心のお薬になる本(10)『日本が嫌いな日本人へ』呉善花/著
この(10)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★心のお薬になる本(10)
◆『日本が嫌いな日本人へ』呉善花/著
この著者、呉善花氏は、日本評論家で教員で言論家の韓国からの帰化人です。
「反韓国的な活動」が理由で韓国から入国拒否されたこともあります。
彼女の本は日本人なら一度は読むべき本だと思います。
私のカウンセリングルームには、とても、重い悩みで来られる方が多いです。なぜ、多いのか、自分でも不思議です。
そういう役目のカウンセラーなのか、と最近、つくづく感じます。
その中には、韓国や朝鮮の在日の方も部落出身でお悩みの方もおられます。
以前、11時間、ぶっ通しで、やったことがあります。
そして、結果も、きっちり、出ました…。
というより、本人がご自分で悟られて、納得して帰られました…。
本当に激動の一日でした…。
でも、やっぱり、その人には、何らかの理由があって、この世に生まれてきた結果なのですね。
決して、今の環境は、偶然ではないのですね。それぞれ、それを悟るために、この世に生まれてきたのでしょう。
何人もの、そういう過酷な運命の方をカウンセリングして、感じたことは、日本で生きていながら、ということは、日本の空気を吸って、日本の水を飲んで、日本の食べ物を食べて、そして、一番大事なことは、日本語をしゃべっていながら、ということは、多少なりとも、日本の恩恵を受けていながら、日本存亡の手先になるのは、やっぱり、「神」の摂理からすると、「悪」なんでしょうね。
そういうコトで悩んで来られる方は、そういう不遜な家族や親戚の考え方にその間違いを諭すために、この世に生れてきた選ばれし人では、とつくづく感じます。
事実を明かさないで、虐げられた怨念を隠しながら、日本を断罪するから、日本人は嫌悪するのではないでしょうか。
何事も、正々堂々が、「神」の恩恵を受けるように感じます。
少しでも、やましさが、意識の中にあれば、その行為は、「神」から離反することなのでしょう。
最後に裁くのは、「神」なのですね。いえ、結局、「自分」なのです。
ということは、自分自身の意識なのです。心の中にいるもう一人のご自分の「神」が、裁くのです。決して、日本人や、他人が裁くのではないのですね…。
だから、今日は、そういう人たちにも関係のある話題です。
そういう関係のある、お勧めの本と作家を紹介します。もちろん、日本人にも読んでほしいです。
それは、元韓国人で現在は日本に帰化した人の書いた『日本が嫌いな日本人へ』や『私はいかにして「日本信徒」となったか』。作家の名前は、呉善花氏。
だから、とっても重みや真実味があるのですね。韓国では売国奴と呼ばれかねないのにも、関わらずその勇気を称えたい。
また、彼女は、『日本の曖昧力ー融合する文化が世界を動かす』や、『日本人ほど個性と創造力の豊かな国民はいない』や、『日本の文化力が世界を幸せにする』や、『日本語の心―ことばの原風景をたずねて』などなど、様々な日本と韓国に関しての本を、精力的に書いておられます。
「呉 善花」だから書ける、いえ、「呉 善花」しか書けないとも…。
●呉 善花
「(オ・ソンファ、1956年 – )は、韓国生まれの日本評論家。済州島(チェジュド/さいしゅうとう)出身。大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学地域研究研究科修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際学部教授。元韓国籍で日本に帰化 。」(Wikipediaより)
日本寄りの思想だということで、韓国でも苦しい立場に立たされたようですね。
日本に来た時は、教育の関係で、最初は反日だったそうですが、実際の日本に触れて、親日になっていったそうです。
こういう貴重な人の作品を、是非、私たち日本人が率先して読むべきだと思っています。
在日朝鮮人、在日韓国人によりも、日本人に読んでほしい作家です。
きっと、在日の人たちには、反感を買うでしょうから…。
「売国奴」と呼ばれる覚悟で生きておられる、そういう立派な人ではないでしょうか?
自国を貶されて、嬉しい、喜ぶ人間なんていない。
それをあえて、元韓国人でありながら、自国に厳しい目を向けられるのは、彼女の一国に拘らない、アジア的、いえ、世界的、崇高な目線なのでしょう。
我々日本人も見習いたいものです。
やっぱり、体を張ってというか、命をかけてというか、必死で生きておられる方には、国や民族を超えて、共感できるものがあります。
日本人のアイディンティティを取り戻すには、他国の人の意見も効果があります。
日本の帰化した人の特長は、往々にして、帰化していながら、帰化する以前の母国を応援したりする人が多いので、こういう、呉氏のような人は、本当に、尊敬に値すると思います。
日本人でもおかしな人もいますので、一概に、帰化人だからといって、敵対するのは間違っています。
そういう意味でも、日本人の皆さんに、呉善花氏の本を一冊でもいいから、読んで頂きたいです。
ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです! と、唱えましょう。