感動のカウンセリン!(15)自分は精神病、だけどイザという時は決して心は壊さない…。
この(15)「感動のカウンセリング!」のブログは、カウンセリング歴30余年の大阪の「5時間で1回きり」の「潜在意識の本質と使命とトラウマ」を探る心理カウンセラー&本質セラピスト三宅麗子の投稿頁です。
★感動のカウンセリン!(15)
守秘義務に則りまして、決して相談者様の特定ができないように重々考慮して書かせて頂いております。
◆自分は精神病、だけどイザという時は決して心は壊さない…。
この相談者様は、お名前からリーディングすればとても厳しい人生のはずで、それはそれは過酷な運命を歩んでこられた方でしたが、それもこれもご本人の選んだ人生なのです。
誰のせいでもないのですね。
それが余り自覚しておられないようで、当分迷いの人生は続くようです。
今回の相談者様は、最近、一番難しかったというか、様々な問題を抱えた方で、一言でいうと、それはそれは大変なお人でした…。
でも、それもある意味、潜在意識で相談者様が望んでいるコトともいえるのですね。
こういう方は、本来、心の病いなどで人生を無駄にする人ではないのです。
ある意味、それをもはね除ける強いパワーが備わった方なのですから…。
ただ、その自覚がないだけなのです。
そういう人生を選んで生まれてきたコトに気づき、覚悟して生きるために、今回、この潜在意識のカウンセリングルームにお見えになったのでしょうか。
私にとっても一段階のスキルアップになり、とっても意義あるカウンセリングとなりました。
私自身が乗り越えるべきトキに、巡り合うべき、必要な相談者様だったと、終わってみて、痛感させて頂きました。
とにかく、今回の相談者様のお蔭で、大きな気づきを頂きました。
もうどんな人がお見えになられても大丈夫、という大きな自信を頂きました。
カウンセリングの内容が余りに大変だったので、詳細はほとんど忘れてしまいましたが、思い出せるコトをたどっていきますと、ある日、お電話があり、色々話すうちに、受けたいという気持ちになられ、一回では時間的に無理と言われ、結局、二回に分けて来られることになりました。これも偶然ではなかったのですね。
当日、相談者様がお見えなり、お名前からの想像の通り、悩み多き人生を歩んでおられたコトが、一目瞭然でした。
でも、それもご本人が選んでいるコトなのですが…。
私が、「お名前を嫌っているのでは?」と水を向けると、相談者様「なぜそういうことがわかるの?」と、突然、泣き声に…。
色々話をお聞きするうちに、とんでもない人を引き受けてしまったと後悔しきり。ご本人自身も〇〇年以上も心の病いを患い、おまけに、〇〇も精神病で入院されていたとのコト。それに、身内からは「もう精神病院へ行ってくれ」と言われる始末…。
入院するのが嫌で嫌で、今回、「このルームにたどり着いた」と…。
でも、それも実はウソだった…。(フ~!)
いくらこのルームが1回で直せると書いていても、ウソをつかれては、それは無理というモノ。
ただ、相談者様の救いは、長年患いながらも、一度しか、薬を飲まなかったというコト。
それはとりもなおさず、精神病患者にはなりたくないという悲痛な思いの現れですから…。
だから、本当は、精神病なんかではないのですね。
第一日目は、心の病いにいたる〇〇と〇〇の話で、無難に終了して、これならば、明日も無事に終わるのではと、ほのかに淡い期待が沸いてくる…。
それは、私の甘い期待だったと、次の日思い知らされるのですが…。
第二日目は、色々なアプローチを進めていくと、出るわ出るわ、潜在意識からの「魂」の叫び声が!
