感動のカウンセリング!(37)霊能者を中途半端に信じるためにさ迷える相談者様が…。
この(37)「感動のカウンセリング!」のブログはカウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★感動のカウンセリング!(3)
守秘義務に則りまして、決して相談者様の特定ができないように重々考慮して書かせて頂いております。
◆霊能者を中途半端に信じるためにさ迷える相談者様が…。
今回ご紹介する相談者様のセッションは、「感動のカウンセリング!」とは程遠いのですが、こういう悩める人も多いと聞きますので、参考のために書かせて頂きます。
先のメールで、私は書かれた内容をすっかり信じてしまい、相談者様は過去に受けられた様々なセッションは、もう満足できなかったのだから、今回は、きっとそれらに未練を残さず、キッパリとした気持ちで、覚悟をもって、お受けになると思って、予約を受けたのですが、それがトンでもない間違いというか、大きな勘違いだったのでした…。断固、断るべきだったのです!(フーッ!)
このセッションルームは、「魂と魂のカウンセリング」なので、その本当の意味するところは、相談者様の魂とカウンセラーの魂という構図のように表面的には見えますが、実はそれよりも、相談者様の顕在意識(ココロ)と潜在意識(タマシヒ)との対話、あるいは、カウンセラーの顕在意識(ココロ)と潜在意識(タマシヒ)の対話で、もしも、相談者様がウソを付くと、それはカウンセラーの私にではなく、相談者様ご自身の「魂」にウソをつく事になりますよという意味なのですね…。要するに、このルームは、ご自分のタマシイ(霊=魂)と会話するための場所なんですね。
相談者様の第一印象で受けた、若くて可愛い好印象とは違って、セッションが進むにつれて、相談者様の態度は、目付きが座ってきて、ダンダンと、おかしくなり、、背筋が寒くなるような、とっても嫌な、ゾッとするような目付きに変わる…。そして、都合の悪いことには、聞く耳をもたないというか、そっぽを向いたり、下を向いたりされる。さらに、しゃべると、片方の口元が大きくゆがむ。と何か、尋常ではない雰囲気が漂いはじめるのでした…。しかし、それには、全くご本人は気が付いておられないのです。
そして、相談者様の悩みの「核心」に触れた途端、おとなしかった態度が一変して、急に、威圧的な声で怒鳴り出したのです。まるで、彼女の中の何かが暴れ出したような…。何かに操られているような…。まるでご自分の「魂」ではないような…。私はもう何事が起こったのかわからず、もうびっくり仰天!
そして、しばらくして、落ち着いたのか、まるで「狐」が落ちたように、相談者様は、何事もなかったかの如く、キョトンとしておられる。まるで借りて来た「猫」のようにしおらしく…。そこで私は、その信奉される「霊能者」の話に耳を傾けたのですが…。しかし、その不自然さを指摘しても、中々、一旦、信じ込んでしまったモノを変えるには、並大抵のコトではないのですね。だから、「洗脳」は今現在もなくならず、ありとあらゆる場で行われるのでしょう。
相談者様には、「馬の耳に念仏」のようで、口では私の言葉にも納得したようなことを言われるのですが、心の底では、霊能者のことを信じたい気持ちがアリアリと伝わてくるのです…。心地よいコトを言ってくれる霊能者は相談者様にとっては、かけがえのない存在なのでは? 私は、いろいろな人の言うコトのなかで、辛い厳しいコトを言ってくれる人のほうが甘いコトバを囁く人よりも信じられるのでは?
しかし、唯一の救いは、私が、意を決して、「相談者様の「目つき」と「口」が、彼氏が遠のく真の原因なのでは?」 とお話しすると、気分を害されるかと思いきや、もうびっくりされたようで、涙を流しながら、「全く気が付かなかった、言って貰って良かった」と素直な言葉が出てきたので、相談者様の「魂」は、やっぱり、第一印象の通りなのでは? と感じたのでした。やっぱり、何かが邪魔をしているのでは?
帰る気も全くない相談者様を前にして、私は、しぶしぶ、イメージ療法の潜在意識のマンダラをやったのですが、ナント、やっぱり、潜在意識はウソはつかないんですね~。相談者様の「本音」が次々と…。相談者様の今世の「使命」は「架け橋」から「光」で、「トラウマ」は「黒」から「習い事」で、「過去」は「表現」から「風」で、「未来」は「笑顔」から「言葉」と出た…。そして、今世の「本質」は「ステージ」や「生き甲斐」から「歓声」と出たのです。ナント、「脚光」を浴びるために、「注目」されたいために、生まれてきた「魂」だったのでした…。もともとは「天使」のような人だと感じていたのですが、それが「光」や「風」が出てきて、なるほどと納得!
