心のお薬になる本(1)『人は短所で成功する』ジェリー・フレッチャー他著
この(1)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(1)
◆『人は短所で成功する―あなたの人生を劇的に変えるパラドックス思考』ジェリー・フレッチャー&ケリー・オルワイラー著
皆さんは、心理カウンセラーが紹介する本やマスコミで取り上げられる心理学の本などは、もう、すでにご存じだと思います。ここでは、あまり話題にならない本や、埋もれた本を取り上げることにします。
『人は短所で成功する』の著者ジェリー・フレッチャー&ケリー・オルワイラーは、人間のパラドックスや人生の逆説的な性質をパラドックス思考・逆説思考として注目し、ビジネスに応用することを提唱しています。
私は、心理カウンセリングに応用できるのでは、と思います。
だから、ちょっと、とっつきにくいかも知れませんが、タイトルだけでも、心の片隅に残していただいて、実際に、困った時に、思い出していただければそれでいいと思います。
また、全部を読まなくても、読みたい所だけ読んでください。本と仲良くなる秘訣です!
本の中身はどんな本でも、本来、全部の頁が重要では無くて、本当に価値のある情報は、ホンの数頁なんだそうでよ!
だから、思い切って、無駄な頁は読まなくていいと、自分に言い聞かせてください。
得てして、読まなかったり、読めなかったりしたら、結構、罪悪感にさいなまれたりしますよね。それが「心の害」になったりして…。
自分は、何と、頭が悪いのか、とか、理解力のない人間なんだ、とか、自己嫌悪に苛まれます…。
それが、一番、悪いのです。
だから、決して、マイナスに考えないコト!
これが、本と接する上での、一番、大切なスベ!
●『人は短所で成功する―あなたの人生を劇的に変えるパラドックス思考』
ジェリー・フレッチャー&ケリー・オルワイラー著/鈴木秀子監訳(きこ書房)
ポピュラーな心理学の本とは、ちょっと趣きの違う本です。
が、この本は、自分の「短所」を長所に変える本です。
いえ、もともと短所なんてないのですね。人間には…。
だれが短所と決めたんでしょうか。
小さい時から、誰かに言われ続けたのがきっかけで悩むという人も多いのです。
一番身近な両親が、その誰かであれば、ちょっと不幸です。
でも多いのです。
この私も例外ではありません。
兄弟姉妹と、自然に比べられるんですね。
そして、短所として自分の全細胞が認めてしまう。
そして、一生、その呪縛から解かれることはない。努力すれば別ですが…。
これが、欠点や短所のできる過程でしょうか。
でも、「その短所があるから成功する」と言われれば、目からうろこですよね。
昔、できの悪い子供だったほうか、出世したり、成功するほうが多いという例もあります。
だから、生きていて、面白い!
この本は、外国の本なので、日本人の心情に当てはまらないことも多いのですが…。
それでもなお、私が、この本を進めるわけは、このタイトルの通りだと思ったからです。人生は…。
中身は、問題ではないといえば、少々語弊がありますが、事実、この本を手にした時、中身を見ずに、買ってしまったことを覚えています。
また、内容的には、タイトルほど、ピンときませんでしたが、それでも進める価値はあると思いました。
サブタイトル「あなたの人生を劇的に変えるパラドックス思考」って、勘ピューター的考え方に通じるところがあります。
本の表の裏扉には、「ありのままの自分を受け入れたとき 初めて自分を変えることができるとは、なんと興味深いパラドックスなのだろう。」カール・ロジャーズ(米国心理学者)と書かれています。
あのカウンセリングのエンカウンターの第一人者が、言った言葉は、やっぱり重みがありますね~。
この本は、また、ビジネスで悩みを持っている人に最適の本と言えるでしょう。
そういう意味で、私がお薦めしたい一冊です。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。