昨日は、殆どが相談者からの話しなので、無難に済ませられたのですが、二日目はそうはいかない。
それが、この潜在意識のカウンセリングルームの凄いところです。
離婚後、同時期に二つの宗教団体に入り、良心の呵責に苛まれていたコト。
〇〇を精神病院に入れることを阻止できなかった懺悔のコト。
〇二人は優秀で、自分は〇のくせにダメだと思っているコト。
〇〇に嫌われているコト。
〇〇が亡くなり、今は、〇〇の姉の家に居候の身だが、この〇〇が大嫌いなコト。
そんな自分はどうしようもない人間と思っているコト。
そして、今回、一番私が感じたコトは、〇〇年以上も、心の病いを患いながら、転々とした職場や周囲には、決してそれを明かさないで生きてきたコトが諸悪の根幹なのでは、と…。
普通の人以上に善人ぶって、背伸びして生きてきたような…。
だから、周囲も良い人で優秀な人と期待して、その分、自分自身にちょっとのミスも許さない。
そのギャップに耐えられず、そういうコトが積み重なって、職を転々としてきて、〇年以上勤まったためしがないそうな…。
最後には、状況を打破するために、あえて心の病いに逃げ込み、周囲もみまちがうほどの完璧な病人と相成るのです。
いえ、周囲を騙す前に自分を騙す…。それで、〇〇年済んできた…。
相談者様の外見は、普通の人以上に善良な感じがするのです。
宗教にどっぷり漬かっている人に良く見られるような、とっても素朴で、決してウソなどつかないような真人間に見える…。親鸞の唱える「善人」のような…。
健全な精神と健全な肉体の持ち主だと誰もが錯覚する…。
常にペルソナの仮面で生きてきたような…。
それを如実に感じたコトは、相談者様がびっしり書いた素晴らしい「履歴書」と資料を、私に見せた時に、思わず「なんで履歴書? ああ~、これかあ~、問題は!」という思いに…。
この場に及んでまでも、良い人に見られたい深層心理とは?
「本当の自分はまともで、本来なら心の病いなどなる人間ではないのだ」という強い思いが…。
それって、正常な神経なのではないの?
さらに、セッションが進んでいくと、相談者様のトラウマは「私」であり、また、この世に生まれた使命とは「家族」だったのです。
トラウマが自分自身で、嫌いな家族が今世の乗り越えるべきテーマだったとは…。
なんということか!
こんなセッションは始めてだ!
さらに、大きな問題がわかってきたのです。
第一日目で、私が「もしも変なモノが憑いていたら、他のところを紹介してもいいですか?」と聞いたら、相談者様は「是非、紹介してほしい」との答えだったのですが、実は、〇〇年以上も、かかりつけのカウンセラーがいたのです。
悪くなる時々において、カウンセリングにはずっと通っていた、という。
それも、1時間1万円も取られて、やっぱり、直らなかった…。
私が「今回、なぜその人に相談しなかったの?」と聞くと、なんと「断られた」と…。
突然、私の心にそのカウンセラーに対する憤りが…。「なぜ、断られたのか?」と聞くと、「自分では無理だから、入院しろ」と言われたと…。
今まで、完全に直すこともせずに、いたずらにお金を取っていながら、一番、必要なトキには、いとも簡単に突き放す! なんと理不尽な!
「一体、いくら儲けたのか?」とそのカウンセラーに問いたい…。
色々なアプローチを行う中で、イメージの内観は全くうまくいかず、イメージ療法でのインナーチャイルドやフォーカシングをやると、なんと、「小さい子に、キツネ目が睨んでいる」というのです。
「小さい子は自分だけれど、そのキツネ目も自分のようだ…。」
「小さい子はしゃがんで、震えて、ずっと怯えている…。」
表情が様々に変化して、心の葛藤の凄さが垣間見れる思いでしたが、その様子をじっくり感じさせて、もういいと納得の行くまで、好きにさせました…。
最後の表情は、まるで観音様みたいで、一皮むけたようでした…。
催眠療法や前世療法を使用せず、相談者様が自分の心の中をしっかりとイメージ療法で把握できたのは、今回が始めてで、私も余りの凄さにびっくり!
相談者様の悪いモノが全部にドント出た感じ!
本当に信じられません!
でも、全部、事実です。
さらに、驚嘆する事実も表れる…。
相談者様は、突然、実は他のところ(心を扱う関連施設A)に行く予定がある、と言いだした。
私もびっくり! 「なぜ、それを私に喋るの?」という感じ!