〇〇才を過ぎていながら、高校生くらいにしか見えない相談者様は、やはり、大学から現在までの経験がスッポリと抜け落ちていて、それらの人生の記憶がないのです。普通の娘として、若い女性としての記憶が全くないとは? これは、要するに大人になりたくなくて、ご本人は子供のままでいたい、子供が憧れる「夢」の世界で生きていたい、ずっと華やかな世界に憧れていたい、ということがこの療法では出てきたので、それを伝えると、案の定、頷かれるばかり、叶うならば、「ダンス」でスポットライト浴びるようなそんな華やかな舞台に立ちたいそうです。だから、結婚なんて、ウソ? 恋人なんて、いらない? 相談者様は、出た結果に、もう納得!
もともと、相談者様は、人間社会にはあまり欲や未練は持たない人で、結婚などはしてもしなくてもどちらでもいいという人なんですね。ただ、家族構成があまりにも複雑すぎて、それらの人々とも、殆どつながりがなく、たった一人で生きてきたという暗い過去を背負ったおられるために、先祖の加護も薄く、幸せも得られないようで、もともと「天使」のような魂が、とてもくすんで、汚れてしまっているという感じなんですね。そういう不安定な「魂」には邪も入りやすいかも…。油断大敵です。
淋しさのあまりに「結婚」を願望し、そのくせ、まず先に「恋人」ありきではなく、「結婚」や「子供」ありきの人生は、結局は、相手のために尽くしたい人生をお望みではなくて、自分のために「結婚したい」という考え方に陥っておられるのです。
しかしながら「天使」や「妖精」と生まれても、その「志」が悪ければ、「妖怪」に変じてしまうのは理の当然で、相談者様もともすれば、外見が可愛いだけに、すぐに恋人はできますが、その本心を相手に見破られたトキが、度々の理不尽で悲しい別れに繋がっているようで、それを少しお話したのですが、はてさて、どこまで理解、納得されたのかは分かりません。
相談者様のように、その霊能者を信じたいのであれば、トコトン信じ、他のところへなどウロウロ顔を出さないほうが良いのでしょう。そこで騙されていたということをトコトン自覚して悟らないかぎり、どこへ行っても、相談者様が希望する、安易で、簡単で、心地よい方法など、決してないのです。そんなコトを言う人は、その場かぎりなので、「魂」の底からは、納得できず、一生、誰か、何かを求めて、さ迷い続けるだけの人生となるのは目に見えています。これからもそれを続けるのでしょうか? 人は、他人を信じる前に、ご自分を信じ切ること、いえ、自分を信じない人は決して、他人も信じられないのです…。ですから、相談者様は、他人も自分も信じてはおられないというコトなのです…。
相手をトコトン信じきる勇気がなければ、もう、自分自身の「魂」を信じきるしか、生きるスベはないと存じます。それを肝に銘じて頂き、セッションは二時間も延長の末、やっと、終了とあいなりました。(フーッ)
相談者様が、その霊能者のところに、また、戻るのか、戻らないと「覚悟」するのかも、相談者様の全くの「自由」なのです。神はその選択を人間という尊い存在にお与えになったのですから…。この世は常に「選択」の人生なのです。どんな「親」を選ぶかも、すべて自分の「意志」なのです。意志を無くしたときが、人間としての生きる資格も失うのでは? と私は強く感じますが…。そういう人が、益々増えてきているように感じてなりません。心を他人に委ねるのはもう精神の「奴隷」と化す!
人間って、騙されたいと「無意識」で思っている人が、いかに多いコトか…。そのほうが、生きるには「楽」なのです。自分で「責任」を取らなくてすむのですから…。こういう、いとも簡単に騙される人が多い中、騙そうとしなくても、いとも簡単に、金儲けできるこの世の中って、ホント、恐いですね~。今回、つくづく、痛感いたした次第です。5時間のカウンセリングは、だから稀少な存在なのでしょうか。ますます頑張らねば! 待っている人がいるかぎり止められません!
