直観ひとりごと(72)これほど醜いいじめの実態はない…その因とは?
この(72)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(72)
◆これほど醜いいじめの実態はない…その因とは?
先週一番気になったニュースは、大津市の中学校の「いじめ」事件です。
気になるというよりも、腹立たしいというか、憤るというか…。特に、大津市の越市長の涙は、決して、自殺した男子生徒に向けられた涙ではないような感じがする。
大津市の越市長は、「最初に十分な調査、公表ができていれば、ここまで問題が大きくなることはなかった」というような主旨の事を述べているが、その言葉は、男子生徒の死を思いやっての、良心ある発言ではない。
ただただ、問題が大きくなってしまったことに対しての、無念の感想である。まるで、自分も被害者であるかのような女々しい涙…。
なぜ、この越市長の涙が「偽」と感じるのかと云うと、
今年1月に就任した越市長は、3月に男子生徒が通っていた中学校の卒業式に出席し、自身も小学3年と中学1年時代にいじめを受け、「今までに2回死にたいと思ったことがある」と涙ぐんで告白。「いじめのない社会をつくる責任がある」と力説していた。ところが、「自殺練習」が発覚して市に抗議が殺到し、市教委の姿勢が批判されても、当初は意見を述べたり、問題解決に向けイニシアチブをとることはなかった。大津の「いじめ死」で新展開…“自殺練習”事実隠す市、沈黙続けた女性市長
市長自身も、昔は被害者側の人間である事をアピールしたにも関わらず、今回は加害者側に回っていることである…。何とも不可解としか云いようがない…。
生徒を思っての悲しみの涙と云うのではなく、きっと、悔しさ、無念さ故の涙だろう。
市長の涙は、何か、加害者の大人たち、特に、権力者同士のドロドロした、主導権闘争に負けた敗者の弁のような気がしてならない。
だから、今回の問題も、本来ならば、昨年にマスコミが取り上げていなければならなかった筈が、今頃になって、噴出したということ自体が、とっても、不可解な感が否めない…。
余りにも残忍さ、エゲツナサに対して、それを知った人達が、「人間としての怒り」を感じてしまう…。
黙っていることは、自分の良心が許さない、いえ、人間としての良心とでもいうものが…。
だから、その闇が暴かれると共に、当然のごとく、加害者(?)達の子供の名前や親の身分が公にされて、ネット上でも炎上し続けている…。
きっと、死んだ子供の怨念が、人々をそういう行動に駆り立てているのでしょう…。
これらは、決して、偶然ではないのでしょう。
この事件を知れば知るほど、大人達の醜さ、エゴが、浮き彫りとなって、益々、憤りを覚えるのは、私だけではないでしょう。
そして、自殺した子供の両親が、訴えを起こさなければ、決して、公にされることもなく、いじめた子供やその親達、また学校側、教育委員会側、そして警察関係関係者側、大津市側ともども、一切何事もなく済ませようとした事に対しての、この事件のもつ陰湿さや深い深い闇に、人間として心が震えてしまいます。
両親の訴えがなければ、このいじめは、闇に葬られていたのです…。
日本って、これでいいのでしょうか?
日本人って、これでいいのでしょうか?
人権、人権って、声高に叫ぶ人間に限って、人間である義務を無視、放棄するのでしょう。
人権を無視した者、人間の義務を放棄した者に対して、どうして、過剰に「人権」で守る必要があるのでしょうか?
解せません!
ネット上での情報ですが、加害者と云われる子供の両親は、父はPTAの役員、母は地域女性団体連合会の関係者だそうです。
これが事実であるならば、もう日本は救われない!
また、他の生徒も、PTA関連や、警察柔道部OBの両親や祖父等もいるそうな…。
まるで、一地区全体で、隠蔽隠しに奔走していた様子が目に浮かぶようですね~。
死んだこの無念は、決して浮かばれない!
そして、驚くべきことには、事件の後には、加害者の生徒は、もう既に大津市から逃げている。
権力的な親を持つ加害者の生徒は、親の云うなりというか、とっても親には従順で、身を守ってもらうのが当たり前なようで、すんなりと、安全な、近隣に逃げてしまっているのです。
そして、何事もなく、平気な顔をして、ノウノウと生活していたのです。いえ、裁判を起こされるまでは! そして、マスコミやネットで騒がれる前は…。
被害者の親も色々、中傷されているが、結局、親としては、息子の仇を討ちたい一心だったのでしょう。
心情は理解できる、これが普通の親の心でしょう?
でも、裁判を起こせない親も多いのです。
だから、いじめは、ドンドン、マスコミやネットで取り上げ、裁判に訴えるべきなのでしょう?
加害者が、何の罪も背負わず、これからノウノウと生き延びれば、もっと悪い事を悪いと思わず、平気で事を起こしてしまう危険もある、無意識で…。
自分や正しい人間なのだ、やましい事は一つもやっていないという、驕りとともに、エスカレートするのです…。
だから、今回の事件は、いじめ等ではなく、「殺人教唆」事件として、また、当事者も「容疑者」として、取り締まるべきなのでしょう。
事件の内容を知れば知る程、決して、人間のする行為ではない。加害者達の行為は…。
もし、裁判にならなかったら、そういう人間が勝組となって世の中を闊歩することでしょう。
そして、この国のエリートとなっていく…。そして、日本が崩れていく…。
そういう人間は、もはや、日本人ではない!
そういう人間に「人権」を云々する資格はない!
母親関連の「大津市地域女性団体連合会」とは、「人権を守る大津市民の会」所属で、市民の会は他に滋賀県人権教育大津研究会・部落解放同盟大津市協議会などで構成される、そうです。
本当に、これって、事実???
だったら、両親の罪も重い!!!
一体、子供に何を躾け、何を教えて来たのでしょうか? 親として…。
今回の事件は、日本の闇というか、タブーというか、そういういろんな膿がいちどに噴出したようで、今の時代だからこそ、噴き出した、いえ、噴き出せたと云えるのではないでしょうか…。
もっともっと全ての膿を、世間に公表して、日本人全体が、悩み考えないといけない事件なのではないでしょうか…。
なにはともあれ、自殺した男子生徒の成仏を、心から祈ります。
この世に全ての怨念を忘れて、どうか、安らかにお眠りください。
あれから、もう10ヶ月になろうとしています、ほんとに長かったですね~。
人間の魂は、あの世で生き続けるモノとこの世に30年ほど留まるモノがあるという…。
どうか、ご両親のお父様、お母様、裁判もいいですが、お子様の成仏も、日々念じてあげてください。
それが、一番の供養ですから…。
安らかに…。
そして、人間は、自分の起こした事には、きっちり責任を取る、これが一番大事で、これは出来ない人が多すぎる。だから、
天罰が下る所以でもある、のでしょうか?
加害者やそれらの関係者の猛省を、切に願ってやみません。