「カウンセリング」の心理学関連用語集(ハ行)
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1、心理学関連用語集(ハ行)。
ここでは、「は(ハ)~ほ(ホ)」の用語を集めています。
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カウンセリング歴30余年の新大阪の心理本質カウンセラー&本質セラピスト&メンタルコーチ三宅麗子が誠心誠意セッションさせて頂いております。
★心理学関連用語集(ハ行)「潜在意識の本質と使命の心理カウンセリング」
●覇気
①覇者になろうとする気性。積極的に立ち向かおうとする意気。かちき。②やまき。野心。【広辞苑より】
●箱庭療法
1929年、M.ローエンフェルトによって創始され、D.カルフが発展させた心理療法の一つ。砂の入った箱と人、動植物、怪獣、乗物、建築物などのミニチュアを児童に与え、自由に遊ばせる。くくりだされた箱にはには、制作者の考えや感情など内面的なものが具象的・直接的に表現されているとし、また箱庭を継続してつくることにとって、それらが象徴的に整理、統合されると考える。その課程を体験することで、制作者自身の自己治療力によって心理的な葛藤を解決することができるという。当初はおもに情緒障害児童の治療に用いられていたが、現在では重篤な事例や成人にも適用範囲が拡大している。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●ハコミセラピー
1970年代末にアメリカでロン・クルツ博士によって確立され、仏教と道教の教えに哲学的基礎を置き、カウンセリング、フォーカシング、ゲシュタルト療法などの心理療法を統合することによって生まれた心理療法。「ハコミ」とはアメリカ先住民のホピ族の言葉で「日常のリアリティのさまざまな側面に対して、あなたはいかに参画しているのか(How do you stand in relation to these many realms)」という意味で、心理学的には「あなたは誰ですか」という意味になる。【心理学より】
●パーソナリティー障害(人格障害)
人格(独自の行動傾向や心的傾向をあらわす統一的全体)に偏りや異常があって、周囲に迷惑をかけたり、危害を加えたり、自分自身を苦しめたりして、社会生活に支障をきたす障害、人格障害。【デジタル大辞泉より】
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●発達障害(神経発達症)
子供の発達途上において、生体の機能の一部が成熟しないでとどまっている状態。広汎性発達障害・学習障害・注意欠陥多動性障害(ADHA)・知的障害・発達性言語障害・発達性協調運動障害などがある。神経発達症。【デジタル大辞泉より】
●バツイチ
離婚歴のある男女、離婚を一回経験した人のことをやゆして言ったり、自虐的に自分のことを言ったりするときに使う。戸籍謄本の記述欄には配偶者を書き込む欄があり、離婚するとそこに朱線で✕で消されることから。現在はコンピューター管理のため、戸籍に✕がつくことはない。【現代カタナカ語辞典より】
●波動
①波。波のような動き。②空間的にも時間的にも変動するような場の運動。同じ時刻に場の量が同じ値をとる点から成る面を波面といい、波面の球または平面のとき球面波・平面波という。場の量がベクトル量のとき、このベクトルが波の進行方向に平行ならば縦波、垂直ならば横波と呼ぶ。【広辞苑より】
●波動(オカルト)
波動(はどう、英: Vibration)は、サイエンス・フィクション (SF)、伝統・代替医療、オカルト、疑似科学のラジオニクスなどで使われる生命力エネルギーの概念のことである。多くは、世界は単なる物質と、それと等価の既知なるエネルギーの態様のみではなく、何らかの未知なるエネルギーの態様が存在していると捉えている。【波動(オカルト)ウィキペディアより】
●波動説(波動論)
低気圧の発生を、大気中の前線上の波動の発生に起因するものとなす学説をいう。波動論ともいい、正確には、低気圧波動論または寒帯前線論という。温帯低気圧の発生や発達は、寒帯気団と熱帯気団の境界面(寒帯前線)にしょうずる不安定波によって説明され、天気図上でもそのふるまいが定性的に検証されて総観気象学を発展させた。この学説は、1919年ノルウェーのベルゲン学派の提唱に基づくものである。[股野宏志]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●パニック障害(PD)
