直観ひとりごと(53)就職や転職を目指す人は…。
この(53)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(53)
◆就職や転職を目指す人は…。
景気が上向いているといいますが、就職難はなくなりそうにありません。
なぜなのでしょうか?
それは、景気や雇う側だけの問題ではないということを浮き彫りにしているからでは?
雇われる側にも問題があるのでは?
雇われる彼ら自身というよりも、もっと奥の部分、「働く」という意識の部分に…。
それは、学生の時からの「働く」という意識の問題が…。
何のために「働く」のかという大きな大きな問題が…。
そこで、今日は、「働く」ことについて、感じたことを書いてみます。
私たちは、一体何のために働くのかと考えてみますと、「生きるため、食うため、生活するため」、に他なりません。
綺麗事のように、たとえば、相撲業界だったら、相撲界のためとか、伝統文化のためとか、政界だったら、お国のためとか、国民のためなんて言うのは、かえってウソ臭いのです。
また、趣味で働くという人もいるでしょうが、それも、生活できるお金があってこそで、そうであれば、お金を稼がず、完全なボランティアでないと、やっぱりこれもウソ臭い。
趣味のためでもお金を手に入れたいのであれば、やっぱり、それは趣味に生きる「生活」のためと言わざるをえません。
だから、私たち凡人が「働く」ということは、「全うな稼ぎで、全うな銭を貰う行為」に他ならないです。
でも、今の就職難の時代でも、働かなくてもよい人も結構いると聞きます。
そういう恵まれた人は、生きるためのお金があり余っているから働かなくても済むのですね。たとえば親の残した財産だとか…。
ということは、「働く」ということは、やっぱり、お金があるかどうかがシビアに絡んでくるのです。
ということは、人間の生きる目的は、やっぱり、まずは、「お金を手に入れられるかどうか」ってこと?
否定する人に限って、裏でごっそり貯め込んでいる? この世の出来事は、全て、お金で動いている?
ということは、やっぱり、この世が、汚い世の中になるのも当然の摂理なのでしょうか。
だから、汚いことが「正」として、まかり通るのでしょうか。
もしも、「働く」という行為に、お金が絡んでいなかったら、これほどの汚れた世の中にはならなかったということでしょうか…。
ではその、人間がお金を稼ぐために、「働く」という言葉には、色々な言い方がありますが…。職、就職、職業、仕事、労働、勤務などなど。
一度、それらに焦点を当てると、一体、どういう意識でこの「働く」ということを捉えればいいのか、ちょっと、見えてくるのでは?
そうすると、働く意識も変わってくる?
ということは、人生を生きる意味も違ってくる?
その結果、生き方まで変ってくる? と考えるのは、ちょっと、甘い?
とにかく、観てみましょう。
●「職」
◎「職」 署Jの原字は「弋(くい)+辛(切れめをつける刃物)」から成り、くいや切れ目で目じるしをつけること。のち、「音(口には出さずだまっているさま)+弋(目じるし)」の会意文字となり、口でいうかわりにしるしをつけて、よく区別すること。識別の識の原字。職は「耳+署J」で耳できいてよく識別することをを示す。転じて、よく識別でき、わきまえている仕事の意となる。幟(識別する目じるしの旗)・識(ことばでみきわめる)と同系。
意味は、つかさ。よく心得ている一定の仕事や持ち場。本分としてなすべき事がら。生活を支える仕事。割り当て。みつぎもの。つかさどる。一定の仕事に責任を負う。もとより。本来そうあるべきものとして。おもに。もっぱら。
「職」の字って、色んな意味があったんですね~。
口に出さず黙ってとありますので、本来は、黙々と行うことが、仕事の本質だったのでは?
やっぱり、生活を支えるとありますので、基本的には、食べるためにする行為であることには間違いないのですね。
でも、つきつめて言えば、「よく識別でき、わきまえている仕事」。それが「職」の本質かな。
識別とは、みきわめること。区別すること。
わきまえるとは、「弁える」と書き、物の道理をよく知る、よく判断してふるまう、とあります。
職にありつく前に、自分の仕事をみきわめられて、わきまえている人は一体、何人いるでしょうか?
だったら、識別できて、わきまえることができれば、「職」にありつける?
その心構え、気構えができて、就職活動するってことが大切なのでは?
要するに、「なりたい仕事をじっくり、理解していること」が一番問われる?
面接を受ける会社のことばかりで、情報収集しても、自分がそこでどういうコトを成したいのかを、理解していて、それをキチンと面接者に対して伝達することができるかどうか?
要するに、相手の会社に焦点を当てることも大事でしょうが、もっと大事なことは、自分自身のことをもっと把握するべきということでは?
