感動のカウンセリング!(3)人間って本当は外見と中身は違う、本人が一番騙されるという…。
この(3)「感動のカウンセリング!」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★感動のカウンセリング!(3)
守秘義務に則りまして、決して相談者様の特定ができないように重々考慮して書かせて頂いております。
◆人間って本当は外見と中身は違う、本人が一番騙されるという…。
久々に大変なカウンセリングとなりました…。だから、私のセッションに来られた意味があるのでしょうか?
今回の相談者様は、屈折した印象から普通の人生ではないと感じたのですが、やはり〇〇の方でして、その怨念は〇〇に向けられていて、ご自分ではもうとっくに解決したと頭では割り切っておられたのですが、さにあらず…。
その相談者様は、お電話でのお声からして、大変な過去の持ち主か、或いは過酷な経験をされているのか、年齢よりも老けた感じで、声に苦労がにじみ出ているという方でした…。
しかし、ドスのきいた声の割には、一度決めたセッション日を変更されたりで、ちょっと想像とは違うアンバランスな雰囲気だったので、意外と内面は繊細なのではと…。 だから、悩みも人一倍多いのではと…。果たして5時間で、真実のご本心と向き合っていただけるかどうか、ちょっと、不安もよぎったのでした…。
案の定、お声の通りの、とってもアグレッシブな感じの、見てくれは、ちょっと、怖い感じの相談者様でしたが、私は、決して、外面的な雰囲気に捉われないようにと念じながら、セッションを進めていくように心がけました。こういう外見が怖い人の方が、本当の魂は清いということも…。
既に、色々なところで勉強されているらしく、専門用語もポンポン飛び出し、私の質問にも、そんなことはもう解っているのにというようなぞんざいな態度に、私はとうとう匙を投げて、「今日のセッションは、きっと成功しないと思うし、その自信がないので、お金はいらないので、もう終わりにしましょう」と…。
相談者様は、最初は本気にしなかったようで、私が何回も、「帰ってほしい」と言うものだから、ちょっと、おとなしくなって、「せっかく来たのに、今さら帰るわけにはいかない」と、何とかご自分に言い聞かせているようでした…。想像した通り、本当の心根は、気の弱い、とっても優しい方なのです。
今まで、きっと、赤の他人に叱られたことも注意されたこともないようで、まして、お金を払うのだから、優しくされて当たり前のカウンセラーに、拒否されたことが、若干、戸惑っているような、腹立たしいような、プライドを傷つけられたような、そんな複雑な雰囲気が、その言葉からもうかがえました。「カウンセリングに来てまで、説教されるなんて」と…。
私は更に「だから、私の言葉を説教としか受け取れないから、どんな会話をしても、もう無理なんですよ」と指摘すると、相談者様には、微かな変化が…。きっと、説教としか取れない自分に、始めて気がついたというか、今まで想像もできなかったのでしょう。「自分の考え方がおかしいなんて、ウソ?」という感じが…。
帰る意志がない相談者様に、若干の期待をして、私は、続けるしかないと覚悟を決めて、相談者様の訴えるコトに、耳をとぎすましました…。相談者様の顔には、「ここで帰ってしまったら、自分はもうダメだ」という悲想感で、その本質はとっても繊細で、優しくて、ご自分では殆ど気付いていないだけで、周囲からのイメージを押し付けられて、無意識に、強いイメージを演じているだけなんだと…。
聞きながら、きっと、相談者様は、今まで他人から強く叱られたり、指摘された経験はないのでは? また、弱みを見せない強い生き方を強いられてきたのでは? という思いに至りました…。それは取りもなおさず、愛情を持って叱ったり、接してくれる人が、相談者様にはいなかった…。〇〇の〇〇〇〇であっても、〇の〇からも、真の〇をもらえなかった、いえ、本当は、ご自分も〇を与えなかった…。
そして、相談者様の言い分は、「自分がどんなに不幸な生い立ちで、どんなに〇〇からひどい仕打ちを受けたのか、そして、今、抱えている問題も、全て、自分には、何が原因かも、はっきり分かっているし、それを克服するような勉強もしっかりやってきたのにも関わらず、心の満足が得られないのは、何で?」と言われる…。
相談者様は、私が想像した通り過酷な生い立ち(在日)なので、私が、やっぱり、〇〇の問題が大きな要因となっているのではと感じ、それを指摘すると、「〇のことなんかで悩んでも今さらどうにもならないし、そんなことは、もうとっくの昔に悩んだことで、今はもうとっくに解決していることなんだ!」 と強い口調で否定して、「それが問題ではないのに、やっぱり、先生も同じ考え方しかできないのか?」と…。
相談者様が、インナーチャイルドに興味があると言いながら、子供時代の事、特に〇〇の事には触れることを拒否されるので、私は、しかたなく、現在の事に、話を戻し、現状の悩みを色々聞いていると、相談者様は、「親から50万円借りた」と当然のごとく、云った事に私が、「何か変?」と心に引っかかり、それを指摘したのです。
私は、「あなたは、自分の親は、親らしい事をひとつもしないと言うが、だったらなぜ、尊敬もできない親から、お金など借りたのか? 裕福な親ならまだしも、貧乏な親から、なぜ、命の次に大事なお金を、あなたは平然と、当たり前のごとく、借りたのか? 気に入らない親なら、一切借りてはダメ! 自分一人で生きてきたような、偉そうなことを言っても、きっちり、困ったら親を頼っているではないの! それだけでも、親を悪く言う資格なんて、あなたにはない! お金を貸すということが、親があなたを愛している証しではないか!」と…。