パニック発作を頻繁に引き起こす疾患のこと恐慌性障害ともいう。アメリカの精神診断分類(DSM)第4版(1994)では、不安障害の一つとしている。状来は不安神経症といわれた。急に強い不安や恐怖にかられ、激しい動悸、息切れ、発汗、吐き気やめまい、胸苦しさなどを感じるのがパニックの症状である。逃げられない場所にいるという「広場恐怖」を伴うことが多い。混雑した駅やデパート、電車、アス、エレベーターの中などで突然、極度の不安や恐怖にかられる。頻度は人によりまちまちで、1日に何度も起こることもある。症状から、最初は心臓の病気を疑うが、検査では異常がなく、パニック障害と診断されるケースが多い。まじめできちょうめんな性格の人に多いとされる。心理的、新態て来なストレスが引き金となり、交感神経が興奮し、神経伝達物質アドレナリンが過剰に分泌されて起こる、とみられている。人込みにでるのが不安になり、交度王や生活が狭められる可能性があり、うつ症状がでたりすることもある。(略)[田辺功]『貝谷久宣、不安・抑うつ臨床研究編『パニック障害』(1998・日本評論社)▽米国精神科学会著、日本精神神経学会監訳『パニック障害(米国精神医学会治療ガイドライン)』(1999・医学書院)▽竹内竜雄著『パニック障害 追補改訂版』(2000・新興医学出版社)』【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
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●パラノイア(偏執病)
偏執病ともいう。妄想を主徴とする精神病で、情動・意志面の障害は少ない。多様な定義があり、たとえばE.クレペリンは、内因性に発病し、慢性に発展する妄想体系を示し、それ以外の症状や人格変化を全くきたさない疾患であるとした。そのほか統合失調症(精神分析病)や躁鬱病との関係がいわれることもある。なお、偏執狂(モノマニア)は偏狂ともいい、一つの物事にだけ異常な執着を示す精神症状をいう。【百科事典マイペディアより】
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●パワースポット(エネルギースポット)
霊的なチカラが満ちているとされる場所。1990年ごろからのオカルトや超自然主義の流行に伴って使われだした。【デジタル大辞泉より】
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●パワハラ(パワーハラスメント)
職場でのいじめや嫌がらせ行為の総称。パワハラと略してよばれることが多い。法令や判例などによる定借した定義はないが、厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」は、職場のパワーハラスメントw「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係のどの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為」と定義している。メンタルヘスルの研修・コンサルティング会社、クオレ・シー・キューブ代表取締役の岡田康子(1954- )が提唱した概念とされる。適用基準があいまいなため、セクシャル・ハラスメントに亜kンする判断基準(状況、場所、加害者の地位、当事者間の問題、継続・反復性、被害者の対応、共謀関係など)に照らして判断されることが多い。職場だけでなく、職場の延長とみなされる場での行為も該当する。上司だけでなく、同僚が集団で無視するなどの行為も該当する。口頭以外にメール、電話、手紙を使ってのいじめや嫌がらせ、机をたたく、ゴミ箱をける、相手に仕事を与えないなどの行為もパワーハラスメントにあたる。可が医者は名誉棄損、侮辱罪の刑事責任を問われる場合があり、民法の不法行為や労働契約違反も成立することがある。加害者を雇用している木魚王がパワーハラスメントを放置した場合、職場環境調整義務違反に問われ、加害者やその上司への懲戒処分などが求められる。加害者に自覚がなく指導と思いこんでいるケースが多く、対処法としては、記録を残し、行政機関など外部への告発が有効とされる。[編集部]
。【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●反社会性人格障害
社会的義務・ルールを無視して、他人を思いやることをしない。激しい攻撃性を示し、冷淡な無関心を示す。その行為は一般的社会通念からは逸脱しているものであり、矯正しにくいのが特徴的。他人を責め、行動異常についてもっともらしい言い訳を述べ、逃れようとする傾向が見られる。【[精神医学の基礎知識]キャリカレより】
●反面教師
●ひがむ(僻む)
①ねじける。ひねくれる。特に、物事をすなおに受け取らず、自分に不利であるとゆがめて考える。②ひがむようにする。まげる。まげて受け取る。【広辞苑より】
●引きこもり
