心のお薬になる本(32)『死なないカラダ、死なない心』成瀬雅春/著
この(32)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(32)
◆『死なないカラダ、死なない心』成瀬雅春/著
今日は、久しぶりに本の紹介です。
この本の著者成瀬雅春氏は、ヨガ行者・ヨガ指導者であり、日本ヨーガ界の第一人者として「ヨーガ行者の王」という称号をもつ凄い方です。
私は、小さい時は、ヨガの先生になろうと思っていたこともありました。
でも、実際にヨガを習ってみて感じたことは、理想と現実には大きな開きがあり、特にハタヨガはダメだという思いに至り、それっきり興味が失せてしまいました。
でも、この世には100%ダメなモノは存在しないということを解らせていただきました。やはり、そのモノと関わりのある人間の問題なのですね。どんなモノでも、関わる人間の資質に関わってくるのです。
今回は、日本では珍しいヨギ(ヨガ行者)の方で、インドでも全インド密教協会から「ヨーギーラージ」(ヨーガ行者の王)の称号を授与されたそうです。
商売に長けたヨガの先生はおおいのですが、この方は本当に修行をされていて、空中浮揚なども行うそうです。
以前は、オーム真理教の麻原彰晃が空中浮揚で一躍有名になりましたが、本人の意識の問題で、ヨガも善にも悪にも変容するのです。最近でも、信者を増やすために、ヨガを餌に勧誘を続けているそうですが、困ったものです。
また、日本では沖ヨガが有名ですが、私はその弟子に人に習って、そして、二度とヨガの世界には足を踏み入れないと決めたのです。弟子によってもピンからキリまでいるようで、得てして華々しく宣伝したりしている所は、避けた方が賢明でしょう。
やはり、この日本では、商売上手な人の方が断然生きよいですが、この本の著者成瀬雅春氏は、珍しくヨガのみを追究するヨガ行者でしょう。私は、もうヨガの世界には戻る気はありませんが、精神は参考にしたいと、今回、本を読んで感じました。
この本がなぜ私が共感したかというと、この本では、私がずっと考えている、「自分を知る」とか、「宇宙エネルギープラーナ」とか、「究極の存在」とか、「存在の根源」とか、「死を考察すること」とか、「宇宙の果ての先」とか、「瞑想効果」等々、が実践者の目線で真摯に語られています。だから、迫力があるのでしょう。
「人間って何?」とか、「人生って何?」とか、「なぜこの世に生れてきたのか?」とか、「いつ死ぬのか?」とか、「死んだらどうなる?」等々、誰もが悩んだら自然に考え込まされる事柄が、す~っと凍解していくような気分になります。100%は無理だとしても、○%は確実に自分の肝が納得します。
悩みを解決する方法は、色々あっていいのでしょう。こういう本も心の悩みの方には、きっと、一条の光となるでしょう。
但し、実際に関わるのであれば、じっくり、じっくり、調べてから行動して下さいね。私は、あくまで、この本の紹介だけですので、まずは、じっくり、お読みください。
●『死なないカラダ、死なない心』成瀬雅春著
商品説明:内田樹氏が絶賛する「ヨーガ行者の王」の教え
最高の自由と幸せをつかむ生き方をするには、どうすればいいのか?
苫米地英人氏との特別対談、収録!