それが、「職」の本質なのでは? それを極めれば、就職活動も思い通りに…。
また、耳に関係あるということは、やっぱり、情報収集がモノをいう。何を一体集めるのかが問題です。就職する会社のことではなく、もっと大事な情報が…。
それは、本分としてなすべき事がらとありますので、あなた自身の本質として、成すべき使命では? それを命がけで情報収集することでは?
●「就職」
◎「就」 「京(大きいおか)+尤(て)」で、大きい丘に設けた都に人々を寄せ集めるさまを示す。よせ集めてある場所やポストにひっつけること。転じて、まとめをつける意にも用いる。署セ(引きしめまとめる)と同系。
意味は、つく。ある物事・人物につき従う。その場所までいく。ある所にひっつく。しはじめる。なる。なす。物事が成功する。物事がまとまる。すなわ。…すると。そこで。すぐ。つき。①…に関して。②それが原因・理由で。…のために。③…に対して。ごとに。
◎「職」 「職」の項参照。
就職の「就」は、とにかく人の集まる所に出向かないと、あり付けないようなイメージがしますね。
また、ある物事・人物につき従うとありますので、成すべきコトや人生の師と仰げる人物を探すために、大勢の人と交わる。
また、そういう大人物に選んでもらうためにも、大勢の中では、埋もれてしまわないように、目立つことも必要ということです。要するに、注目される個性が…。
要するに、会社に就職するということは、会社を選ぶのではなく、その会社で人生の師となる人を選ぶためでもあるのでしょう。
「金に添え」とか「会社に添え」ではなく、「人に添え」でしょうか。
●「職業」
◎「職」 「職」の項参照。
◎「業」 ぎざぎざのとめ木のついた台を描いたもの、でこぼこがあってつかえる意を含み、すらりとはいかない仕事の意、厳(いかつい)・岩(ごつごつしたいわ)などは語尾がmに転じたことばで業と縁が近い。
ぎざぎざとした歯止めのついた台。音楽を奏するかねや太鼓をつるすための横板を渡す台。またその横板。わざ、ぎざぎざとつかえて苦労する仕事。
意味は、なりわい、生活のため苦労してする仕事、苦労してためた財産、生活のための仕事、すでに、むくいを生じるもととなる善悪すべての行い。ごう、怒りの心。
職業と「業」が付くと、働くことにも苦労や努力が付きまとうイメージがします。
これは、組織に縛られず、一人でコツコツと勤しむイメージがするので、何か手に職を持っている人や才能で食っていく人に当てはまる。
会社に入っても、自分で開拓していくような部署で生きていく人では?
一匹狼的な人…。反骨精神の旺盛な人…。人の下では嫌な人…。
折角、職を手に入れても、苦労しない人は、むくいを受けるということか?
会社に入ってからの本人の取り組み、生き方が、人生を大きく左右する。
これをずっと続けてこそ、やっと納得のいく職業となる。
●「仕事」
◎「仕」 士は、男の陰茎の直立するさまを描いた象形文字。男、直立するの二つの意味を含む。仕は、「人+士」で、まっすぐにたつ男(身分の高い人のそばにまっすぐたつ侍従)のこと。事や初|(まっすぐたつ)と通じ、事君(君に事ふ)と仕君(君に仕ふ)とは同じことである。
意味は、つかえる。身分の高い人のそばでたって世話する。広く、役目をたつ。また、役目についてサービスする。つかえ。役人としてつかえること。また、役目につくこと。「す(為)」の連用形「し」に当てて用いる。
◎「事」 「計算に用いる竹ぐし+(手)」で、役人が竹棒を筒の中にたてるさまを示す。原義(たてる、たつ)は、初|(たてる、たつ)に保存されたが、事は人のつかさどる所定の仕事や役目の意に転じた。また、仕(そばにたってつかえる)に当てる。
意味は、こと。用事。仕事。事がら。出来事。こととする。問題として扱い、処理する。つかえる。そばにたって雑用をする。用命に応ずる。
仕事の「仕」は、男を意味する「士」があるので、本来は、仕事とは男性にしか使わなかった文字なのでは?
また、身分の高い人に仕えるとあるので、もともと、宮仕えの役人の文字だったのでは?
