心のお薬になる本(5)『勘の研究』黒田亮/著
この(5)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(5)
◆『勘の研究』黒田亮/著
著者黒田亮氏は、もと京城帝国大学教授であり文学博士であり、動物心理学や東洋心理学等の心理学分野でも活躍され、そういう方が日本の心理学を研究され、「勘」に行き着かれたそうです。
日本人なら一度は読む価値ありではないでしょうか?
日本人に向く心理学の本はなかなかありませんが、いろいろ探していたら、日本的心理学がありました。
東洋心理学や動物心理学の分野の専門家の黒田亮博士の書かれた『勘の研究』。
●『勘の研究』黒田亮(講談社学術文庫)
「古来東洋においては、たとえば禅の悟りや剣法の極意、芸能における名人芸などにみられる、ある普遍的なものを「いわく言いがたし」とか「名状すべからず」とか称しつつ伝えてきた。本書において著者は、この普遍的な“何か”を「勘」という概念によって捉え、その学問的体系づけを試みている。本書は「勘」という前人未踏の研究領域における唯一の心理学的研究であり、日本人の精神の働きと構造を立体的に解剖した古典的名著である。(アマゾンより)」
別に日本的心理学なんて、銘打っていませんが、これは、日本人の心を研究した、まさに心理学的研究でしょう。
「心」ってわかれば、苦労しませんよね。
また、わからないから、「心」を研究する意味があるのでしょう。
著者は、明らかに、日本人の感性で、日本人の底辺に流れる、とらえどころがないけれど、たしかにある、「何か」に迫っています。
私も、この「何か」を知りたくて、今でも七転八倒しております。
そういう、西洋では飽き足らない、また、東洋でもない、「何か」を求めてやまない日本人に、100%とは言いませんが、一条の光がさすような、そんな本でしょう。
結局は、最後には、自分の納得できる心理学は、自分で発見するしか方法がないようです。
それは外に向かって探しても無駄なのでしょう。
その答えば「自分の中」にある?
100人いれば、100種類の○○心理学が存在しても不思議ではありません。
ということは、本当は、自分に向く心理学は、自分だけのたった一つの、唯一の心理学しかないのでしょうね。
そろそろ、日本人は、それに氣づかないと!
それを、宇宙心理学とでも呼ぶのでしょうか?
いえ、宇宙真理学でしょうか…。
或いは、神の真理学、霊の真理学、魂の真理学と…。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。