「カウンセリング」の心理学関連用語集(A~Z)
この頁は、「カウンセリングの心理学関連用語集(A~Z)」の頁で、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子のサイトです。
この頁の主な項目は、
「AC、ADHD、AS、BN、BPD、DV、EMDR、NLP、OCD、PD、PDD、PMS、PMT、PTSD、QOL、SFA、SSL、SST」等々です。
精神科に行く前にお読み頂きたく、この頁を作らせて頂きました。溢れかえる情報にふりまわされないために、どうか、これらの知識を「心配」を取り除く「道具」としてお使いくださいませ。
また、病気でお苦しみの方は、こちらの頁【「病気」って何?「精神障害、精神病」って何?】→もご覧くださいませ。
★心理学関連用語集(A~Z)「潜在意識の本質と使命の心理カウンセリング」
独自の用語や心理学用語や精神医学用語やスピリチュアル等々の概念が定まらない用語がたくさん出回っていますので、心理学関連用語集(A~Z)としてまとめています。
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●AC(アダルト・チルドレン)
(adult children)本来はアルコール依存症の親に育てられた子供が、自己の抑制を余儀なくされた結果、自我の健全な発達は阻害され、何らかの心的外傷(トラウマ)をかかえたまま成人した状態を表わす。1980年代からよく使われるようになったが、今日ではさたに広義に、両親の離婚や親による虐待など、いわゆる機能不全に陥った環境の中で育った者も含める。感情を抑圧したまま育った結果、せいじんしても自分に自信がもてず、他人に懐疑的になり、ひどい場合はには自分自身も子供に対してかつて親と同様の態度をとったりする。アメリカのB.クリントン大統領が自分もアダルト・チルドレンだったと告白し話題になった。【ブリタニカ国際大百科事典より】
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●ADHD(注意欠陥多動性障害)
《Attention Deficit/Hyperactivity Disorder(ADHD)》幼児期に現れる発達障害の一。不注意(物事に集中できない。忘れ物が多い)、多動性(落ち着きがない、じっとしていられない)、衝動性(突飛な行動を取る、順番を守れない)などを特徴とする。脳の器質的または機能的障害が原因とされる。注意欠陥・多動性障害。注意欠如・多動症。◆多く、年齢が上がるとともに多動の症状は減少するが、不注意と衝動性は成人になっても残る場合があり、これを成人ADHDという。【デジタル大辞泉より】
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●AS(アスペルガー症候群)
自閉症(幼児自閉症)に似た社会的相互作用(相互差世魚)の門だを特徴とする神経生物学的な障害。知能と言語の発達は正常である。1944年に初めてこの症状を記述したオ-ストリアのいシ、ハンス・アスペルガーにちなんで名づけられた。自閉症や特定不能の広汎性発達障害PDD-NOSなどの症状を含む自閉症スペクトルラム障害の一つとみなされている。1万人中およそ2人に症状が現れ、男児の発生率は女子の約3~4倍に上がる。通常、認知に大きな問題はみられず言語発達の遅れもないが、自閉症の子供と同様の反復的な行動パターンをとり、他者と視線を合わせることを避ける、微細運動ができず不器用な印象を与える、特定の事物に執着する、といった特徴を示すことが多い。アスペルガー症候群の原因は不明だが、画像検査により、患者の脳の特定領域に構造的・神経学的な異常が認められることが認識されている。最も適した治療法は、社会的スキル・新態協調機能、コミュニケーション能力の向上を目的とする早期介入法である。【ブリタニカ国際大百科事典より】
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●BN(過食症、神経性過食症、神経性大食症)
(Bulimia nervosa)摂食障害の一種。心理的な原因から、食べるにはいられない状態。太り過ぎ、食べては吐くなどの症状がある。拒食症の反動として起こることもあり、思春期の女性に多い。神経性大食症。【デジタル大辞泉より】
