直観ひとりごと(208)貴の岩の張り手暴行! では相撲技の張り手も暴行?
この(208)「直観ひとりごと」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★直観ひとりごと(208)
◆貴の岩の張り手暴行! では相撲技の張り手も暴行?
またまた、相撲界の暴行事件、それも、寄りにも寄って、あの被害者だった貴の岩が…。
正に、貴乃花氏にとっては、11/26日に書いた、ことわざカウンセリング(17)「人間万事塞翁が馬」→が現実になった?
貴の岩にとっては、心理的には、不安定な時期だったとはいえ、同情や弁解の余地がないという意見が大半ですが…。
もう、貴乃花の話題、特に相撲界の話題は、辟易で、書きたくないと思うのですが、やはりカウンセラーとして、「心」が疼きますし、日本人としても、「心」というか「魂」が騒ぎます。
なので、私はあえて、貴の岩を庇いたい。
去年のあの事件以後、貴の岩の精神状態はいかばかりか? 察してあまりある。
結果的に、恩ある師匠である貴乃花を引退に追いやったのは、自分という自責の念。
モンゴルの兄に大迷惑をかけた負い目。
訴訟を翻さなければならなかった無念さと疚しさ。
貴乃花の仇を弟弟子にさらわれた悔しさと新部屋での居心地の悪さ。
リベンジの筈の九州場所が負け越してしまったていたらく等々。
しかし、もっとも貴の岩の心を「闇」に染めてしまったのは、加害者である日馬富士と、被害者である自分の、モンゴルでの逆転した評価と、家族へのいじめ。これが一番耐えられない心境だったのではないか。
だから、兄の要請で、日馬富士への訴訟を取り下げたのでしょうね。
そんな心境と状況の中、弟弟子の貴景勝が予期せぬ優勝を果たしたことは、兄弟子である貴の岩にとっては、決して喜ぶべき出来事ではなかったのでは? まして、自分は負け越して、番付落ちなのだから、新部屋の空気は決して居心地の良いものではなかったはず…。
貴の岩が、普通の会社員だったら、きっとストレスのために、何らかの神経障害に陥っても、決しておかしくはない状況ではなかったかと推測しますが、相撲力士にはそれすら許されないのでしょうか…。
私は、今回の暴行事件と、日馬富士の事件は、全く「質」というか「事情」が違うと感じるので、一緒に「論」じてはいけないと思います。
お釈迦様の「人を見て法を説け」という如く、要するに、その人物に添って処することが重要で、人物もさることながら、前回とは全く「動機」が全く異なるのですね。今となってはその動機も「闇」となってしまいましたが…。
貴の岩の不幸は、貴乃花と白鵬の「権力争い」の中で、モンゴル力士でありながら、貴乃花部屋というどちらにも組する特殊な「運」が災いして、巻き込まれてしまったことが、大きな「原因」だったのか、大きな不幸だったと感じます。
貴乃花氏もそういう苦しい立場の貴の岩を心底、理解していたのでしょうか? ちょっと疑問にも感じますが…。なぜならば、貴乃花氏は元々モンゴル力士には好意的ではなく、なぜ、ご自分の部屋にモンゴル力士の貴の岩を入れたのでしょうか? それがそもそもの、間違いのもとで、貴の岩には「悲運」だった! いえ、貴乃花氏が警察に訴えたのが、貴の岩には「不運」だった…。さらに貴乃花氏も他の日本人の親方衆から反感を買ってしまった…。
もっと疑問に感じることがあります。
全力士にとって、いえ、相撲界全般においても、彼等力士の本音は、今回の貴の岩の「張り手」等は、もともと「暴行」とは受け取っていないのでは? 相撲協会の幹部たちにも…。なぜならば、「張り手」は、レッキとした相撲の「ワザ」であり、特に、モンゴル力士の白鵬の「オハコ」なので、モンゴル力士の貴の岩にも「張り手」は「暴行」という意識がなかったのでは?
この事件で、貴の岩が引退することになれば、きっと、モンゴルの兄がまた苛酷なイジメに遭うからで、きっと、それが原因となるでしょうね。訴訟を取りやめたように、引退するのでは…。だから、相撲協会としては、貴の岩を引退させては、絶対、ダメなのですね。
もしも、貴の岩引退ならば、もはや相撲界は、モンゴルの風評に牛耳られていることになる。そんなことになれば、これからは「張り手」は、全力士、禁止にしなければ、辻褄があわない。特に、横綱白鵬の見苦しい「張り手」は…。
そして、もう、暴行事件を起こしやすい、モンゴル力士は、相撲界に入れないことでしょうか。大横綱だった貴乃花が相撲業界から負い出されたのが、モンゴル力士の互助会の存在が原因なのだから…。しかし、なぜ、モンゴル力士同士がつるむ「モンゴル互助会」が存在するのか? それでも、相撲協会は、モンゴル力士には何もモノ申せない。それは、国と国の事情が絡むからでしょうね。
これからもモンゴル力士を「輸入」するのであれば、貴の岩を引退させてはなりません。それが、日本人の貴の岩に対する「愛」、いえ、モンゴル力士への「愛」でもあるのですね。
もしも、本当に貴の岩が引退する場合は、もはや祖国モンゴルには帰れないので、貴乃花氏は、彼の面倒を見るべきでしょうね。それこそ、男、貴乃花でしょうか?
或いは、これらの原因を作った張本人(?)の日馬富士が、同じモンゴル人として、何らかの援助の手を、貴の岩に差しのべてくれるのでしょうか?
いずれにしても、貴乃花と日馬富士の元両横綱の動向によって、貴の岩の今後の人生にとって、天国か地獄かの「道」が決まるのでしょうか? 元両横綱のいずれが、相撲道の仁義を解した横綱だったのか? 男気のある人間なのか? 私たち日本国民は、きっちりと正当な「眼差し」で見届けましょうね。