自宅あるいは自室に引きこもって社会生活をしないまま年単位の時を過ごす状態。厚生労働省の定義では、社会的参加を回避し、6ヵ月以上にわたり家庭にとどまり続けている状態をさす。統合失調症、うつ病、強迫性障害(強迫神経症)、パニック障害(不安神経症)などでもそのような状態になるが、精神障害がなくても起こる引きこもり状態を社会的引きこもりsocial withdrawalという。病名ではなく一つの総合的な状態につけられた名称である。若年層だけでなく30代以降にも多くみられ、対人恐怖、強迫症状、家庭内暴力、不眠、抑うつ気分、自殺願望、摂食障害などの症状も現れる。不登校をきっかけにs長お気て来な引きこもりになる例も少なくない。統合失調症、うつ病などが原因と考えられれば薬物療法なども有効であるが、そうでなければ専門家による精神療法、本人や家族に対する支援など日常的かつ長期的なケアが必要となる。保健所、全国的な親の会などに相談窓口がある。2010年に全国15~39歳の5000人を対象に内閣府が行った実態調査では、ほとんど外出しない狭義の引きこもりと、趣味の用事のときだけ外出しる準引きこもりを合わせた広義の引きこもりは役70万人と推計された。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●ヒステリー
ギリシア語で支給を意味する言葉で、古代には婦人病と結びつけられていた。18世紀にはJ.M.シャルコーらが催眠術によって治療しようとした経験から、ヒステリーは暗示のよって生じ、暗示によって消える心身の機能障害と考えられるようになった。その後、産業社会化や戦争という状況で、要求や願望と結びついた機能障害が多数みられ、賠償神経症、戦争神経症などの概念が生まれた。他方、19世紀から始まった変質説は、20世紀に入ってもヒステリー性格という概念を進め、性格における自己顕示性が強調された。また、精神分析の専門家は、自我防衛のために抑圧した本能的衝動から生じた無意識の葛藤が象徴的に顕現したものと考え、この機制を転換conxersionと名づけた。ヒステリーには、器質的裏づけのない運動麻痺や知覚麻痺、知覚過敏、振戦、盲、聾、内臓症状なども伴う。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●ピーターパン・シンドローム
大人になることを拒み、現実から逃避する傾向のある現代男性の症候群。米国の心理学者ダン・カイリーが1983年刊の同名著書で定義した。【デジタル大辞泉より】
●ヒプノセラピー(催眠療法)
催眠療法(hypnotherapy)とは、催眠を用いる補完・代替医療の一種である。被暗示性亢進を中心に、催眠現象が持つ様々な生理的・心理的特性を利用し、多様な治療が行われる。心身の回復、同化の促進、緊張の解放、不安感情の低下などが期待され、心理的興奮やストレスが関わる心身症、身体疾患や医学的処置の苦痛など精神科リエゾンの領域でも利用される。自己洞察や行動変容の促進にも用いられる。【Weblio辞書より】
●ヒーリング
●広場恐怖
何かが起きてもすぐに逃げられない場所や(出口が遠い場所、広い場所、電車の中、飛行機)、誰からも助けてもらえそうにない場所(一人きりの空間、何もない広い野原など)にいるときに、際立った恐怖を感じ、それを避ける行動が目立つもの。【「精神医学の基礎知識」キャリカレより】
●不安
恐ろしいものに脅かされているという感情。現実に恐れる対象がはっきりしている恐れとは異なり、その原因は本人にも明瞭でない。また、不快な刺激に基づいて獲得され、回避反応の学習にあずかる2次的動因となる。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●不安障害(不安神経症、恐怖症)
《どんな病気か》強い不安や恐怖感が特徴である神経症性障害が不安障害で、不安神経症、恐怖症を含む。パニック発作、広場恐怖などの症状が現れることもある。パニック発作とは、突然、強い不安感、脅威・恐怖感などが始まり、まるで「破滅が目の前に迫ってきている」ような状態になってしまうことで、この発作中には、動悸、胸痛、胸部の不快感(胸が苦しい)、息切れ、呼吸困難(息が苦しい)、のどに物がつまるような感覚といった自覚症状が出現する。実際に呼吸器の病気があるわけではないので、生命の危険は本来ないが、息が苦しい感じが強まると呼吸が激しくなり、過換気症候群にいたることもある。また、胸痛が強まり、心臓が悪いのではないか(子のまましんぞ王が止まってしまうのではないか)という不安にとらわれてしまうと心臓神経症と呼ばれることもある。広場恐怖では、必ずしも広い場所がこわいという意味ではなく、具合が悪くなったとき、逃げることのできないような場所(たとえば、電車の中、とくに急行など停車駅の少ない電車や、エレベーターの中などの狭いところ)、助けを得られなかったり、恥ずかしい思いをしたりしてしまうのではないかと心配になるようなところ(人ごみのなかや、人のたくさんいる広い場所)などの、慣れた場所から離れた、孤立した状況で「発作がおこるのではないか」という不安を抱いてしまい、これらの場所や状況を避けてしまうこと。