カウンセリングでは、優しい言葉を掛けるのは実に、実に、簡単ですが、私は、それを分っていながら、厳しい言葉をかける努力をやめたくありません。カウンセリングでもスピリチュアルでも、心地よいコトバを武器にすれば、人は集りますが、それでは、人は自分の「魂」や、あるいは「潜在意識」には到底、辿れないと存じます。厳しいようですが…。
私にとりましても、今回は、「猫に小判」や「糠に釘」のような心境に陥り、苦く、厳しい結果となり、決して、「感動のカウンセリング」には程遠いのですが、ここに書かせて頂いたのは、きっと、こういう環境にいる人はたくさんいるだろうと思って、あえて、書かせて頂きました。
しかしながら、本物の霊能者もおられますので、もしも、そういう人に巡り合いたいのであれば、トコトン、調べて、少しでも「?」と心に感じたら、それは、「魂」からの「お知らせ」と思って間違いないでしょう。
相談者様が、ご自分の「魂」から聞く「耳」をとりもどされますように…。「結婚」や「彼氏」や「霊能者」に縛られることから「魂」を解放しましょう。そして、「光」や「歓声」をあびる、本当の人生を手に入れる努力をいたしましょう。それが生きる「目的」でしょうね。自分のための人生を生き抜きましょう。他人の力を借りずに、ご自分の意志と覚悟で…。
結婚よりも、相談者様自身が、イキイキと、輝くことによって、周囲にもその「光」が当り、幸せになるような、ソンナ、何かを追い求めて、いかれることを、強くお祈りして…。
相談者様の存在は、自分自身の気づきや戒めでもあります。
ありがとうございました。
後日、相談者様からメールが入りました。相談者様の性格の良さが滲み出たメールですが、ここには載せることは叶いませんので、私の返信メールを載せさせて頂きます。
■私の返信メール
〇〇様 三宅です。メールありがとうございます。(中略) 私は、〇〇さんが、あのブログを読んで、傷ついたり、悲しむよりも、怒りやおこりが生まれ、その強いエネルギーから、脱皮したり飛躍されることを期待して書かせて頂きました。エネルギーには、悪いも良いもなく、強いが弱いかだけなので、その、人に頼る弱いエネルギーを怒りの強いエネルギーに変えて、プラスに役立てて頂くために書かせていただきました。 そのためなら、私ごときが少々怨まれようが嫌われようが、ちっともかまわないのです。相談者様から命の次に大事な、高いお金を頂くのだから、私を嫌うことで、改善されるのならばこんな嬉しいことはなく、それも私の仕事の一部なのだと割り切っております。それが一期一会と、決めたカウンセラーの使命だとおもっています。 相談者様に好かれて、ナアナアになり、一向に直らないで、「またいらっしゃいね」というカウンセラーよりも、一期一会で、「二度と来るな、二度と来ないように」と、いうカウンセラーでありたいと、頑張っております。実は書くのも大変なのですが…。 なにはどうであれ、〇〇様が全く普通の精神の持主で、もう私のカウンセリングを必要されないということがはっきり、分かって、ブログを載せた目的が達成されて、とっても、本当にうれしいです。もしも、嫌であれば、あのブログを下げますので、その場合は、もう一度だけ、「さげろ」というメールください。(中略) ただ、悩める人はとても、多く、私のブログを読んだだけで、治ったという方も沢山おられ、私はそういう人のためにも、何かお役に立ちたいとの思いで書かせて頂いております。人の悩みって、結構、おんなじなのですね。今回の〇〇様とのブログも、多くの人のお役に立っておりますことを、お伝えさせて頂きます。 本当に、ありがとうございました。 その私にぶつけた素晴らしいエネルギーがあれば、もう大丈夫。もともと、素敵な魂の持ち主なのだから…。 感謝、感謝、感謝! |
その後、相談者様からのメールはありませんでした。
ブログに載せる理由は、カウンセラーの私もクライエントの相談者様にも、お互いが第三者の客観的な目線で、「モノコト」を観る、感じるという意味において、一番効果的なのですね。相談者様のためばかりではなく、私の「気づき」を得るためだと思って頂ければ、幸甚に存じます。
昔、ゲリー・ボーネルというアカシックレコ―ドの第一人者が、強い負のエネルギーを「物質化現象」のエネルギーに変えて、この世にモノを引き寄せる等々というセミナーを受けたことがあり、エネルギーには「善」も「悪」もなく、ただ、「強」と「弱」だけなので、それを思い通りのエネルギーに変えることが重要だそうです。
悩みのある方々は、エネルギー的にはとても「弱い」ですので、それを「強い」エネルギーに変えると良いそうです。
案の定、今回の相談者様は、メールの文面からは、前向きに生きる意識が感じられ、本当に、良かったと胸をなでおろした次第です。
「一期一会」、ありがとうございました。
三宅麗子の「魂」が浄化できますように…。
相談者様の「魂」に感謝!
ありがとうございました。