直観ひとりごと(112)日本人の錦織圭選手の心をわかるのは~
この(112)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(112)
◆日本人の錦織圭選手の心をわかるのは、同じ心が通じるアジア系のコーチが…。
「Nishikori!!」「Go!Kei」と米国のファンが口々に叫ぶ。
テニスの錦織圭選手自身初、日本初、アジア初の4大大会決勝進出が遂に実現した瞬間だった。
錦織選手は、「何が起こっているか分からない」…。
8度目の4大大会制覇を狙う世界1位のジョコビッチに打ち勝ち、前人未到の舞台にたどり着いた瞬間だった。
この錦織選手の快挙の蔭には、マイケル・チャンのコーチの存在が大きく貢献していると言われる。
マイケル・チャンは台湾系のアメリカ人で、粘り強く拾いまくるフットワークを持ち味とし、
シングルス自己最高ランキングは2位の、錦織選手にとっては、申し分のないコーチだった。
げんに、チャン氏が錦織選手のコーチについてから、心技体が目立って充実したそうです。
「集中力」、「強い心」、「執念」などの精神面が強化されて、今回の快挙となったのでしょう。
でも、日本人の皆さん、喜んでばかりはいられませんよ。
なぜならば、これら精神力は、かつての日本人は、別の他の国の人に教わらなくても、
生まれつき備えていたモノだったのではないでしょうか?
かつては、日本人の十八番(おはこ)であり、お家芸とも言われたのですから…。
一体、いつから精神面を、どこかのだれかの教えてもらわないと、勝てないようになってしまったのでしょうか?
チャンコーチは、錦織選手のコーチになる前に、錦織圭の「メンタルの弱さ」を指摘して、ひと言、言ったそうです。
『とにかく過去を忘れなさい』と…。
錦織選手は2011年バーゼル大会の決勝直前、対戦相手を『昔から憧れでワクワクする』と言い完敗したが、
それを聞いたチャン氏は、「あのコメントは大きな過ち」と指摘して、
憧れのフェデラーに本気で勝つ気がなかった錦織の気持ちをズバッと突いたのです。
対戦できるだけで、大満足してしまった、選手には、勝利の女神も微笑まないのです。
これが、人間の深層心理なのです。
錦織選手は、はなから、決勝相手のフェデラーに勝てるとは想像できなかったのです。
だから、奇跡は決して起こらなかった…。
奇跡は、自分の意識で起こすもの…。
繊細な心理状態、特に日本人の繊細すぎる心理は、西欧文化で育った人には、理解できないのでは?
チャン氏は、幸い、日本人びいきである元台湾人だそうなので、
錦織選手の気持ちや弱点などもしっかりとつかめたのではと思います。
同じ黄色人種でも、漢民族は、西欧思想に近い民族性です。
そういう意味では、日本のサッカーチームが良い成績を上げられないのは、
同じ民族や近い民族から選ばれない監督のもとでのプレーを強いられるからではないでしょうか?
サッカー協会の幹部たち自身が日本人を深層心理では劣等感をもち卑下している証では?
だから、大事な場面では、勝てないのです。
井の中の蛙、負け犬根性を払拭するには、日本人を尊敬している国の人を監督に…。
それは、余談として、錦織選手の決勝の勝敗は五分五分と思います。
チャン氏も初の優勝なので、ひょっとして、チャン氏が優勝を意識しすぎると、
プレッシャーになり、苦戦を強いられると思います。それは十分にあり得ることでしょう。
準決勝までは、ある意味、押せ押せムードでいけたのですが、
優勝となると、いろんな思惑が絡み、
選手とコーチの息が、ぴったり合うかどうかが一番の課題となるでしょう。
今回は、チャン氏に試練ともいえるでしょう。
なにはともあれ、初優勝同士の選手対決なので、どちらが勝ってもおかしくない状態です。
あとは、その場の観客が、どちらの選手を応援するかによって、
勝利を引き寄せると思います。
そういう意味では、日本人は、過去の経験からすると、受けが良いようです。
かつて、日本人のスポーツマンシップがウィンブルドンで称えられことがあるそうです。
1920年、ウィンブルドン世界選手権に日本人として初出場した清水善造は、
アメリカのビル・チルデンと、準決勝で対戦し、
清水選手は、転倒したチルデン選手にあえて「やわらかなボール」を返して、
その結果、潔く負けたのです。
やっぱり、日本人って、素晴らしいのですよ。
西欧文化が入ってきて、おかしくなっちゃった!!!
心の病気や悩みでお苦しみの、日本人のみなさん!
心を鍛えるとは、
『とにかく過去を忘れなさい』。
窮地に陥ったら、心に、「柔らかなボール」を…。
今の今の一瞬に意識を集中して、生き切ること、でしょうか。
なにはともあれ、錦織圭さん、ガンバレ!!!
そして、日本人の誇りをありがとう!
ただ、彼のスポンサーのユニクロが、
日本に貢献するよりも中国に貢献していることが、ちょっと、
きになりますが…。
くれぐれも、錦織選手は「世界の錦織圭」になっても、
ユニクロのようには日本を裏切らないでほしいです。