「カウンセリング」の心理学関連用語集(ナ行)
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1、心理学関連用語集(ナ行)。
ここでは、「な(ナ)~の(ノ)」の用語を集めています。
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カウンセリング歴30余年の新大阪の心理本質カウンセラー&本質セラピスト&メンタルコーチ三宅麗子が誠心誠意セッションさせて頂いております。
★心理学関連用語集(ナ行)「潜在意識の本質と使命の心理カウンセリング」
●内因
東洋医学の病理観である「三因(外因、内因、不内外因)」の一つ。精神活動が過度に強烈で長時間続くと病気になるとし、このような病因を「内因」という。その精神活動として「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の7種をあげ、これを「七情」と総称している。中国の伝統医学、中医学では疾病の発生する根本的な原因を内因においている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●内観
introspection 内省ともいう。心または精神を支配する法則を見出すため、自分自身でおのれの心または精神の働きを観察する過程。イギリスの連想学派や実験心理学の先駆者たち、特にW.ブント、O.kツルペ、E.B.ティチュナー、さらに意識作用を重視するF.ブレンターノにとっては、この内観は心理学の主要な方法であった。しかし1920年頃から客観的、科学的心理学者、特にアメリカの交度王主義者によって内観法は拒否され、内観という用語も心理学では用いられなくなった。刺激と意識的事象との関係、または意識事象相互の関係を決めるため、さらに患者を診療するため精神医学者や精神分析学者によって使われている。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●内観(白隠禅師の内観法)
江戸時代の禅僧・白隠慧鶴の著書『夜船閑話』(やせんかんわ)に紹介されている心身のリラックス法。白隠は修行時代に心身のバランスを崩して禅病(ノイローゼ状態)に陥ったが、京都白川の山奥に住む「白幽子」という仙人に伝授された「内観の法」により、健康を回復したという。その内容は、仰臥して、丹田から両足にかけての範囲に意識を置くための4つの公案を静かに唱えるというものである。自律訓練法に似ているとされる。
『夜船閑話』には、内観法以外に「軟酥(なんそ)の法」も記されている。これは、頭の上に鴨の卵ほどの軟酥(クリームのようなもの)の塊があるとイメージし、それが次第に融けて流れ出し、自分の体の調子の悪い部分を浸し、症状を洗い流してしまうと観想する方法である。【内観(白隠禅師の内観法)ウィキペディアより】
●内観法
心理学の研究方法の一。自分の心理過程をみずから観察・考察して意識的経験の知識を得ようとするもの。内省法。
デジタル大辞泉より】
●内観療法(吉本伊信の内観療法)
内観療法とは、仏教の修行を元に、吉本伊信が創始した心理療法のこと。研修所に1週間宿泊して行う集中内観では、クライエントを集中できる環境におき、両親など重要な他者との関係を、①世話になったこと、②して返したこと、③迷惑をかけたこと、の3点について思い出させる。セラピストは1~2時間ごとに訪れて想起内容を共感的に傾聴する。この作業を通じて、自己と他者のイメージが再構築され、肯定的な自他認知への変容が生ずる。また、集中内観の後も、生活の中で日常内観を行う。【心理学用語集より】
●内向性
introversion 外向性とは逆に、興味や関心が外界でなく自分自身に向けられる性格のこと。思慮深く控え目で、決断に際してためらいがちで、実行力に乏しい。また、物事に対して懐疑的、批判的で、自説にこだわりやすく、感情をあまり外に表さず、引っ込み思案で、友人が少ない。考え方は抽象的、理論的で、具体的、実際的でない傾向がある。[浅井邦二]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●ナラティブ
文芸理論の用語。物語の意。1960年代、フランスの構造主義を中心に、文科における物語の役割についての関心が高まった。その過程で、「ストーリー」とは異なる文芸理論上の用語として「ナラティブ」という言葉は定着した。(以下略)[倉数茂]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●ナラティブセラピー
家族やカップル内部でのナラティブを重視し、カウンセラーや自助グループの間でそのナラティブを書き換えていくことで、個人の行動パターンや自己認識をかえていこうとする。90年代以降、ナラティブという概念はその輪郭を曖昧にしつつも、政治学、社会学、国民国家研究、カルチュラル・スタディーズといった分野に根を下ろしている。[倉数茂]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●人間関係