食欲が異常に亢進し、多量の食物を摂取する状態。内分泌異常、視床下部障害、精神・神経異常による接触中枢の機能亢進が原因。神経性大食症。【広辞苑より】
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●「神経性大食症【明鏡国語辞典より】」へ→ -
●BPD(境界性パーソナリティー障害)
(borderline personality disorder)パーソナリティ(いわゆる性格)が極度に偏り、著しい苦痛や機能障害をきたしたもの。従来は人格障害と呼ばれていたが、人格評価的なニュアンスがあるため、より価値中立的なこの訳語になった。妄想性パーソナリティ障害、反社会性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害、回避性パーソナリティ障害、依存性パーソナリティ障害、強迫性パーソナリティ障害などがある。うつ病などほかの病気の経過中には、パーソナリティ障害かのようにみえる状態を呈することも少なくない。パーソナリティ障害と診断するためには、少なくとも成人期早期から持続していることを確認する必要があり、ある断面だけを見てパーソナリティ障害という診断を下すことはできない。情動や人間関係の不安定さを主な特徴とする境界性パーソナリティ障害の患者は、その多くがトラウマ体験をもっていることから、パーソナリティ障害ではなくトラウマ関連障害として再分類する動きもある。【現代用語の基礎知識より】
●「境界性パーソナリティー障害【デジタル大辞泉より】」へ→ -
●DV(ドメスティック・バイオレンスの略)
家庭内暴力。家族間で発生する暴力や破壊行為、暴言など(英語でドメスティック・バイオレンス、略称DV)をいうが、①親の子に対する暴力、②夫婦間の暴力、③子の親に対する暴力などがある。日本では1960年代から主に③のケースをこう呼んだ。家庭内暴力をふるう青少年の多くは家庭外では暴力をふるわず、この点でいわゆる非行青少年とは異なる。原因は幼児期からの親子関係など多くの要素が複雑に絡み合っていることが多い。①は児童虐待(幼児虐待)と呼ばれ、米国では1960年代から問題とされ、近年は日本でも幼児遺棄、放置などの事例が増えている。原因として親の不仲や経済的理由のほか、核家族化や地域社会の人間関係の希薄化なども考えらえる。②は1970年代のフェミニズム運動を契機に欧米で社会問題となった。日本でも夫から妻への身体的・心理的・性的暴力が問題とされ、妻からの離婚申立理由の上位に夫の暴力があげられている。日本で2001年成立した〈配偶者暴力防止法〉〈配偶者からの暴力の防止および被害者の保護に関する法律。DV防止法と通称〉にもとづき、配偶者暴力相談支援センターが自治体に設けらえ、また被害者が重大な危害を受けるおそれがある場合、裁判所は加害者に接近禁止命令と退去命令を出すことができる。【百科事典マイペティアより】
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●EMDR(イーエムディーアール)
EMDR(イーエムディーアール、Eye Movement Desensitization and Reprocessing)は、眼球運動による脱感作および再処理法の略称で、フランシーン・シャピロ(英語版)により開発された心理療法。比較的新しい治療技法であり、特に心的外傷後ストレス障害 (PTSD) に対する有効性で知られている。なお、発案当初は EMD (Eye Movement Desensitization) と呼ばれており、1990年にEMDRと命名された。 【ウィキペディアより】
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●NLP(神経言語プログラミング)
神経言語学を応用した心理療法。【リーダーズ英和辞典より】
●「神経言語プログラミング【Wikipediaより】」へ→ -
●OCD(強迫神経症、強迫性障害)