私の鬼のようなセリフ(?)に対して、相談者も負けていない! 借りてから、親からどんなひどい仕打ちをされたとか、ああだ、こうだと、もう自分を正当化することに必死な様子…。でも、私は、もはや、動じない。「それでも、あなたの親なんだ」と…。「必死で50万円、あなたの為に工面した親の方が、親の悪口を言いつらう、あなたよりはよっぽど、ましだし、人間らしい! 借りたあなたが負け、悪い!」と…。こういう心の吐き出しのセッションはとても大事なのです。お互いの本音と本音がぶつかり合うのは、結構、あとが残らないのです、かえって…。うわべだけの綺麗事ではすまされないという心からのアタックが時には、必要な時もあるのですね。
すると、相談者様は、「やっぱり、私のほうが悪いのか?」と、始めて気がついたような、素直な態度になられたのです…。だから、私は、「本当は、悪いとか負けとかではない、あなたは両親から愛されていたし、親も、本当はもっと素直に愛したかったけれど、日本での過酷な環境で、それもままならなかったのでしょう…。」両親の辛さを思うと涙が出る…。ついつい、鬼(私)の目にも涙が…。そして、相談者様の目にも涙が…。
その後、徐々に、相談者様はご自分の本当の悩みと対面されていったのです。相談者にとっての真の問題は、〇〇〇〇〇でもある〇〇に〇〇としての心情(思い)をぶつける事をきっちりすべきだという事を…。いくら、強がっていても、〇〇りで生きてきても、やっぱり〇は〇〇、優しい面を素直に〇〇〇〇〇にぶつける必要があったのです。
決して、インナーチャイルドの問題でも、両親の問題でも、〇〇〇〇〇の問題でも、その〇〇〇〇の問題でも無いのです。それらは解決の糸口を見つける手段であっても、決して根本の問題ではないのです。本当の問題はそれらの底に、深層に隠れて、ちっとやそっとでは見えない深い深い闇があって、それを自覚する勇気がないということなのでしょう…。潜在意識っていう奴は、本当に魔物…。
でも、荒治療のお陰(?)で、それが一瞬ながら垣間見えたのです。相談者様の悩みでもあり、願望が…。今から、それを表面上に顕在化するのは、ちょっと、大変でしょう。なぜなら、今まで無意識に演技(?)してきた、〇〇りの生き方を、急に、〇〇的な可愛い生き方に180度変えないといけないのですから…。真の〇として生きないといけないのですから…。ちょっと、気恥ずかしいし、かっこわるい。でも、本当は相談者様は、そういう生き方をしたいのです。できる事ならば、〇にどっぷり頼って生きたかった…。その葛藤で苦しんでいた…。でもそれに気がつくのは怖かった…。本来ならば、そういう〇〇しい(?)自分を絶対認めたくない。それが諸悪の根源でしょうか。
相談者様は、そういう〇〇的な生き方は自分には無理、向かない、ダメとして、今まで必要以上に、意識して、正反対に、生きてきたのですから…。ちょっと、大変です。でも、もうそういう方向転換をしないと、これからは生きられないということも、解っているのです、潜在意識では…。賢い相談者様だから…。背中を誰かに押して欲しかっただけなのです。私は、ちょっと、強く押しすぎたきらいはありますが…。私も、中途半端には押せないタチで、ついつい、強く推してしまうのです…。愛の鞭でしょうか…。
往生際の悪い相談者様に、私は最後のトドメで、「あなたの悩みは決して周囲が原因ではない、すべてあなたの考え方で起こっている、だから、それを変えれば、スムーズに生きられる。自分の人生は、自分で引き寄せているのです」と…。「それを手放すのも、抱えて生きるのも、あなた次第。私の意見にいくら反論しても、私は、かまわないし、困らないのです、みんな、あなたの問題なのです。私の心の問題ではない、あなたの〇〇に対する接し方、考え方の問題。他の問題として処理したいのでしょうが、それでは決して解決にはならないのです。〇〇を信じて自分を委ねられないのは、要するに、自分をも信じていないから、〇〇の中にも飛び込んでいけないのです、〇〇に心から託せないのは、やっぱり、自分が問題なのですよ」と…。
そして、波乱万丈の5時間が終了し、まだ納得できないようなそぶりの相談者様をしり目に、「終了」と言い渡したのです。これ以上、話を聞くと、また、もとに逆もどりし、堂々巡りに陥ることは、経験上目に見えていたので、きっぱりと、終了宣言したのでした…。以前の二の舞は踏むまいという強い覚悟のもと…。5時間と決めたら、それを実行するのも、プロとしての責任なのですね。
後は、相談者様が、日ごろの生活において、その覚悟を実行して頂くしか、スベはありません。カウンセリングや心理学に興味を持つのもいいですが、やっぱり、そういうコトに逃げ込まず、きっちり、地に足をつけて、愛する人と、ドロドロになってもしっかり、心を通わせて、生きていって頂きたいと願っています。
今回の相談者は、心根が素直というか、外見は強そうに見えても、本質は、とっても繊細で優しい気性の持つ主なのです。一番それに気が付いていないのが本人で、それが全てのネックになっているのです。だから、私は、それに焦点を当てて、〇〇らしい本質に目を向けるお手伝いをしたのですね。ちょっと、荒治療ではありましたが…。幸せになって頂きたいと願ってやみません。
お幸せに…。
相談者様が、帰られてから、私は、何をする気も起きず、思わず、ソファーにぶっ倒れたのでした…。5時間で1回きりは、やっぱりキツイ…。
でも、頑張るしかありません、それは感動の気持ちが、最後に残るからにほかなりません…。
感動に巡り会いために、これからも、真摯で、カウンセリングをさせて頂こうと心に誓ったのでした…。
感謝、感謝、感謝!!!
三宅麗子の「魂」が浄化できますように…。
相談者様の「魂」に感謝!
悩める多くの方々も、これを読まれて、意識が変わることを願っております。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。