心のお薬になる本(21)『心の病いはこうしてつくられる』石川憲彦/著
この(21)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(21)
◆『心の病いはこうしてつくられる』石川憲彦/著
著者石川憲彦氏は、児童精神科医として“医療と教育を考える会”の活動を続けておられる良心的な小児科医・精神科医です。
精神科医でも、石川憲彦先生のような良心的なお医者さんもいたという事を知るには、この本がお勧めです。
しかし、石川先生のような人は稀と言わざるをえませんが…。
精神科に行くと、医者は精神薬を子供に飲むよう処方する。その「リタリン」という薬が出来たいきさつも書かれている。
まずはじめに、薬が開発されて、その薬を服用させる為に、病気が考えだされ、その病気を付けられて、初めて患者は、薬を処方される。
だから、どうしても、病気がなくては、投与できないのだ。
その病名を付けられた途端、患者は病人と化す。
今は、薬やワクチンの為に、病人が必要なのです。
巷で問題になっている、子宮けいがん予防のワクチンが問題になっているようですが、ワクチンを打つよりも前に、検診を徹底させることのほうが重要なのですが…。
しかし、必要でない検診も多々あるのです。メタボなんてその最たるもの。
メタボという病気でもない病気を知らしめてるために、それの検診をさせて、メタボなんていうりっぱな(?)病人に仕立て上げる。
これがアメリカでまかり通れば、殆どの成人が、メタボになってしまうでしょうね。
だけど、日本だけ!
日本人が一番、薬を信じている民族ではないでしょうか?
いえ、信じさせられている民族か…。
和食文化の民族に、なぜ、メタボやガン等が発症するのでしょうか?
なんか、変?
精神性の豊かな民族が、なぜ、精神を病むのでしょうか?
なんか、変?
そういう意味で、この『心の病いはこうしてつくられる』を読めば、おぼろげながら、感じられるでしょう。
●『心の病いはこうしてつくられる―児童青年精神医学の深渕から』
著高岡健/石川憲彦(メンタルヘルス・ライブラリー)
“善意の笑顔に隠れた取り返しのつかない悪意”によって、一人の引きこもり青年が、鎖につながれたまま名古屋の矯正施設で死亡した。自閉症スペクトラムからニート、特別支援教育から脳死・臓器移植まで、児童青年精神医学の抱える諸問題を、根源からえぐり出す。「死をも共に生き抜いている人間というストーリーの原点」を追究した、迫真の対談集。アマゾンより