心のお薬になる本(68)『啓発録』橋本左内著/現代語訳:夏川賀央(いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ⑫)
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★心のお薬になる本(68)
◆『啓発録』橋本左内著/現代語訳:夏川賀央(いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ⑫)
この『啓発録』の著者は、橋本佐内。彼はこれを15歳のときに書いたそうです。15歳と言えば、今の中学3年生か、高校1年生! ナント、昔の日本人は、凄かった!!!
「もし後世の人が私の心を知れば、私の志を憐れむかもしれない。しかし、「人としての生き方」を、あなたには理解してほしいのだ、」
「『啓発録』とは… 橋本左内は幕末の一八三四年に生まれ、二十五歳にして「安政の大獄」により、幕府に処刑されます。まるで、花火のような激しくもはかない人生、しかし彼が影響を与えた人物には、数年ばかり年上で、ほぼ同時期に処刑された吉田松陰のほか、西郷隆盛など幕末の英雄たちがずらりと並びます。
その佐内の代表作が『啓発録』。十五歳のときに自らの大志を忘れぬように残し、それを若い武士たちに向けて発信した書物です。たった数十ページの短い書物ですが、読んでいただければ誰でも、現代人が忘れてしまっている大切なものが、ここにあると気づくでしょう。
ー、稚心を去るー去稚心
ー、気を振るうー振気
ー、志を立つー立志
ー、学を勉むー勉学
ー、朋友を択ぶー択交友 」
この本を読んで、私は、もう感動よりも、ショックのほうが大きかったです。なぜならば、この著者は、これを15歳の時に書いたというのですから…。
15歳と言えば、現在では、未だ、中学生か高校生になったばかりの年齢です。
そんな、青年というよりも、少年というような人が、あの明治維新につながる多くの有名人に影響を与えていたなんて…。
そして、左内は、25歳のときに、処刑されてしますのです。
もしも、彼が、もっと永く生きていたら、と思うと、残念、無念でなりません。
この本は、私が下手な解説をするよりも、まずは、手にとって読んで頂きたいと、切に願います。
特に、若い方々に…。
今の日本は、そういう偉大な方々の命のうえになりたっているのですね。
橋本左内の命も、吉田松陰の命も、西郷隆盛の命も…。
彼らがいなければ、今の自由な日本は、決してなかったでしょうから…。
この橋本左内の『啓発録』は、是非、中学・高校の教科書にして頂きたいと存じます。
ヒップホップやダンスもいいですが、それを苦手な人にまで、学校の教科で全員に強制する必要があるのでしょうか?
きっと、ダンスが嫌いな人もいますよね。
でも、橋本左内のように、道徳心のある頭の良い人もいるでしょうから、違う方面を目指しやすい、教育体制を培って頂きたいと、強く望みます。
体育系の人も、文科系の人も、理科系の人も、みんながそれぞれに、興味のある得意分野を目指すことが重要なのでは?
人は、何が得意なのかを見つけるために、学校という存在があるのでしょうね。
日本人は、もっと世の中に役立つこと、地球に役立つことを目指そうではありませんか? それが日本に生まれた日本人の使命でもあると、私は信じます! なぜならば、日本人だからこそ、世界中の人は、平和を期待しているのでしょうから…。
今の世に戦争があること事態だ、日本人の怠慢なのかもしれません…。
因みに、橋本左内の神名は4柱で、全て女神です。埴安姫神(ハニヤスヒメ)、石長比売命(イワナガヒメ)、稲田姫(イナダヒメ)、 高志沼河比売(コシノヌナカワヒ)ですが、この高志沼河比売は須勢理毘売命(スセリビメ)に激しく嫉妬されるとありますので、橋本左内が最後は非業の死をとげることと何か関係があるようなないような…。
でも、人は、嫉妬するよりも嫉妬されるほうがまだ良いので、彼は死んでからは、きっと幸せなのではないでしょうか?
日本が平和でありますように…。
ウクライナが平和でありますように…。
ロシアが平和でありますように…。
世界が平和でありますように…
それにしても、橋本左内が生きた時代でなくて、私たちは、幸せですね~。
感謝、感謝、感謝で~す!!!
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。