非常理であることを患者自身よく知っているある観念(強迫観念)が意識を占有してしまい、そのばからしさに気づいて中断しようとするができないところから、正常な理性的判断とこの病的意識と闘いに悩み苦しむノイローゼの一種。器官神経症と区別し、精神神経症の一つとされる。強迫観念は、つまらない考えであることがわかっていながら頭にこびりつき、それを払いのけよう、あるいは忘れようとすればするほど、かえってより強く意識されるようになり、どうにもならない状態になるもので、強迫神経症では、患者はこの葛藤から逃れるために、ばからしさ、無意味さを承知しながら強迫的にある行動を繰返す場合が多い。たとえば、手指に病原菌がついているのではないかという異常な観念のために、始終手を洗うといった強迫行為を繰り返すことなどがみられる。このように、強迫症状は強迫観念と強迫行為とに区別できるが、両者は互いに対をなすものが多い。単独にみられる場合には、しばしば脳障害の症状であることがある。[懸田克躬]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
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●「強迫性障害【デジタル大辞泉より】」へ→ -
●PD(パニック障害)
思い当たる原因はないが、突発的に強い不安や動機、めまい、呼吸困難など、多くの身体的・精神的な発作に襲われ、死の恐怖や自分自身をコントロールできない症状を起こすこと。アメリカ精神医学会のsんだん・統計マニュアルでは、こうした発作のうち4つ以上の症状が10分間続けて起こる場合、と定義されている。患者は75~100人に1人といわれるが、強迫神経症や不安神経症と似た症状もみられるため、医師によってはこれらの病気と診断するケースもある。最近では、脳の画像診断の技術が進歩したため、パニック障害の原因は神経系の機能異常であることもわかってきた。治療は薬物療法が中心だが、なかなか治らない場合は行動療法も行われる。米国のパニック障害研究所(The Panic Disorder Institute)によると、パニック障害によって脳卒中、心臓発作、高血圧などを発症するリスクが高くなり、患者の3分の2は重症な鬱廟を抱えている。また、いつ発作が起こるかわからないため、フルタイムで働いている患者は半数に過ぎず、日常生活に支障をきたしているケースも多い。【百科事典マイペディアより】
●「パニック障害【日本大百科全書(ニッポニカ)より】」へ→ -
●PDD(広汎性発達障害)
(pervasve developental disorders)知的障害を伴う自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群・レッド症候群・小児期崩壊性障害などを包括した発達障害の総称。対人的な反応に障害があって場面に素ℒクシた適切な行動が取れない、言語・コミュニケーション障害がある、想像力障害があり興味や活動が限定的で強いこだわりがある、反復的な行動(常同行動)を取る、などの特徴をもつ。PDD。自閉症スペクトラム障害。【デジタル大辞泉より】
●「広汎性発達障害【【家庭医学大事典より】】」へ→ -
●PMS(月経前症候群)
(premenstrual syndrome)月経周期の後半に始まり、月経の開始とともに治まる病気。いらいら・怒り・憂鬱・不安・集中力の低下・無気力・眠気・不眠などの精神的症状や頭痛・乳房の張りや痛み・下腹痛・肌あれ・むくみ・肩こり・便秘などの身体的症状のうち、複数が同時に現れる。排卵後の黄体期に始まることkら、月経周期に伴うエストロゲンやプロゲステロンなどの分泌の変化が関与していると考えられるが、詳細な原因は不明。精神的症状が特に重い場合は、PMDDとして区別される。月経前症候群。月経前緊張症(PMT premenstrual tension)。【デジタル大辞泉より】
●「月経前症候群【日本大百科全書(ニッポニカ)より】」へ→ -
●PMT(月経前緊張症)
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●PTSD(外傷後ストレス障害、心的外傷後ストレス障害)
