直観ひとりごと(338)安倍元総理の「国葬」にあなたは賛成? 反対?
この(338)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(338)
◆安倍元総理の「国葬」にあなたは賛成? 反対?
遂に、安倍晋三元総理の「国葬」が、明日の9月27日、日本武道館にて、執り行われます。
賛否両論の中、あなたは、国葬に賛成? それとも反対?
直ぐに、答えられる人は? 即答できる人は?
私は、なかなか、すぐには、答えられません。どちらともいえる…。
私の心の中では、賛成50%、反対50%でしょうか。
でも開かれる限りは、粛々と、と言いたいのはやまやまですが、なかなかそうともいかないようですね~。
膨大な経費が伴う中で、国民の殆どが、すっきりとは迎えられないのは、やはり…。
暗殺の真相が解明されるに従って、国民の間では、国葬に対して、ますます複雑な心境になりつつあるのも否めない…。
安倍元総理が国葬に値する総理大臣であったのか?
というよりも、暗殺される原因となった真相に、国民はなんとも忸怩たる思いが…。
安倍元総理が、あの、旧統一教会に協力していたなんて?
多くの国民は、なんか、裏切られたような感じ…。
だから、国民に、賛成か、反対かと、問いかけても、なかなか答えはでない…。
もしも、元々、暗殺されるような原因を、安倍元総理がつくらなかったら…。
さらに、もしも国葬でなかったら、どういう葬式になったのか?
それは、国民葬か? 自民党合同葬か?
でも、ほとんどの国民は、国葬と、国民葬と、自民党合同葬との違いは、よくわからないのでは?
よくわからないからといって、理に叶わない葬儀をごり押しして行うのは、決して、民主主義の国ではない?
いやはや、なんとも皮肉なことが…。
なんとなれば、岸田首相は、「聞く力」をアピールしていた総理ではなかったでしょうか?
それが、今や、国民の意志を「聞かない力」を発揮しだした…。
この国葬が、安倍元総理の葬式だけを、真摯に行うというのではなくて、変な思惑が絡んでいるから、それを察知する国民は、なんか、不純さを感じて、心がザワザワするのしょうか?
純粋に、安倍元総理をあの世へ送る儀式ではないような…。
そこに、政治家たちの厭らしさが感じられる…。
それは、とりもなおさず、死者に対して、冒涜する行為ではないでしょうか?
もしも、国葬と決めたトキに、不満や反対が噴出するのを、岸田総理は予測できなかったとすれば、総理大臣としての資質を疑いたくなる?
そういう疑問や不満に真摯に、向き合って、それらを払拭してくださることが、「聞く力」の総理大臣としてのやるべき義務ではないかと思います。
私自身は、暗殺されたという点においては、国葬でもいいのではと思っていたのですが、その真相をテレビなどで知るにつれて、やはり、国葬はよくないのではとも…。
その国葬を見て、腹立たしい感情を持つ人や、怒りに震える人や、嘆き悲しむ人も、また少なくないと思うから…。
一体、旧統一教会に苦しめられた、元信者の方々は、あの国葬を見て、一体、どういう思いになられるのでしょうか?
そして、本当は、一番大事なことは、当の安倍元総理が、国葬を望んでいないのでは?
さらに彼の遺族の方々なども、望んではいないと思いますが…
当事者の安倍元総理が、あの世で、一体、何と思っているのでしょうね~。
きっと、自分にはそんな資格はないと、困惑されておられるのでは?
何となれば、戦後、総理大臣で、国葬が行われたのは吉田茂元総理だけなのですから…。
あの、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作元総理でさえも、国葬ではなく国民葬だったのですから…。
ここで、佐藤元総理の名前が出るなんて、なんか、不思議な感じがしています…。
戦後、唯一の吉田元総理の国葬は、なんと、佐藤元総理が仕切ったそうですが、安倍元総理とその佐藤元総理は親戚関係にある…。
なんとも因果というか、不思議な因縁を感じてなりません…。
無念な死に方をされた安倍晋三元首相の葬式だから、本来ならば、日本国民全員が、粛々と迎えてあげたいと思っていた人は多いはず…。
なのに、国葬と決まった途端に、ザワザワとした雰囲気が起ってしまい、とっても残念です。
そういう意味で、私は、なぜ、国葬ではなくて、国民葬や自民党合同葬にしなかったのか、岸田総理に聞きたいのです。
なぜ、国葬なのか? なぜ、国民葬や自民党合同葬ではいけないのか?
きっと、それは、岸田総理自身が国葬を行いたかった…。それは、歴史に残るから…。
岸田総理自身が、注目されるから?
因みに、過去には国葬令があったそうですが、戦後に失効されたようです。
暗殺で総理が国葬になるのならば、過去にも、暗殺された総理は、伊藤博文、原敬、高橋是清、濱口雄幸、犬養毅、齋藤實の6名がおられます。
皇族以外で国葬が行われた総理大臣は、伊藤博文、山縣有朋、松方正義、西園寺公望、吉田茂の5名です。
そして、総理大臣で、暗殺された人で、国葬が行われたのは、伊藤博文、たったおひとりです。
暗殺された人は、たくさんおられるのにもかからわず、伊藤博文のお一人だけです。
でも、伊藤博文が国葬というのは、なんとなく納得いたしますが…。
最後に感じることは、今回の安倍元総理が暗殺されたことによって、その原因が、これほど大きくクローズアップされて、またまた旧統一教会が、国民に知らされたことは、安倍さんは、死をもって、罪を償なわれたのでしょうか?
祖父の岸元総理からの因縁を払拭し、そんな政界を清浄にするために、安倍さんは死をもって、私たち国民に知らしめたのでしょうか?
私は、何とも不思議な感覚がしてなりません。
決して、偶然ではなく、やはりこれも必然なのでしょうね~。
安倍元総理の国葬に対して、反対が増えるにつれて、山上徹也容疑者に同情が集まっているのも、なんとなく日本国民の感情としては当然なのでしょうか。
それは、「悪を憎んで人を憎まず」という正義感というよりも、旧統一教会に対する嫌悪感が…。
公の人、特に、政治家は、自分の身は自分のものではないという意識をしっかりもって、国民のために尽くさねば…。
だから、政治家の一挙手一投足は慎重にしなければなりません。
それが嫌ならば、政治家にならなければいいだけなのですから、ねっ!
そういう意味で、今回の国葬と決まってしまった明日の行事は、私は日本国民として、粛々とした気持ちで、真摯にテレビを観たいと思います…。
盛大にすればするほど、それとは、裏腹に、きっと、空しい気持がこみ上げてくるかもしれませんね~。
葬式は、お祭りではないのだから、ひっそりとしめやかに行うのが日本人の心には叶う…。
世阿弥の「秘すれば花なり」が…。
なにはともあれ、
安倍晋三さん、どうか、安らかにお眠りくださいませ。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。
注)
●国葬とは、国家にとって特別な功労があった人物の死去に際し、国費で執り行われる葬儀のことである。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)