直観ひとりごと(262)藤井棋聖の凄さの秘密とは?
この(262)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直感ひとりごと(262)
◆藤井棋聖の凄さの秘密とは?
史上最年少の17歳11カ月でタイトルを獲得した藤井聡太氏は、将棋界の素晴らしいしきたりに育てられたといっても過言ではないでしょう。
なにはともあれ、おめでとうございます。
戦った菅井竜也八段には、本当にご苦労さま、お疲れさまと心から労いの言葉をかけたいです。
まだ18歳にも満たない高校生の藤井さんが、全く親の存在を感じさせないで、正々堂々と戦う姿勢に、一般社会では珍しい将棋界の厳しさを私は痛感させられました。
いえ、これが、かつての日本人の社会だったのでしょうね。
15歳で元服して、大人の仲間入りを果たすという昔ながらの武家社会の到来を彷彿とさせるのは、この将棋界だけなのでしょうか。
若い人が活躍する芸能界では、人気が出ると必ずといっていいほど、親が顔を出し、さらに兄弟姉妹までテレビ等で出演して、一家こぞって、人気者の仲間入りをします。いえ、マスコミがそうさせます。
でも、将棋界では、そういう兆しが全くない! 全く親が全面に出て来ないのです。かつての7冠を達成した羽生九段も親の影が感じられなかったように思いますが…。
今回の藤井棋聖にも全く親の存在がないのですね。
これが、本当に、勝負師の世界というか、厳しいプロの世界を彷彿とさせますし、私たちもそれをツヨク感じます。
藤井棋聖も、親も兄弟姉妹も、お互いが甘えない、甘やかせないという、何か強い意志が感じられますが、それは将棋界そのものの厳ししきたり故でしょうね。
日本の伝統の凄さを見せられたよう…。
将棋界でも芸能界でも、本来は、きっちりとお金を稼く、独立したプロ中のプロとして、ひとりで、正々堂々と働いているのだから、わざわざその親が雑誌やテレビで出てくるのは、ちょっといかがなものかと感じていて、その不自然さを、今回の藤井棋聖の存在で、マザマザと感じさせられました。
そして、そのプロの姿勢に、清々しさと、厳しさを垣間見せられて、これが本来のプロとしてのあるべき姿なのだと、イタク納得した次第です。
それは、年齢や若さなどには全く関係がなく、その人がプロの世界で活躍するには、全く親に存在や影は不要だということを…。
そして、一切、マスコミに顔を出さない親や家族の存在に、かえって、藤井棋聖を支える強い「絆」を感じてなりません。
彼の偉業は、今までの軟弱な日本社会の構造にも変化を与えることになるでしょう。
将棋界の厳しさと凄さを各界に広げましょう。
日本の国が独り立ちするキッカケとなるような、そんな未来を感じます。
これからは、若者がドンドン活躍する時代。
そして、高齢者や中堅層なども、ドンドン意識を若くさせて、若返る必要があります。
いえ、年齢に捉われない、何でもチャンスとして前抜きに生きる意識が必要でしょう。
藤井棋聖の存在は、そういう老化の一途をたどるん日本の国や日本人全体に、大きな気づきを与えたことでしょう。
藤井棋聖 ありがとうございました。
皆さん、年齢に捉われない人生を…。
そして、親離れ、子離れする勇気を…。