人々の間の持続的な社会関係における内面的、現実的な関係をいう、すなわち、人間関係は人々の間に直接の接触を介して自然発生的に形成され、維持される現実の人間対人間の関係であり、そこに参加する人々の感情、気分、意欲などを含み、それによっていろどられる関係である。人間関係ということばが社会学のなかで一定の意味内容をもって語られはじめらのはホーソン実験によってである。産業その他のフォーマルな組織の合理化や官僚制化の進行につれて、機構の歯車化や主体性の喪失など疎外状況が深まるなかで、これに抵抗する生身の人間やインフォーマルな人間関係のもつ論理がフォーマルな組織のもつ論理と鋭く対立する。そこに独自の集合的信念や集団圧力によって対内的には心理的安定化、対外的には外部の干渉からの防衛と「いう二重の機能を営むことが発見されて以来、巨大組織における人間関係の重要性が発見されたのである。【ブリタニカ国際大百科事典より】
●人間性心理学
humanistic psychology アメリカを中心にした現代心理学の三つの潮流のうち、第一の行動主義・論理実証主義、第二の精神分析・力動的心理学の二つの流れに対して批判的また相補的な第三の潮流を意味する。人間学的心理学または人間主義心理学と訳す場合もあるが、原語のままヒューマニスティック心理学とよんでも通用する。この心理学においては、人間を、環境条件や他者による刺激に操作され反応させられる機械や受動体としてのみみることをしない。また、人間を、個人が統制できない無意識の力に支配されている非合理的存在としてのみみることもしない。この心理学においては、人間を全体をしてみる、つまり人間をいろいろな素質や本能や特性に還元してしまわずに、それらが一つの人格的主体に統合され、自覚と自由意志とをもち、個性・独自性を発揮しつつ前進する存在とみなす。[星野命]【日本大百科全書(ニッポニカ)より】
●認識論
英語epistemology、ドイツ語Erkenntnistheorieなどの訳で、〈知識論〉〈知識哲学〉とも。知識・認識の本質・起源・根拠などを究明する哲学の一部門。英語、フランス語の原語はギリシア語エピステーメー(知識・認識)とロドス(学問・理論)の合成に由来する。存在論あるいは形而上学と対比されて論じられることが多い。アリストテレスとプラトンに発する経験論と合理論(理性論)の2第系譜、カントによる総合がいわれるが、多くの認識論が拠る、数学に代表される科学的認識そのものが解体ないし再考されつつある現代にあっては、認識をも多様な存在関係の一つと見る新しい存在論の試みに比して、有力な核心はなされていない。【百科事典マイペディアより】
●人相
●認知行動療法
情緒障害や気分障害などに対する治療技法の一つ。物事を解釈したり理解する仕方を修正する認知療法と、学習理論に基づいて行動を修正しる行動療法を統合した療法。他の心理療法よりも比較的短期間で治療効果が認められているとされ、パニック障害、強迫性障害、摂食障害、不安障害などに効果があるとされる。【デジタル大辞泉より】
●認知的不協和
個人のもつある認知と他の認知との間に不一致・不調和が生じること。その結果、不協和を解消あるいは低減しようとして行動や態度に変化が起こる。【デジタル大辞泉より】
●認知療法
心理療法と訳される場合もある。物理的・化学的手段ではなく、言葉を介して行われる精神科的治療法の総称。精神療法(サイコセラピー)と呼ばれるものは多数あるが、治療法としての効果を科学的に検証されてきたものは、エビデンス・ベイストな(科学的根拠に基づく)精神療法と呼ばれ、その代表的なものが認知行動療法と対人関係療法である。認知行動療法は、認知療法と行動療法を組み合わせたものであるが、認知療法は認知(物事のとらえ方)に焦点を当て、非適応的認知の修正を体系的に試みるものであり、行動療法は、学習理論に基づいて非適応的な行動を修正していくものである。認知療法は2010年4月より保険適用となっている。対人関係療法は、現在の対人関係と症状との関連に焦点を当てて進める戦略的治療である。精神療法が病気の治療法であるのに対し、カウンセリングとは、日常的な悩みの解消を目的としたものとして使い分けられている。なお、傾聴(active listening)というのは、「来談者中心療法」を創始したアメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱した技法で、相手の話を受容的・共感的態度で聴くもの。【現代用語の基礎知識より】
●ネガティブ
●ノイローゼ(神経症)
神経症の総称。不安感を主症状とする不安神経症、強迫観念の強い強迫神経症、病気がないのに身体に異常が出るヒステリー反応など。【現代カタカナ語辞典より】
●「神経症【ブリタニカ国際大百科事典より】」へ→
●ノウハウ(ノーハウ)
①ある専門的な技術やその蓄積のこと。②技術競争の有力な手段となり得る情報・経験。また、それらを秘密にしておくこと。【デジタル大辞泉より】