〇がこのサイトを探してそれを娘に勧め、そして娘である相談者様がサイトを見て、お申し込まれてという経過ですが、実がこれが、よろしくないのですね。
要するに、他人に勧められてと言うコトは、ご自分の足で歩いておられないのです。それがネックとなって、少しでもご自分に気に入らないコトを他者が言ったりすると、「私は本当は受けたくなかったのに…」という意識が邪魔をして、殆どセッションは徒労に終わってしまうことが多いのですね。結局、自分で責任を取るコトを避けるクセがついてしまっているのですね。すべて悪いコトは周囲や他人で、決して自分が悪いのではない。私は常に「被害者」で、「病気が原因」「いじめが原因」と被害者意識に凝り固まって、そこから抜け出せないのです。
ご自分の過去の人生に於いて、それらが原因ではないというコトを意識に叩き込むコトが今回のセッションだったのです。だから、一人っ子で育てられた相談者様に私は、あえて、厳しく接するコトにいたしました。今まで厳しくされたコトがなかったのでしょう。でも「魂」はそれを望んでおられるのです。
そして、その矛盾点を付いていったのです。相談者様は、イジメに遭い、登校拒否で高校を退学していながら、通信教育で、きちんと高校卒の資格をとられているのです。なぜ、病気を患っている人がしっかりと資格を取得出来たのか? さらに、相談者様は、病気の身であるのにも関わらず、タレント志望の為に、なぜわざわざ、東京に出ていったのか? 病気ならば決して、親元を離れて遠い東京まで出て行くコトはあり得ない…。
なのに、相談者様は、〇〇年もの長きに渡って、精神病から抜け出せないと言われる。その間に、精神科の医師は、1回もカウンセリングを勧めず、ただただ薬だけで治療していたそうなのです。これも信じられない話です。薬だけで治せると信じているのでしょうか? その精神科医は…。もしも、そうであるならば、傲慢も甚だしいし、今の精神病患者が増える一方なのは当然の結果なのでしょうか?
そして、相談者様は、ご自分が、重い精神病であると信じて疑わないのですね。そのくせ、お勤めもパートですが、人材紹介会社での営業事務やテレアポ業務をされておられるのです。私がなぜ、無理して働くのかと尋ねると、詰まるところ、「自由になるお金が欲しい」ということなのです。要するに、金が欲しいので、その為には働けるのです。病気なのに働ける? 病気なのに「目的」のためならば、マトモに「行動」できる? ここが一番「重要」です! 精神病ならば、決して働けないのです!
高校の時と同じで、専門学校に入りたいために、高校卒という資格を取った、というか病気の身であっても、取ろうと決めた時は、取れたのです。だから、病気はその時は「完治」していたのです。それを意識にはあげておられない。いえ、無視しておられ、「病気」から意識をそらすことができないのです。そらせると「恐怖」だから…。都合のいい時だけ、病気になられる…。こういう方って、今はとっても多いのです。それを応援するのが精神科医かなぁ…。
そういう矛盾を衝いていくと、相談者様の、険がある目付きが段々と変わっていったのです。初対面の余りに剣がある目線と波動の悪さに圧倒されて、ちっとも「美人」とは思わなかった相談者様の顔が、セッションが進むにつれて、変化していったのでした。そして、私は思わず「あなた、石原さとみに似ているね~」というと、にっこり笑って「はい!」とすぐに返事が…。私のこれを待っていたのでしょう、彼女は…。そこから、徐々に薄皮が剥がれるように、お顔の表情が…。
しかし、失礼ながら、相談者様くらいの「容姿」の人は、芸能界には掃いて捨てるほどいるのです。なまじ、ちょっとだけ「キレイ」なだけで、「才能」というものにも今まで目を向けておられなかったご様子…。それ以上に「一人っ子」という「負の才能」が邪魔して、すべて「空回り」というか「ハキがない」現状を把握しておられないのです。才能って「愛嬌」も「気配り」も入るのですが…。要するに、芸能界で生きるには「魅力」というか、「華」というかそういう目に見えないモノがないと、結構、難しい…。目に見える美醜を超えた「何か」がないと…。「綺麗」や「可愛い」や「美人」だけでは、決して「アイドル」や「スター」にはなれないのですね。それ「プラス」、人よりも秀でた「才能」や「芸」がいる!
そして、イメージ療法の「マンダラ」をすると、相談者様の本質は「ウキウキ」と「レストラン」から「おしゃれ」と出て、使命は「おはぎ」から「ご飯」と出て、トラウマは「水」から「完治」と出て、過去は「優先席」から「バラエティ」と出て、未来は「楽しい」から「幸せ」と出ました。
本質が「おしゃれ」ゆえ、芸能界に憧れるのでしょうか? 使命が「ご飯」というのは、ご飯を食べることとは欲望の一つなので、欲望や願望に対して強い思いがある今世の「魂」なのでしょう。「おしゃれ」も「ご飯」も物質文明でしか必要のないモノなので、相談者様はシッカリと現代の社会で地に足を付けて生きて行かねばならないのでしょうね。
ここでヤッパリと感じたのは、トラウマが「完治」と出たことで、完治することが相談者様にとっては「トラウマ」となっているのです。要するに、病気が治ることがトラウマとなっていて、病気を手放すことが恐怖となっているということなのです。
さらに、カードでは、ご自分を生きておられず、〇〇の願望を叶えるために、要するに、〇〇に認められたいために、過去を生きていたと言うコトが出て来たのです。5.6年ほど前から〇〇は単身赴任で、悪い事に、現在は〇〇との二人暮らしだそうで、もろ〇〇の影響を受ける環境におられるのです。また、この〇〇がとても強い影響を与える人なので、相談者様の今ある現状も、〇〇から離れて暮らす事が一番の治療になるのでしょう…。
そして、最後のお色直しでが、病気を手放せないのは、ご自分が本当に才能があるのかないのか、いえ、それを潜在意識ではとっくに知っておられるのですが、それを認めようとされない、認めるのが怖い、というコトだったのです。
本当の相談者様の「使命」とは、何なのか? それはトラウマである「完治」、いえ、完治を手放すというよりも、「病気」など自分には「無い」というコトをしっかりと潜在意識に刻印しないと、前に進めないように感じます。
そこで、私は言いました。「あなたの才能は、一度、お〇さんに聞いてみてください。お母さんが一番よくご存知だと思いますから…」といって、今回のセッションは終了とあいなりました。母親の「モノ」として育てられた人には、いくら他人やカウンセラーが言ったところで、土台、無理な話なのですね。
今回のセッションは、母親と未分化できていない相談者様に、本当は父親との繋がりをもっともっと大切にすれば、良い人生を送れるはずなのに、それに気がついて頂くためのセッションでもありました。気のキツイ相談者様が唯一流された「涙」が〇〇の事に触れたトキだったことを思うと、もっと父親に寄り添う生き方ができれば、自然と「病気」からも遠のいていくことでしょう。本来、父親から受け継ぐのは、揺らぎない強固な人間としての尊厳に関わる「精神」なのですから…。
そして、芸能界よりも、もっと違う世界があるというコトを「悟る勇気」が、相談者様の人生に幸運をもたらすことでしょう。
厳しいセッション、本当によく耐えられましたね。ありがとうございました。
私にとっても、考えさせられるセッションとなりました。本当に、感謝、感謝、感謝…。
三宅麗子の「魂」が浄化できますように…。
相談者様の「魂」に感謝!
ありがとうございました。