このために、家から一歩も外に出ないですごすようになったりする。さらに、発作が出ていなくとも、「また発作がくるのではないか」と不安になる「予期不安」も症状の一つ。不安障害にもいくつかの種類があり、このパニック障害と広場障害によって特徴づけられる。大きく分けると、「広場恐怖のあるパニック障害」「広場恐怖のないパニック障害」「広場恐怖があってパニック障害のないもの」があり、またこれらとは別に、「全般性不安障害」と呼ばれるものがある。これは、パニック発作や広場恐怖がはっきりしないものの6か月以上持続して漠然と不安・心配な気持ちでいるケースをさす。●どう対応すればよいか―不安障害の発作は、前述のように、「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖感がともなうことがあるので、救急車で病院に駆け込んでくるケースもみられる。しかし、周囲の人間がいっしょになって不安になってしまうと、ますます本人の不安を強めてしまう。不安障害の発作であることがわかっているならば、身体医学的に心配はないとはいえ、本人の苦痛・不安は耐えがたいもので、そのうらさを共有・理解してあげると同時に、身体的には心配いらないという考えを忘れずに、あわてることなく、本人のからだや手を押さえてあげるなどして安心感を与えるようにする。そして、ある程度落ち着いたら医療機関を受診するようにする。(略)【家庭医学大事典より】
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●不安神経症(不安障害、恐怖症)
神経症の一種。明白な現実的対象のない漠然とした恐怖などの不安な状態の持続や発作を主徴とする。一般に動悸、呼吸困難、心気症状などを呈し、発作では悪心、嘔吐、頻尿、身体の種々の部位の疼痛などもきたす。(略)【百科事典マイペディアより】
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●フィードバック
①ある機構で、結果を原因側に戻すことで原因側を調節すること。電気回路では出力による入力の児童調整機能、生体では代謝・内分泌の自己調節機能など。②物事への反応や結果をみて、改良・調整を加えること。③顧客や視聴者など製品・サービスの利用者からの反応・意見・評価。また、そうした情報を関係者から伝えること。【デジタル大辞泉より】
●フィーリング
感覚、感情、知覚、感受性。外界刺激を感受したり、他人の言動を知覚すると同時に自分の感ずる快適、不快などの気持ちをいう。その他、自分の欲求、思想と共に持っている感情もある。強かれ弱かれ生理的な変化がともなっている。感情は欲求と相並んで、行動を起こさせる要因である。【[カウンセリング用語辞典]関西カウンセリングセンターより】
●風水
①吹く風と流れる水。②山川・水流などの様子を考え合わせて、都城・住宅・墳墓の位置などを定める術。特に、龍谷や李朝朝鮮では墓地の選定などに重視され、現在も普及。【広辞苑より】
●フォーカシング
①焦点を合わせること。特に、仕事や日常的なこと以外の物事に注意や関心を集中して気分転換をはかること。米国の心理学者ジェンドリンEugene.T.gendlinが提唱した心理療法の一つ。②カメラ、望遠鏡、顕微鏡などでレンズに焦点(ピンと)を合わせること。またはその合焦機構のこと。【デジタル大辞泉より】
●不定愁訴
一つの疾患としてまとめられない種々の主観的訴えで、漠然とした身体的愁訴が主体となっていながら他覚的に器質的疾患の裏づけができない場合をいう。たとえば、動悸、めまい、頭痛、頭重感、全身倦怠感、胸部圧迫感、下痢、振戦(震え)などのうち、二つまたは三つ以上、あるいはこれらの種主の組合せを訴えるわけで、更年期のときによくみられ、更年期障害を不定愁訴症候群とよぶこともある。不定愁訴を臨床的に分類しる都、抑うつ症型、神経症型、心因性自律神経失調型、本態性自律神経失調型に分けられるが、もっとも重要な事は器質的疾患、たとえば肺結核、初期高血圧、本態性低血圧、潜在性心不全、貧血、てんかん、甲状腺疾患、副腎皮質疾患、特発性浮腫などを除外診断することで、必要に応じて検査を繰り返し行う。治療としては、向精神薬を主体に心身症の治療を併用する。[新井正夫]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●不登校(登校拒否)
