ことわざカウンセリング(17)「人間万事塞翁が馬」
この(17)「ことわざカウンセリング」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★ことわざカウンセリング(17)
◆「人間万事塞翁が馬」
日本の、慌ただしい1週間が過ぎました…。
①日産のカルロス・ゴーンの電撃的逮捕。
②ロシアとの決戦投票で大阪の万博開催決定。
③台湾の統一地方選挙で与党が野党に大敗。
④大相撲九州場所で、元貴乃花部屋、現千賀ノ浦部屋の貴景勝が史上9人目の小結で優勝等々。
そこで、今日のキーワードは、「人間万事塞翁が馬」です。
●「人間万事塞翁が馬」
「人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。」『故事ことわざ辞典』(ネット)より
①ゴーンを独裁者として許したのは、一体、誰?
日本の幹部たちは、一体20年も何をしていたの?
それらの「?」から、今回の、日産の事件の「本質」とは? が、読み解ける…。
②大阪の万博開催は、大阪人として、とっても、複雑な感じ!
私は「新大阪」に住んでいますので、数年前から、今現在も引き続き、周辺の土地に、ドンドン、ドンドン、大小様々なホテルが建設されている状況なので、もしかしてこれは、オリンピックのためではないのでは? きっと、万博のためでは? と確信していたら、案の定! これで、「カジノ」も大阪に決まったも同然で、それを考えると、素直に喜べない気分です。
昔、この新大阪周辺は、アメリカの「シリコンバレー」なんてチヤホヤもてはやされて、大いに注目を集めた場所でしたが、ブームが去って多くのビルが「閑古鳥」が鳴く状態になっていたところ、またまた、東京オリンピック決定から、さらに、今回の、万博誘致で、ホテルラッシュ、という有様です。終わった後、一体、どうなるのでしょうか? 「国破れて山河あり」ではなく、「万博開催でカジノあり」では?
さらに、東京と違って、大阪は、税収入が雲泥の差なのにも関わらず、これから万博関連で投入される税金は、700億円を下らないというが、そんな税金が有ったなら…。
③台湾の選挙に関しても、住民投票を同時に実施したことで、与党が負ける予想が立つのですね。なぜならば、台湾の国民は、100%完全に中国の支配から独立したいと言う人はいないのでは? いえ、心では誰しも独立したいと思ってはいても、できないと諦めている人や、独立すると生活が困る人も多いのですから…。
それに拍車をかけたのは、台湾国民は、堂々と、日本の福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県産食品輸入禁止を突き付けて、日本食品規制継続が決まったのです。これは、当然と言えば当然のことで、台湾与党も本心は、日本製品の5県からの輸入は受け入れたくはないでしょうから、この政策は、やはり、日本政府からのゴリオシというか圧力では?
日本政府は、本当に、日本の製品が安心安全なのであれば、国を賭して、全世界に知らせる義務があるのでは? でないと、益々、台湾国民が、日本を嫌いになっていく…。その日本政府の、曖昧な、事なかれ主義の姿勢は、東京オリンピックへの外国の参加選手たちが、日本の食品をボイコットするという話とも関係するのでは…。大阪でもほとんどが、5県の作物で溢れていますが、地方にばら撒いて、本当に日本政府は、日本国民がそれらの作物を「大丈夫」とでも思っていると、信じているのでしょうか…。そうであれば、ノー天気もいいところ…。
台湾政府のやるべきこととは、一体、何?
日本政府のやるべきこととは、一体、何?(もう、本当は、政治に関することは書きたくはないのですが…。)
④「神様」はいたんですね~。まだまだ、「神様」は、元貴乃花親方を見放してはおられない? やっぱり、アマノミナカムシの貴乃花氏だからでしょうか?
あの苛酷な環境で、育てた元弟子が優勝とは、恐るべし、貴景勝関、本当に、おめでとう!
そして、ありがとうございます!
ということは、いかに、他の相撲力士たちが、軟弱ということかも…。モンゴルの横綱たちが欠場したので、正々堂々と「がちんこ相撲」が行われたということかもね~。もし、そうならば、もうモンゴル横綱たちはいらないのでは? 健全な大相撲にもどしましょうよ。それが貴乃花の切なる「願い」なのですから…。
でも、この「神様」というのは、天や宇宙の「神様」を指すのではなくて、本当は、それぞれ、その人間の中に鎮座まします「神様」を指すんですね。
外の神頼みよりも、内なる神を信じきるコト、でしょうね。
それを、正に、貴景勝関は、成し遂げたのですね。
そして、奇しくも、それを察知して、外なる「勝利の女神」も、味方したのでしょうね。
私は、高安関が負けて(高安、おつかれさまです。)、兄弟子の稀勢の里関が、もうヒト頑張りできると感じます。もしも、高安関が勝っていたならば、きっと、稀勢の里関の精神状態では、部屋の優勝ム―ドで、横綱としての部屋の居場所もなく、余計に自分の不甲斐なさを痛感して、「引退」という意識がツヨク働くでしょうから…。同部屋の力士とはそういう複雑な意識が働くのでは? その反対に、高安関の精神状態が心配ですが…。
さらに、オープンパレードでは、千賀の浦部屋の隆の勝関が旗手で、彼のほうが嬉しそうですね~。これも日本的な「和」を尊ぶプラスの忖度で、いいですね~。これで、千賀の浦部屋へ移籍した貴乃花の弟子たちも、肩身の狭い思いをせずにすむでしょうね。
貴の岩関が負け越しましたが、もしも、勝っていたら、旗手は貴の岩関でしょうから、そうすると千賀の浦部屋の力士たちも面白くないでしょうから…。これも神の「お計らい」で、貴の岩関は、訴訟を取りやめたことが、神は、どうお思いか? いえ、きっと、貴の岩関自身の良心(神)としての、負い目や疚しさが今回の成績に影響したのでは? (今回の相撲の優勝ニュースが少ないのは、何?)
しかし、良いトキほど、気を引き締めてかからないと、「人間万事塞翁が馬」で、魔のトキが待っているやもしれませんので、有頂天にならず、ナニゴトにも謙虚が第一でしょう。
また、今、最悪のトキの人たちも、腐らず、人を怨まず、淡々と、誠心誠意、振りかかる火の粉には、真摯に払って、過去のいたらない「己自身」を反省しましょう。そうすれば、また、浮かぶ瀬もあれ…。
人の運は、コロコロ変わるからこそ、この世で生きる価値があるのでしょうね。宿命には、潔く、「受動的」に、受け入れて、運命には、勇敢に、「能動的」に、立ち向かっていくことが、重要です。
今回は、「人の振り見て我が振り直せ」でしょうか?
さらに、「朝の来ない夜はない」のですから…。
私たちは、他人の良き人生は、参考にして、他人の悪き人生には、反面教師といたしましょう。
そして、未来を信じながらも、、現実の「今、今、今」うぃしっかりと生き抜きましょう。それが最終的に、「息抜き」になりますから…。
ありがとうございました。