心のお薬になる本(40)『薬が病気をつくる』宇多川久美子/著
この(40)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(40)
◆『薬が病気をつくる』宇多川久美子/著
『薬が病気をつくる』の著者宇多川久美子氏は、薬を扱う薬剤師でありながら「薬を使わない薬剤師」として話題の方です。
こういう人が出てくるコトが医療業界の問題を現しているとも言えます。
薬の害が、叫ばれていますが、中々薬を手放す人は増えません。
『薬が病気をつくる』宇多川久美子先生(薬を飲まない薬剤師)ダイジェスト版ワールドフォーラム2014年5月→(you tube)
本日、ご紹介する本の著者宇多川久美子は、薬を取り扱う職業の「薬剤師」の方です。
薬の隅から隅までご存じの方が、見るに見かねて書かれた第三弾目の本が、この本『薬が病気をつくる』なのです。
一段目は、『薬剤師の私が実践する 薬に頼らず健康に暮らす27の習慣』。
二段目は、『薬剤師は薬を飲まない』。
面白いことに、タイトルがだんだんと過激になっていますが、これは、やっぱり、薬を信奉する人が一向に減らないために苦肉の策なのでしょうね。
薬を飲まない私などは、薬を過信する人の気心がわかりませんが、日本は昔から、「富山の薬売り」という名称にもある通り、16世紀中頃から越中に薬種商の唐人の座ができたことで、薬を「善」とする歴史がずっと続いております。
昔は、「薬」は、「草かんむり」に「楽」と書いて、その原料は、薬草からつくられていたのでしょうが、その後、西洋医学が導入されて、化学物質でできた「薬」にとって代わっても、人々の意識は、そうそう、変わるのは容易ではありませんでした。
その流れは今だに続いていて、薬と効けば、「万能」のように錯覚している人々も、中々なくなりません。
しかし、様々な、「薬は悪」という本が出版されるに至って、人々の意識は、徐々に、変化の兆しが見えてきていますが、まだまだ薬害は後を絶ちません。
そんな世相を反映してか、この本は、薬剤師が書いた、過激な「薬拒否」の珍しいタイトルに、多くのマスコミが話題にして「発売たちまち5万部突破!」だそうです。
この本は、「健康診断で病人に認定され、薬で病気になる-。そんな生き方は、もうやめませんか。薬剤師の著者が、薬の怖さや薬が氾濫している背景を明らかにするとともに、「薬に頼らずに健康に長生きできる身体」のつくり方を解説します。」という紹介がされています。
そして、「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に薬。誰も言わない、薬、医者、医療の本当のこと。本当に人を健康にする答え。薬剤師、栄養学博士だからこそ知り得た本当の意味で、健康的な生活を送る方法。」と明かされています。
テレビのチャンネルをひねれば、必ず薬のCMが目に飛び込んできます。また、保険会社の広告もそれに後を追っています。すべて、人々の不安をあおる戦略です。最近では、心の悩みまで、きっちり、薬会社がスポンサーについています。
薬を用いれば、「即、良くなる」という宣伝文句に、惑わされない人のほうが異常な錯覚を覚えます。それほど、薬に毒されたのが、この日本国なのです。
薬が悪いと言いますが、本当は薬も被害者なのです。悪いのは、すべて、それを操る「人間」の仕業です。なんか、薬が悪い悪いと書くと、人が不在な感じで、悪いのは人ではなくて、薬という錯覚に陥ってしまいます。
この世にすべての物質には、「善」も「悪」もないのです。お金と同じです。それを用いる人間の意識の問題なのです。
だから、それを用いる側の人間に操られない意識が、重要で、それがすべての人間に試されていること、なのですね。
決して、人の委ねてはいけないという意識を強く持つことを知らしめるために、「神」は「薬」というモノをこの世に存在させたのかもしれません。
この世に人間としての「生」を持ってい生まれた人々は、自分以外の人間に、「命」や「魂」を委ねてはいけないということの現れなのでしょう。委ねる時は、もう「人間」としての尊厳も資格も放棄したことと同じなのです。後は、「羊」のごとく生きねばなりません。誰かの生贄としての存在に…。
だから、「薬」が人間としての、自立した人生を送るかどうかの「踏み絵」なのかもしれません。
そう考えてみると、この世には、いかに「踏み絵」が多く散らばっていることでしょう。
その誘惑から逃れるために、私たちは、一日一日を、人間らしく、健やかに、楽しく生きる努力をするべきなのでしょうね。
皆さん、人間には「神」から与えられた、健全な肉体と精神が、生まれた時から備わっているのです。それを100%信じ切ることが、病気にならない「生き方」なのです。
「病気」を意識すれば、必ず、「病気」が人間にまとわりついてきます。
「健康」も意識すればするほど、「病気」から離れられません。健康を意識するということは、この世に、健康とそれに対立する「病気」という概念を認めることになるからなのです。
それから逃れるには、何も意識しないことです。「健康」という言葉も「病気」という言葉も、自分の意識の概念からなくすのです。そうすれば、自分が健康であるのか、病気であるのかは、もうどうでもいいことなのです。
そして、自分の寿命の尽きるまで、一瞬、一瞬を命がけで生きることが「神」からの託された使命なのでしょう。
この本『薬が病気をつくる』は、そういう薬が蔓延する世の中に、最後のお知らせとして、神からの贈り物でしょうか。
カウンセリングで薬の害を訴えておりますカウンセラーとして、宇多川久美子さんが、勇気をもって出版されたことに、感謝致しますとともに、無事に使命を全うされることをお祈りいたします。
ありがとうございました。