心のお薬になる本(57)三宅麗子の実践日記帳『心が楽になる《お名前感謝綴り帳》コミュニケーションツール「日記帳」』
この(57)「心のお薬になる本」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
人間関係、特に血の繋がりのある「家族」でお悩みの方々に、実践して頂きたい『日記帳』です。
★心のお薬になる本(57)
◆実践日記帳『心が楽になる《お名前感謝綴り帳》コミュニケーションツール「日記帳」』三宅麗子編・著
今回ご紹介する本は、心理カウンセラー三宅麗子が、2016.4/26にAmazon〈オンデマンド(ペーパーバック)〉から出した本で、皆さまに実践して頂くための本で、いわば心が楽になる「日記帳」です。
私のカウンセリングルームに来られる殆どの相談者様は、人間関係がうまくいかないとおっしゃる方が多いです。
例え、ご自分の性格や考え方でお悩みの方であっても、突き詰めてみれば、やはり両親や家族、特に母親との確執に悩まれる方が殆どです。
母親といっても、相談者様とは別の存在なのですが、ご本人の意識では、自立という考え方に罪悪感をお持ちの方や、母親からの脱皮に苦しまれる方も多いのです。
母親側にすれば、実際に自分のお腹を痛めて産んだ子供なので、必要以上に私物化したり、いつまでたっても自分の分身のように感じたりで、それに対しても全く罪悪感もなく、ほとんど気づいてもおられません。
そういうことが原因で親子ともどもどちらも未分化のままで、親離れ子離れができず、また、そのことが、子どもにとっては、苦しみや悩みとなっていることに気づかず、母親のほうは無神経な人も多いのです。
人間の悩みの多くの原因は、産まれた時からの宿命である「子供」と「母親」との関係にあると、私は感じております。なぜならば、母親の子宮を経ないとこの世に出てこられないという「仕組み」に、なにか、「因縁」というか、人間としての「業」というか、「血」の深さ、汚さ(?)を感じます。「男の子」か「女の子」の赤ちゃんの有無も、すべて母親の「潜在意識」が絡んでいて、それが60億もの細胞を牛耳っているような…。だから、だんだんと「男子」が生まれにくくなっているのも偶然ではない…。
また、母親が原因でなければ、父親、或いは兄弟姉妹が、多かれ少なかれ、原因の一因となっていると思います。
だから、それらの「家族関係」が、世間へ出てからも尾を引いて、他人との「人間関係」に躓く人も多いのでしょう。
強いていえば、母親以下家族の関係をスムーズにすれば、社会に出てからの人間関係もスムーズに行くのでは?
との思いで、この日記帳のような本『心が楽になる《お名前感謝綴り帳》―人間関係でお悩みの方のコミュニケーションツール』が考えだされたのかもしれません。
いえいえ、そういう風に書くと、ナンカカッコいいのですが、それも一理ありますが、本当はそれよりも、私自身が、若い頃の離婚によって、人間関係を必要以上に負担に感じ、そこから逃避してきた後悔の、心の重荷から抜け出したくて、毎日「ノート」に書き綴っていたことが、ヒントになっています。
ある意味、最初は心の吐き出しから始まった行為ですが、いつしか、書き綴るに従って、感謝の念が沸いてきたのでした…。
書き綴るにしたがって、見えなかった自分の悪い面や悪い感情が具現化されてきて、反省する材料となりました。
あんなに忘れたくて乗り越え難かった過去の出来事が、いつしか慈しみを持って、心から感謝の念を捧げることができるようになっていきました。ともすれば、苦しみ多き人生で終わるはずの人生が、かけがいのない、なくてはならない人生になっておりました。
それとともに、生きる勇気も沸いてまいりました。
きっと、挫折を経験されたコトの無い方には理解できないコトかもしれませんが…。
過去の辛い人間関係の思いをノートに書き綴り、昇華していくに従って、現実の出来事が、徐々に生きやすくなりました。きっと、自分に対する負い目が薄れ、反比例するように、それが自信に変わっていったからでしょうね。
私にとっては、このノートに書くという行為は、「般若心経」を書く以上の効果がありました。やはり気持ち(意識)が入るからでは、と思っています。
だから、気持ちが伴わなければ、意味がないともいえます。
そういうところから、私が役立った「ノート」を、当社の浜田社長に伝えたのです。そして、20年位前に「感謝綴り帳」という企画が生まれたのですが、その当時は本にすることは難しく、結局、お蔵になってしまいました。
そして、今回、当社が出版業をやるに当たって、この企画が復活したという次第です。
今の物質文明の競争社会では、「人の間」で生きる(人間を生きる)という意味は、自分が幸せであれば、その陰で不幸になる人がある、という意味でもあるのですね。人の「不幸」の上に成り立つ「幸福」って?
