心のお薬になる本(71)『はだしの聖者ー満州の二宮尊徳といわれた山崎寿の物語』神渡良平/著
この(71)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(71)
◆『はだしの聖者ー満州の二宮尊徳といわれた山崎寿の物語』神渡良平/著
最近読んだ本で、これほど涙が溢れ出た本はなかった…。
主人公の山崎寿の物語であるが、内容もさることながら、著者の神渡良平の人を見る目線というか、感じとる心というか、これほど慈悲深い執筆をされる人は早々にいない、と感動したのです!
それはこの著者神渡氏も、苛酷な人生を経験したからこそ書ける、魂の文章だからでしょう。
主人公山崎氏の無私の生き方は、誰でもが出来るものではない…。
彼の慈悲深い行動に反比例して、満州の日本陸軍の仕打ちは、これでは、戦争に負けても当たり前ではと納得できた…。
私たちは、過去の戦争に対しては、あまり真実を聞かされていないが、実際に、戦争を経験した人々にとっては、やはり戦争とは地獄であり、悪魔の何物でもない。いえ、経験していなくても、戦争とは、悪なのだ!
今、ウクライナで戦争が行われているが、もしも、この戦争の舞台がロシアであったらならば、ロシア人は、それに甘んじられるのであろうか?
そんな地獄の戦争を体験しながら、山崎氏の生き様は、平和な時と全く変わらず、常に、神にひざまずいて、生きておられる…。
そして、それは同じく、周囲の人々にも限りない愛で接しておられるのである。なんという、崇高な生き方なのでしょうか?
その生き方が、満州の二宮尊徳と言われる所以なのでしょう。
久々に、思う存分、涙を流させて、読ませて頂きました…。この年になって、なかなか心の底から心が震え、感動する本に巡りあうことは、そうそうあるものでなく、読み終えて後は、顔が涙でクチャクチャでした。心もクチャクチャに感動しました…。
本当に、ありがとうございました。
著者の神渡良平氏の本をもっともっと読みたいと思った次第です。図書館で借ります。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。