今の公務員には、この「仕事」をきっちり全うしている人が非常に少ないような気がするのは、「つかえる」という認識が足りないからかもしれない。
上にいくほど、その気持ちが薄れ、自分が「つかえられている」ような傲慢な気持ちになっていくのでは? 無意識に、じわじわと…。
真面目に底辺の現場で働く公務員ほど、バカを見る? そして、上のやっていることを見て、バカらしくなり、知らず知らずに、見習ってしまう。
過酷な仕事ではなく、知識労働、ホワイトカラーのイメージがします。決して、重労働ではないのですね。
体は楽だけれど、精神的には過酷な、たとえば、昔の中国の宦官のような…。
とにかく、体を使わず、頭を使うような職種のイメージが強い。公務員や医者や弁護士などなど。
●「労働」
◎「労」 ケイ・エイは、助・の原字で、火を周囲に激しく燃やすいこと。勞は「ケイ+力」で、火を燃やし尽くすように、力を出し尽くすこと。激しくエネルギーを消耗する仕事や、そのつかれの意。
意味は、激しい仕事のつかれ。つかれる。つからす。激しく使ってつかれる。つかれさせる。激しく動く。激しい仕事。労働。つらい仕事をやり遂げた苦労。いたわる。ねぎらう。なぐさめる。
◎「働」 「人+動」の日本製の漢字で、人が活動してはたらくの意をあらわし、動(うごく)と区別した。はたらく。労働する。また、ほかの物に作用する。活動する。はたらき。また、機能。作用。活動。
労働の「労」は、激しくエネルギーを消耗する仕事とあります。一生懸命に働くイメージでしょうか。
「働」は、人が活動してはたらくの意味なので、体を動かして、あるいは、使って>重労働に耐えることでしょうか?
手を使って、何かを作り上げるイメージでしょうか。人が生きるための、道路とか橋とかビルとか建物とか…。
あるいは、農業に従事する人たち…。
その日暮らしの仕事に追われ、仕事が終われば、一杯の酒に酔いしれ、ワイワイ言って、仕事の憂さを晴らす…。
●「勤務」
◎「勤」 菫は「廿(動物のあたま)+火+土」の会意文字で、燃やした動物の頭骨のように、熱気でかわいた土のこと。助ェ(かわく)や、曙ツ(かわいた土)の原字。水気を出し尽くして、こなごなになる意を含む。勤は「力+菫」で、細かいところまで力を出し尽くして余力がないこと。それから、こまめに働く意をあらわす。饉(食物を食べ尽くして残り少ない)・僅(わずか)と同系。
意味は、つとめる。つとめ。いそしむ。こまめに働く。精を出す。また、そのこと。こまごまと行き届くさま。会社・役所などの職員・従業員として働く。またその仕事。僧の日課としての読経。
◎「務」 矛は、困難を排して切り進むほこ。ムは「攴+矛」の会意兼形声文字で、むりに局面を打開する努力を示す。務はさらに力を加えたもので、ムの後出の字。困難を克服しようときりこむこと。
意味は、つとめ。やらねばならない仕事。つとめる。困難をおかしても、やろうと力を尽くす。つとめて。ぜひとも。困難をおかして。あなどる。あなどり。侮にあてた用法。
勤務の「勤」とは、こまめに働くという意味があるので、あくせく働くイメージがします。ちょこまかするイメージが…。
やっぱり、中産階級以下の人に当てはまるようです。
農業に従事している人よりも、雇われの身の人。商売人とか…。
「務」は、無理を押して、仕事に励む姿がイメージできますので、農家の人にも当てはまる。
色々見てきましたが、一口に、「働く」と言っても、色々な言葉があり、色々な意味があります。
就職活動をする人たち、また、我々実際に働いている者も、今まであまり深く「働く」ということを意識しませんでした。
でも、イヤイヤ働くよりも、思い通りの職について、快く働きたいものです。
それには、色々な言葉の意味をもう一度、じっくり、吟味して、そのイメージで、立ち向かっていきたいものです。
どうせ、お金のために働くことを強いられるのであれば、少しでも、それを軽減させるような仕事に就きたいものです。
その職業を表すのが、私は「姓名」だと直観しています。
だから、あなたの姓名をリーディングすれば、あなたの成すべき職業が分かるのです。それが、使命ともいえるモノですね。
私は、「事を成す」という意味で、「成事(ナゴト)」と思えばいいのではないとかと、強く感じます。
「仕事をしよう」ではなく、「成事をしよう」と…。
事に仕えるのではなく、事を成すと…。
仕事は男のイメージなので、成事は男女両方にも良いのではないでしょうか。
気に入った言葉がなければ、ドンドン創りましょう。自分で…。
●「成」
◎「成」 丁は、打ってまとめ固める意を含み、打の原字。成は「戈(ほこ)+丁」で、まとめあげる意を含む。締(ひとまとめ)の語尾がngに転じたことば。城(土で固めあげたしろ)・誠(まとまって欠けめのない心)と同系。
みなさんも、成事(ナゴト)を探しましょう。自分自身の個性が発揮できる成事(ナゴト)」を…。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。