心のお薬になる本(73)『「人生二度なし」森信三の世界』神渡良平/著「涙なしでは読めない感動の書!」

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★心のお薬になる本(73)

◆『「人生二度なし」森信三の世界』神渡良平/著「涙なしでは読めない感動の書!」

人生二度なし神渡良平氏に惹かれて読んだ本が、この森信三氏の著書です。

その人の伝記や評伝を書くときに、影響するのは書き手である人の人柄というか、目線の透明感、あるいは、真摯な人を見抜く本質を備えているか、ではないかと思います。

さらにというか、これが一番大切な点だと思えるのが、やはり、その目線には人を慈しむ「愛」があるかなしか、では?

著者の神渡良平氏は、まさに、愛ある著者といって過言ではありません。

読んでいて、何度、涙したことが……。

森信三氏の、あまりにも苛酷すぎる運命に相まって、それを一緒に寄り添いながら、筆を進めていかれる真摯な態度に感動したのですね。

書き手に愛があれば、いえ、慈しみ、優しさやそれにまして、人の本質を見抜ける目線をもてば、これほど人の魂を揺さぶるモノが書けるのだという思いに、しばし涙、涙、涙……。

この本を読めば、もっともっと、森信三氏の本を読みたいと思わずにはいられませんでした。

この本では、森氏の「立腰教育」を挙げられています。
立腰とは、「自己修養に直結していて、尻を後方に突き出し、まっすぐ背骨を立て、深い呼吸をくり返して静坐をすることを、腰骨を立てる」と表現したのです。
この静坐について、芦田恵之助氏は、「静坐は行ずれば行ずるほど、信。内に起こり、信ずれば信ずるじほど、自己の確立を感ずるものです」と言われています。

この本は、ずっと前に読んで、最近改めて読み直してみたのですが、その当時、一生懸命、静坐や座禅三昧の日々でしたが、仏教の大学を中途で退学(学費を払わなかったので中退にはならず除退ですが……)してしまい、何をするにも今の世の中は、金、金、金の厭な世の中だと痛感し、静坐も座禅も一切やめてしまったのでした…。

でも、森氏は本物中の本物です。お会いすることは叶いませんでしたが、一度は、お会いしたい人物のお一人です。

お会いすることは叶いませんが、彼の御本を読めば、いつでも森氏の息吹を感じられるので、本当に、有り難いと思います。

ありがとうございます!
笑顔で!
大丈夫!
幸せです!  と、唱えましょう。

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