登校しない、あるいは登校したくてもできない状態。なんらかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、頭痛、腹痛、倦怠感などの身体的症状を含む拒否状態が生じる。病気や経済的理由によるものは除く。従来、不登校は学校ぎらい、登校拒否などと表現されていた。文部科学省は1998年の学校基本調査から、年間30日以上欠席した児童生徒の理由の分類のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した。不登校の児童生徒数は年々増加し、2001年度の国公私立の小中学校の不登校者数は13万8722人と過去最高を更新した。同年発表された学校基本調査によれば、不登校となった直接のきっかけは小学校では「本人の問題に起因」、中学校では「学校生活に起因」が最も多かった。不登校状態が継続している理由は小学校、中学校とも「不安など情緒的混乱」が最も多かった。文部科学省は支援と防止に取り組み、スクールカウンセラー配置の拡充や「心の教室相談員」の配置など、教育相談体制のを整備した。一方で、不登校は疲労症候群や難治性睡眠障害などの身体的疾患であるとして、意学的な研究・治療も進められえている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
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●不眠症
不眠(睡眠の開始および持続の障害)があり、自覚的な苦痛や社会的、職業的障害が生じている状態をいい、精神疾患、神経疾患、内科的疾患によるもの、精神的なストレスによるもの、神経質な性格によるもの、老人性のものなどがある。頑固な不眠を訴えるが、睡眠の質・量ともにほとんど異常のないものもあるので、診断の際には睡眠の実態をよく調べる必要がある。[大熊輝雄]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●プライバシーポリシー(個人情報保護方針)
個人情報の取得や保護の方針。広義には、個人情報を取り扱う上での理念、体制、業務フローなども含まれる。協議には、プライバシーステートメントと同じで、個人情報の取得や保護に関して、製品や販促物、ウェブ等に記載された声明文。【現代カタカナ語辞典より】
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●フラストレーション
欲求の満足が内的・外的原因により阻止された状態。〈欲求不満〉と訳される。フロイトが不満に終る性的興奮を、このように呼んだことに始まり、精神分析における重要概念となった。特に前記の状態に容易に適応できない場合をいう。一般に抑鬱・不安・焦燥などの感情を伴い、その緊張状態を解消するために攻撃的行動、逃避的行動、代償的行動など多様な反応が生じる【百科事典マイペディアより】
●プランナー
●ブリーフセラピー(短期療法)
ミルトン・エリクソンの影響を受けた理論・技法を有し、比較的短期間で問題の解決をみる心理療法の一派を総称である。MRIアプローチ、ソリューションフォーカストアプローチ、などが代表的である。【ウィキペディアより】
●プレイセラピー
遊戯療法。遊びを通じて子供の心理治療を行うこと。遊びは言語的電卓手段の未熟な幼児や児童の場合は、もっとも有効な自己表出の手段である。遊びは現実の制約から逃れ、主体的に心的世界を構築するものであり、幼児はこの世界において自己を発見し意味を想像していくことができる。遊ぶことはできない子は問題児であり、遊ぶことは社会的、文化的成長にとって重要な意義をもっている。エリクソンは、理解ある大人から保護的承認を受け、遊ぶを演じ尽くすことが子供に許されているもっとも自然な自己治療の方法であるという。まさに遊びが心理療法の手段として使われる根拠もそこにある。(以下略)【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●フロイト(ジークムント・フロイト)
[生]1856.5.6モラビア,フライベルク[没]1939.9.23ロンドン。オーストリアの神経学者であったが、精神分析の創始者となる。チェコ生れのユダヤ人。ウィーン大学医学部で生理学、進化論、神経病理学を学んだのち、パリのJ.M.シャルコーのもとに留学し、神経症の治療に関心をいだく。1896年の開業後、精神分析理論を展開する。フロイトは、神経症利加医の糸口をつくり、精神療法の確立に貢献し、精神力動論を展開することによって、精神医学にはかりしれない寄与をした。同時に、精神医学の領域をこえて、社会科学、さらに現代思想にまで影響を及ぼした。すぐれた芸術論も少なくない。1938年、ナチスのウィーン占領の際、ロンドンに亡命し、翌年亡命地で死去した。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●ペットロス
長年かわいがっていきたメットの死が原因で、ショック症状に陥ること。食欲不振や鬱状態になったり、自殺を考える例もあるとされる。【デジタル大辞泉より】
