直観ひとりごと(341)イギリスと日本に見る、政治家の潔い引き際とは?
この(341)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(341)
◆イギリスと日本に見る、政治家の潔い引き際とは?
イギリスのリズ・トラス首相が20日、突然の辞任を表明しました。
首相就任からまだ一ヶ月ほどしかたっておらず、なんともあっけない幕引きとなりました。
それについてあれこれ言うのはたやすいのですが、私にはその辺の事情はよくわかりませんので、なんとも言えませんが…。
ただ、一つだけ言えることは、リズ・トラス首相を責める前に、彼女を首相にしたイギリスの政界や、政治家たちが責められるべきでしょうね。
そして、もう一つ、私は、トラス氏を責めるに忍びないと思っていることが…。
なぜならば、彼女の引き際は、とっても潔いというか、清々しいと感じたからなんですね。
昨今には見当たらない、なんか、シッキリした感じが…。
人間、何が一番、大変かと言えば、一旦、頂点にのぼり詰めた人間が、それにしがみつかずに、即、辞めるというのは、本当は、なかなかできることではないのですね。
特に、政界の政治家においては…。
多くの人は任期を延長してまでも、トップの座に座り続けるというコトも起こりうるのですから…。
人間がひとたび権力を握れば、殆どの権力者の成す行為が、権力の椅子にしがみつくことかも?
日本でも、トップでない大臣であっても、その椅子にしがみついて、醜態を演じている政治家もおりますが…。
その人とは、経済再生担当大臣の山際大志郎氏ですが…。
人は、自分の人格を落としてまでも、そんなに大臣の椅子が惜しいものでしょうか?
周囲の家族や親戚は、辞めることを進言しなかったのでしょうか?
私は、まったく、解せませんが…。
与党も野党も、政治家たちが、もしも自分の身に起れば、山際大臣と同じように醜態を演じるからでしょうか?
「明日は我が身…。」
政治家って、これほど姑息な人が多いのか?
一旦、手にした権力は、自分からは、手放すことができないのか?
政治家って、いえ、日本人って、それほど誇りがない?
そんな人々に、この国を守れるのでしょうか?
だから、ダンダンと政治家が尊敬されなくなった…。
いえ、反対に、内心はバカにされたり、軽蔑されたり…。
だからこそ、イギリスのリズ・トラス元首相の辞任表明には、私には、有る意味、拍手を送りたいのですね。
普通であれば、もっと権力にしがみついてもおかしくないのですから…。
そういう意味で、トラス氏の行為に、潔ささえ感じるのは、私だけでしょうか?
男性と女性では、考え方が違うのでしょうか?
本日、やっと、山際大臣も、辞意を表明したそうですが…。
「遅かりし内蔵助」の感が免れない…。
岸田総理の指導力に疑問があるのかも…。
あまり政治のことは書きたくないのですが、今回の山際大臣の振る舞いは、日本人として、ちょっと恥ずかしいというか、寂しい感じがいたします。
結局、辞めるのであれば、もっと早くに辞めていれば、自分の名誉だけは守れたはずなのに…。
たとえ、地位がなくなっても、名誉だけは守れたはず!
それが、地位も名誉も、誇りさえも、無くなってしまったのでは?
でも、人間、死ぬ気で、どん底からやり直せば、きっと、何とかなる! ハイ! 何とかなります!
幸い、山際氏は、獣医師の資格もお持ちなので、今後は、動物に愛情を注いで、良心的な獣医師として生きていっていただきたいと思います。
権力にまみれた政治家よりも、動物の命を救う獣医師のほうが、崇高な職業だと思いますが…。
これからは、獣医師業界で、トップに立っていただきたいと願ってやみません。
人に石を投げつけるような批判は簡単ですが、それをしてしまえば、私も、五十歩百歩!
人を責めずに、人間として、一国民として、見守るのも、なかなか難しいことではありますが…。
人は、人として、そういう色んな人から、勉強させてもらっているのでしょうね。
人間を辞めるまで、そう、死ぬまで…。
そのために、世の中に、多くの人々が存在する、意味がある、のかなぁ~。
というワケで、今回のトラス氏の潔さに、乾杯!
そして、山際氏の辞任表明に、乾杯!
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。