(Post Yraumatic Stress Disorder)心的外傷後のストレス障害。1995年(平成7)の阪神・淡路大震災後、被災者に多数みられた。思いがけないときに不安が増大し、不眠が続き、ささいなことで反応を示す。DSM-Ⅳ(アメリカ精神医学会で定義している精神疾患の分類と診断の基準)では、「外傷後ストレス障害」とされ、死を身近に感じるほどの危険や恐怖あるいは無力感に出会い、こうした苦しいできごとの記憶を反復して、再体験(想起)したり、夢にみたりするほか、集中困難な状態になったり落ち着きがなくなったりするものをいうとされてきた。フラッシュバック症状もみられるとしている。症状の持続状況が3か月以内のものを急性PTSDといい、3か月以上持続するものを慢性PTSDといっている。これに対して急性ストレス障害(ASD)は、同様な危機的状況を体験したあと2,3日から最長4週間以内に発症・持続するものをいい、周囲に対する中尉の減弱や現実喪失感のほか、離人感(自分が自分でないように感じるなどの状態)も起こるとされている。災害直後はもとより、半年を経てなお精神変調が続くものも多いので、精神意学や心理学の専門家だけでなく、看護師や保健師、ケースワーカーなどがチームを組んで治療が行われることが望ましい。子供の場合は学校や保育園、幼稚園の教師や保育士などが治療を担当するが、症状は千差万別でマニュアルどおりの対応は不可である。近年では事件・事故が起こるたびに、ASDを含むPTSDの発症が憂慮され、メンタルケアの重要性が指摘されている。症状の個々に対応するケアではなく、その人の全存在にかかわる問題に直面しているという理解に基づいてケアにあたる必要がある。(略)[吉川武彦]菅野泰蔵著『カウンセリング解体新書』(1998・日本評論社)▽西沢哲著『トラウマの臨床心理学』(1999・金剛出版)▽松下正明・浅井昌弘ほか編『外傷後ストレス諸王が亥(PTSD)』(2000・中山書店)▽藤沢敏雄編『トラウマ―心の痛手の精神医学』(2002・批評社)』【日本百科全書(ニッポニカ)より】
●「外傷後ストレス障害【百科事典マイペディアより】」へ→ -
●QOL(クオリティ・オブ・ライフ)
生活の潤いや生きがい、あるいはアメニティamenity(人々に快適さを与える便益や環境)といったものにかかわる概念で、いわゆる国民総生産GNP思考とは対立するもの。J.K.ガルブレイスは「生活の質の改善こそ経済学の最高の目標となるべきである」としたが、こうした考え方はK.G.ミュルダールやE.J.ミシャンなどの反主流派経済学者によっても強く主張されていた。貨幣的に表示されるものではなく、福祉国民所得NNWあるいは純国福祉の指標として具体的に表されることが多い。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●「クオリティ・オブ・ライフ【【ブリタニカ国際大百科事典より】】」へ→ -
●SFA(ソリューションフォーカストアプローチ/解決志向アプローチ)
BFTC(Brief Family Therapy Center)で研究され、スティーブ・ド・シェイザー、インスー・キム・バーグを中心に開発された心理療法。ソリューション・フォーカスト・ブリーフ・セラピーとも言う。解決志向アプローチなどと訳されている。短期療法のひとつ。【ウィキペディアより】
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●SSL(セキュア・ソケット・レイアー)
データを暗号化し、セキュリティを高め、インターネット上で送受信するための通信規約(プロトコル)。ブラウザーとサーバー間を暗号化するsecure sockets layerの頭文字をとった略称。インターネットで広く使われているホームページ上の画面入力情報の送信や、ファイルをサーバーにアップロードし、ダウンロードするときのデータに対して、暗号化鍵やデジタル証明書などのセキュリティ技術を組み合わせることで安全性を高める。会員制サイトなどに登録する際の個人情報や、ネットでショッピングする際に必要なくれぞっとカード番号、企業機密にかかわる情報などを安全に送受信するための不可欠な通信規格となっている。利用者はURLが「https://~」と「s」が入っていることで、利用しているサービスはSSLを導入していると判断できる。[編集部]【日本百科全書(ニッポニカ)より】
●「セキュア・ソケット・レイアー【デジタル大辞泉より】」へ→
●SST(ソーシャルスキル・トレーニング)
〘social skills training〙ソーシャルスキル(社会技能)を身につけるための訓練。幼児教育や発達障害の指導、統合失調症のリハビリなどに利用される。ソーシャルスキルズトレーニング【デジタル大辞泉より】