心のお薬になる本(26)『心の病に薬はいらない』内海聡/著
この(26)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(26)
◆『心の病に薬はいらない』内海聡/著
著者内海聡氏は、兵庫県出身の内科医で漢方医でもあり、NPO法人薬害研究センターを設立されています。ちょっと過激な言動も一部の人から批判されていますが、問題にされている主旨には私は賛成です。医師が自分の業界を問題提起するコトに意義があると思います。
精神薬の怖さをいくら訴えても「焼け石に水」の感があります。
私のセッションのお見えの相談者様の殆どが、精神薬を飲まれている現状を目の当たりにするにつけ、健全な人たちがどうしたらこの薬害から免れるのかを考えると、目の前が真っ暗になってしまいます。
自分だけは大丈夫という無防備な安心感からか、薬に対する昔からの「常備薬」なんていう概念があるからか、日本人の意識は、至って「薬善説」に立って考えられている。
かつての日本人は、薬といえば、西洋薬の化学薬品という捉え方ではなく、昔ながらの民間薬といえば漢方薬の意識が強く、なかなか「悪」や「怖い」という意識を持てないでいる。
その傾向は、お年寄りに強く、薬をたくさん出す医師が、「良いお医者さん」というイメージが今でもまかり通っているのが現状なので、その人達に育てられた子どもたちも自ずから、「薬信奉者」になるのは当然といえば当然なのでしょう。
そういう「薬は善」とお考えの方で、特に、心や精神が不安定と感じている方には、どうか、こういう本『心の病に薬はいらない』内海聡著を少しでも多くお読みください。
目からウロコがおりますし、もう、怖くて薬を手放すきっかけになれば幸甚です。
また、本ばかりではなく、msnニューズなどでも取り上げられています。
~向精神薬の依存症に翻弄された2人…漫然とした使用が危険招く~【ルポ】ヘロインより危険…向精神薬「今もサングラス」「商店街で奇行」用法や用量を守れば、統合失調症や鬱病などの治療に効果がある向精神薬。しかし使用者の甘い考えや、医師の安易な処方により、依存症に陥る患者の割合が増えている実態が明らかになった。(msn 2013.5.8)
~向精神薬で薬物依存症に陥る患者が増加 12年間で割合倍増~ 新薬、安直な処方…受診の抵抗感が薄れ精神科などで処方される向精神薬の服用で薬物依存症になった患者の割合が、平成12~24年の12年間で約2倍になったことが7日、国立精神・神経医療研究センター(東京)の調査で分かった。(msn 2013.5.8)
くれぐれも、飲む前には、必ず、何の薬を飲むのかを、しっかり医師に聞いて下さい。そして、形のないモノ(心)は、決して、形のあるモノ(薬)では治らないということを、肝に銘じてください。
そして、心の悩みや精神でお悩みのかたは、なぜ、そういう悩みを持つのか、を一から見つめることが大切だと思います。見つめる力をつけることが解決の一歩となります。