心のお薬になる本(43)『迷える霊との対話』C.A.ウィックランド/著
この(43)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(43)
◆『迷える霊(スピリット)との対話―スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年 』C.A.ウィックランド/著
この本の著者は、正真正銘の精神科医で、自分の治療法に「霊」を利用した珍しい人です。
20年も前に、西欧の物質文明からの、それも、れっきとした精神科医からの、精神病治療に、「霊からの交信」を利用した、貴重な書物があります。
精神病患者の原因の多くが、「さ迷える霊」の存在を認める治療法の貴重な記録がこの書物なのです。
それも、20年も前に、スピリチュアル・カウンセリングが行われていたなんて!
でも、現代の西欧医療しか認められない今の日本では、全く信じられないことでしょうね。
霊や交信や霊媒やチャネリングなんて、胡散臭い?
「医者」と「薬」を絶対的で万能と盲信する日本の国民性は、一向に私たちを健康な身体には、導かないでしょう。
化学薬品の「薬漬け」と「サプリメント漬け」で、ひと安心で、万々歳!
常に良いものは、「外から来る」という呪縛から2000年、そろそろ、解き放たれても良いのではないでしょうか?
でないと、もう日本民族は、滅亡の一歩をたどるしかありません。
霊的なモノを一番信じない国民が、日本人だということをご存じでしょうか?
というよりも、真実の情報と偽の情報を見抜く目を持っていないのが、日本人だそうですよ。
この現代の精神の時代においても、いまだ霊的に無関心というか否定的で、科学的・医学的に霊や魂のことを扱わず、精神を病む患者には、なすすべを知らずに、「薬の乱用」による誤った治療方法しかできない現代精神科医の現状に、カウンセリングに関わる、いちカウンセラーとしては、本当に憤りを覚えます。
アメリカは物質文明の最先端を走る国ですが、その国の精神科医がすでも20年も前から、霊との交信で、スピリチュアル・カウンセリングを採用していたなんて、信じられますか?
そして、本まで出されていたとは…。頭の固い日本人は、無理でしょうね~。
その著者で精神科医とは、アメリカの精神科医で、C.A.ウィックランドという人です。
異常行動で医学の手に負えなくなった患者をご自分の奥さんを霊媒として、霊(サウピリット)との交信で治療した、正真正銘の記録が、この著書『迷える霊(スピリット)との対話―スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年』です。
この本の中のウィックランドご夫婦の写真の波動の良いことといっったら、最高です。
だから、この本が、希少で最良な書であることは間違いない!
ウィックランド精神科医は、自分の精神病の患者の”憑依霊”を霊媒能力の強い妻アンナに憑依させ、その霊に妻の肉体を貸すことで、妻の口を通して、霊との対話を可能にしたのです。
霊的なチャネリングを試みることによって、”憑依霊”に死を悟らせ、身体や精神に異常をきたした患者に、浄霊・除霊を施すことで、治療に成功しています。
まえがきで、「本書を世に出すに当たって、著者の私には主義・主張や信仰上の説を広めようとする意図はさらさらない。30余年にわたって正常・異常の両方の心理学を実験・研究してきた成果と、そこから引き出される見解を披露しようとするものである。それが、とかく曖昧である死後の生命と、それが現実の生活に関っている側面に光を当てることになると思うからであり、良識ある人ならばきっと、その重大性を認識されるものと確信する。」とあります。
また、第1章の除霊による精神病治療のメカニズムでは、「こうした研究分野に携われる人々(精神分析学者、分析心理学者、神経学者、精神科医など)は、神経症や精神異常の有力な要因の一つとして”霊魂説”を受け入れることを忌避するが、現実にはこの説こそ、ノイローゼ、神経過敏症および精神的錯乱に陥りやすい人間に見られる不確定要素を明るみにする上で、重大な貢献をしているのである。」と書かれています。
さらに、「異常心理現象における研究は、正常心理現象の研究と同様に”霊(スピリット)”というものが実在することを指摘しているのみならず、そのスピリットこそ各種の神経症や精神病において大きな要因となっていることを、疑問の余地のないところまで証明している。」とあります。
フランシス・ベーコンの言葉、「反駁や論駁を目的としたり、逆に、頭から信じて無批判に受け入れる態度、あるいは話しのネタになるものを探そうといった態度で読むのではなく、その内容をよく吟味し、思考の糧とするために読むべきである。」
この本は、とっても分厚いモノですが、中身は、殆どが「会話調」で、とても読みやすく、まるで、自分が「スピリット」の気持ちというか心が、手に取るようにわかりやすく書かれていますので、一気に読んでしまうでしょう。
ただ、この本には、輪廻転生を否定する箇所があるが、その点は、再考の余地はあると思いますが、それを引いても、心の病いで苦しまれている方々には、一読の価値は大きいでしょう。
この本を読むと、今の世になぜ、戦争や犯罪や病気や悩み等があるのかが、わかってきます。
それは…。
とにかく、心の不安を抱えている人は、まずは一読あれ!
翻訳者の、近藤千雄氏も、この本は、「人類史に残るスピリチュアリズムの一大金字塔」と絶賛されています。
西欧社会から、近代的と言われる精神科医から、このような霊的な書物が、出版されていたなんて、本当にびっくりです。
一体、日本人って、明治から100年以上たち、戦後70年もなるのに、科学や物理や医学や精神医学は、一向に昔のままなのでしょうか?
それは、患者に対する姿勢も、この医師の崇高さや気高さが窺われます。
こういう精神科医が、日本にもたくさんいたら、きっと、今の一億総精神病と言われる日本にはならなかったでしょうね。
何はともあれ、心の病いでお悩みの方は、一読あれ!