●ペットロス症候群
ペットと死別したり、ペットが行方不明になったり、盗難に遭ったりしたこと[1]などを契機に発生する疾患ないし心身の症状のこと。【weblio辞書より】
●偏執病(パラノイア)
内因性の精神病の一型。偏執的になり妄想がみられるが、その論理は一貫しており、行動・思考などの秩序が保たれているもの。妄想の内容には、血統・発明・宗教・嫉妬・恋愛・心気などが含まれ、持続・発展する。妄想症。【デジタル大辞泉より】
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●訪問介護
介護保険の居宅サービスの一。介護福祉士や訪問介護員(ホームヘルパー)が介護を必要とする高齢者の家を訪ねて身の回りの世話をする。ホームペルプサービス。【デジタル大辞泉より】
●ポジティブ心理学
個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する心理学の一分野である。精神疾患を治すことよりも、通常の人生をより充実したものにするための研究がなされている。【ウィキペディアより】
●ボディー・ランゲージ(身振り言語、身体言語)
音声のよらず、身振りや手まね、顔の表情などで相手に意思を伝えること。また、その方法。身体言語。【デジタル大辞泉より】
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●ホームヘルパー
①ヘルパー。②家庭奉仕員。障害者、高齢者などの家に派遣され、介護や家事を行う人。厚生省が基準を設けた養成研究過程(1~3級)もある。【カタカナ語辞典より】
●ボランティア
ボランティアはラテン語のボランタスvoluntas(自由意志)を語源としており、自発的に裏づけられた奉仕者、篤志家を意味するものであった。保健、福祉、教育などの事業においては、自発的または自主的に無償の奉仕活動をする人々をさし、自発性または自主性、善意性、無償性、先駆性ならびに自己犠牲を伴うことがその行為の基本的特性とされていた。しかし、産業社会の近代化、国際化が急速に進むにつれて、ボランティアの活動領域はが身近な地域の活動から国際ボランティアに至るまで多様な活動に拡大していった。[渡邊益男]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●本質
事物が一定の事物である限りで、その事物を他の事物とは異なる当の事物として成り立たせている、その事物に固有の存在をいう。これに対して、その事物について、ときとしてあることではあっても、いつもかならずあるわけではなく、あってもなくてもよいようなことは「付帯性」symbebekos(ギリシャ語)、accidentia(ラテン語)である。本質が事物の本来の成り立ちである点からは、本質は事物の「本性(自然性、成り立ち)」physis(ギリシャ語)、natura(ラテン負語)である。また、その意味で、事物の存在を規定する原因である。アリストテレスは、「それは何であるか」という問いによって問われるものを事物の「本質」ti estin(ギリシャ語)とし、また、これがその事物の存在そのものであるという意味で、そkろえを事物の「実体」usia(ギリシャ語)とよんだ。それは事物の「定義」horismos(義理視野互)、definitio(ラテン語)のとらえるものである。したがって、それは、個々の事物が属する種に属する多くの事物に共通な共通性であるが、この共通性は個々の事物から離れて、それ自体として存せず、個々の事物のうちにあって、この事物の存在を構成するものであるとした。本質が事物のもともとの「成り立ち」として事物の持続性、本来性を表現するものとしては、それは「(事物の)もともと何であったか}ti en eina(ギリシャ語)ともいわれる。これに対して、この語のら、ラテン語訳であるessentiaはesse(存在する)に由来する語で、「まさにそれであるところのもの」の意味である。本質は類と種差によって定義される。たとえば、人間の本質は「人間性」であり、これは「理性的動物」として定義される。中世では、神においては、その本質quid estはその存在quod estと区別されぬものとされ、その他の事物においては、これらが区別され、それぞれの事物は固有の本質をもち、これに「存在」esseの働きが賦与されて、現実に存在するものとなるとされた。この本質の存在の区別は現代の実存主義哲学の一つの源泉である。近世科学において、事物の存在がその定義にしたがって実態としてとらえることなく、その偶有的な働きにおいて機能としてとらえるようになってから、本質の概念は不明確になった。[加藤信朗]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】