周囲との間で競争を意識しない生き方こそが、健全な人間関係を築け、強いては自分の精神(意識)を平安に保つスベでしょう。
それが、「中庸」を目指す生き方となるのではないでしょうか。
現代は、精神の時代、心の時代といわれて久しいですが、だからこそ、人間の「負」の不遜な「意識(念)」が無防備に飛び交っております。
昔は、座禅や滝行などで禊や祓いのために精神統一して、自分の「肉体」よりも、「精神(意識)」を鍛えたのですが、今では、それらが蔑ろにされ、生きている人々の負の意識(生霊)が充満しているそうです。
また、今の世は、「神様ブーム」が起きています。外国からの旅行客が増えるにつれ、日本人が日本独自の文化に目覚めるのは、至極当たり前のコトなのですね。
でも、「神様」を認めるという意識は、その反対の「何か」生霊や悪霊もいる、と無意識に認めているのでしょうね。だから、余計に、パワースポットなどに、人が押し寄せるのでしょうか。
宗教を信じないのに、「神様」が信じるって、ナンカ、「現世利益」のみを意識する、今の日本人気質らしい気がいたします。
知らず知らずのうちに、人は「負」の意識(念)を、意識するしないに関わらず、無防備に、宇宙に放っております。
放っている人は、また受ける人でもあるのです。人の「念波」を受けやすい人でもあるのですね。
要するに、同調しやすいのです。同じ波動はチャンネルが合いやすい。
それで、体調を崩す人も多いのですね。「人を呪わば穴二つ」
でも、そういう時でも、決して腐らず、根に持たず、悪念を残さず、黙々と、この『心が楽になる《お名前感謝綴り帳》コミュニケーションツール「日記帳」』を書き綴ってみられてはいかがでしょうか?
この行為は、ある意味、「精神の禊」や「心の祓い」と同じ役目を果たします。
今の世の中だからこそ、効果があると、私は信じて疑いません。
だから、私に効果があったように、きっと、あなたにも大きな効果があると信じます。
でも、石の上にも3年といいますが、それが無理でも、せめて1年、いえ、3ヶ月がめどの100日を意識して続けてください。
そうすれば、人間関係の悩みも消えて、もう、人も怖くなくなりますよ。
「神様」巡りをしなくても、自分の「意識」を整えることが、自分の「神様(直霊)」に巡り会えることなのですね。
それを、この《お名前感謝綴り帳》が、お役に立つのではないでしょうか。
どうか、心の祓い、精神の禊のために、この一冊を、お手元に…。
そして、書き綴っていくにつれ、自分の神様に気づくための「道具」が、この《お名前感謝綴り帳》と納得されることでしょう。
但し、お断りさせて頂きますが、
この本は読む本ではありません。
書き込む本です。
いえ、書き綴る本で、
書き続けなければ意味がありません。
書かない人にとっては、無用の本です。
行動、実践しないとダメな本です。
文章は13ページほどで、
後は、書くためのページです。
要するに、「日記帳」です。
特に、血の繋がりのある「家族」との関係に悩まれる方々に、実践して頂きたいと存じます。