直観ひとりごと(96)放射能除去よりもオリンピック招致の方が大事?
この(96)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(96)
◆放射能除去よりもオリンピック招致の方が大事?
2020年のオリンピック招致に、マスコミと東京都とオリンピック選手のみが、浮かれているような、そんな雰囲気がしていますが、みなさんは、いかがですか?
もしも、みなさんが、IOC委員の立場だったら、一体、オリンピック招致にどの都市に投票しますか?
それぞれの都市のマイナス要因は、
・東京の放射能汚染や南海トラフ地震問題、
・マドリードの経済危機や失業問題、
・イスタンブールのドーピング問題やシリア情勢等々。
やっぱり、私だったら、いくら日本人でも、東京はパス、省きます。
国レベルではなく、宇宙レベルで、人類のことを考えます。
次元が違う問題だと思います。
それが人間として、人類としての健全な心理なのではないでしょうか?
日本は、人類にとっての一大問題を、オリンピック招致にかまけて、何の解決もせずに、
うやむやにしているとの印象を、世界中が持つでしょう。
さらに、東京電力は東京に供給しているというのに、東京都知事がノー天気に、
マラソン等で、誘致問題しか頭にないとの印象も…。
招致に反対の人々にとっては、東京都知事は、福島原発を真剣に考えるべきとの
思いでいっぱいでしょう。
私は、原発反対を掲げる山本太郎は応援しませんが、
今、現に放射能が漏れているのだから、それに何が何でも命がけで取り組むべきだと思います。
それが東京都知事の使命だとも…。
だから、私は、今回の招致は、3.11東日本大震災が起こった時点で、辞退すべきだったと強く強く感じています。
今の日本国や日本国民の意識は、まるで、北朝鮮の意識とそっくり。
北朝鮮にはたくさんの飢えで苦しんでいるというのに、
一部の政府や軍部、さらに贅沢層やエリート層は知らんぷりで、
ミサイルを発射したり、軍部に金をかけたり、記念日には壮大な催しを行ったり、
自分たちの生活をエンジョイすることに精一杯、
というような状況とよく似ていると思います。
震災からもう二年以上も経つというのに、未だに殆ど何も解決できないことに、
日本国民の代表である有識者たちが一丸となって、何も訴えないということに、
憤りすら感じます。
また、オリンピック招致を殆どの有識者たちが、何の異議も唱えないということに、
これを、日本人の「恥」と言わずして、何と言う。
汚染水もドンドン増え続け、ドンドン、漏れ続けます。
いずれ、日本人は、食べるものがなくなります。
いえ、放射能汚染された食べ物は、山ほどある。
現に、スーパーでは、夏には、欠かせない、キュウリが、「福島県産」しか、
出回っていない。どこのスーパーに行っても、「福島県産」…。
気にするなと言っても、やっぱり、不安は募ります。
何の安全基準の表示も書かれていないのだから、
ついつい、買いひかえることも。これが現実ですよ。
そんな、ことをつらつら考えながらテレビを見ていると、
オリンピック招致、招致と浮かれるマスコミ報道に、
世界の空気をまったく読めない、日本人の感覚は、いずれ、
大きなブーイング、バッシングとなって、私達、日本人に返ってくるのは、
もう時間の問題となりつつあります。
こういう世界意識って、本当に怖い。
袋叩きに合いそう。
もしも、東京招致に決まれば、落ちたマドリードやイスタンブールを応援していた国々は、
今後、日本の放射能問題に、それはそれは厳しく注文を付けてくるでしょう。
だから、私は、オリンピックよりも福島原発を、日本人全体の民意で、
国やエリートや有識者やマスコミを動かさないと、
もう、日本人の生きる道はない、と思います。
そろそろ、オリンピックって何? スポーツ? 金儲け?
をじっくり検証する時に来ているのではないでしょうか?