話したくなったのは、私が、「今回、直らなかったら、次は半額で良いから来ますか?」と、伝えたトキに、それを告白したのです。
〇〇が話すには、それは、ここに来る前に、東京のそのAの施設に参加したが、ずっと通うのは無理なので、一旦は諦めた、そうです。
そして、今回、このルームに電話して良さそうなので予約を取った。
ところが、この予約のあとに、その東京のAから電話があった。
その内容とは、Aには大阪にも施設があり、そこで無料お試しで受けさせてあげるという話で、相談者様はそれに、飛びつき、即OKしたのです。
そのAは、普通に受けると十数万円もかかるところを、「薬を使用しなくても治る」という実験に、相談者様が選ばれたそうな…。
まあ、〇〇でなくても、おいしい誘いに乗ってしまうのは、無理もないかも…。
問題はそれを隠して、私のところにも来たという事実なのですね。どちらか一方にすべきだったのです。ところが、どちらも捨てがたい。だから、内緒で…。
それならば、最後まで内緒にすべきだったのです。でも、段々と私が良心的なカウンセラーだということがわかり、隠すことが苦しくなった…。
自分の行為に耐えきれなくなったというのが本当のところでしょう。
そこで、合点がいったのです。すべて謎が解けたのです。
最後の最後で、〇〇が、ヤケに抵抗して、「わからない、わからない」を連発しだしたそのワケが…。
実は、〇〇の深層心理は、完全に100%は、直りたくなかったのです。直ってはダメだったのです。
直ると、無料のAに行けなくなってしまうから…。
もし、実際に直ってしまうと、実験に参加できないし、それを隠して参加すると、それでは、そのAにウソをつくことになってしまい、申し訳がない。
だから、何が何でも、直るコトはできないのです。いえ、直りたくなかった、というのが本音です。
私は、「Aを受けるのであれば、なぜここをキャンセルしなかったの? なぜ二股かけたの?」と…。
相談者様は、例の如く「わからない、わからない、わからない」を繰り返すばかり…。
本当の潜在意識は「わからない」ではない、わかっているのです。
人間にはすべて、意志があるから、相談者様の深層心理は「わかりたくない。わかる意志がない」というコトなのです。
では、なぜ、相談者様は、Aのことを自分から唐突にしゃべったのか? 黙っていてもいいはずなのに…。
それは、〇〇の良心が疼いたから…。私を騙すのに忍びなかったから…。
あんなに長い時間は無理と言いながら、もうすでに無料で、数時間延長しているのです。私の善良な好意によって…。
それに相談者様は耐えられなかったのです。
〇〇は、すべて、自分の法則のもとに生きてきたのです。いえ、〇〇ばかりでなく、人間はみんな自分の法則のもとに生きている。
心配する家族に対して、ウソをついてでも安心させるという考えは、相談者様には決して浮かばない。なぜなら、ウソをつくのは悪いからと…。ウソをつく自分が耐えられないのです。ウソをつく自分が許せないのです。他人よりも、自分自分の気持ちが一番大事なのです。
本当は、私にウソを突き通せばよかったのです。それが、〇〇にはできなかった、そして、心の平安を乱てしまった…。いえ、初めて、まともな人間らしい正常な感覚になったのです。今までに経験したことのない心理状態に…。他人に対して悪いという感覚に陥った…。
私が「それほどウソが嫌なら、家族の言うように、病院にも行き、少しだけでも薬を飲んだら?」というと、〇〇は、「それは絶対嫌」という。
「なぜ、嫌なのか?」と問うと、「病気が悪くなるから」という。なのに、「自分は重病人だ」という。だったら、今現在は、重病人ではないという自覚が、本当は、相談者にはあるのだ。まだ、悪くなる恐怖が起こるというマトモな神経なのだ…。
何か変? 正常な人よりとっても冷静ジャン! 薬が悪いなんて、よくわかっているジャン! これって何? 本当に、精神を患っている人なの?
要するに、相談者様は、本当に心の病いかといえば、そうではないのです。私は、やっと、理解できたのです。大多数の心の病いの症状は、心が原因ではない。性格が原因、考え方の問題、なのでしょう。
薬は悪いという強い思いは、昔、宗教団体に関っていたときに聞いたからだそうで、辞めたはずの宗教団体に、未だに「意識」が縛られている…。この考え方を取らなければ…。
でも、性格が問題、と言えば、自分の責任となり、周囲からの同情を得ることは叶わない。しかし、心の悩みと言えば、それで、本人には責任がなくなり、医者(他人)に委ねられるのです。だから、猫も杓子も心の病気だというのです。要するに、病気に逃げ込むと責任逃れができて、優しくされるのです。
しかし、性格の問題だといえば、白い目を向けられて、肩身が狭い。だから、決して、性格に目を向けないのです。
そういう人は、性格にではなく、ちょっとだけ、考え方を変えればよくなるのです。
今回、それがはっきり理解出来たのです。相談者様の頑なな行為と理不尽な行為のお蔭で…。
しかし、相談者様は、他の人からの責めには免れるが、己の魂の責めからは、決して逃げられない。「魂」はきちんとお見通しです。人は騙せても、自分の心は騙せないのです。きっちり、お天道様がお見通しなのです。
でも、今回、相談者様は、私の渾身のセッションに、90%はこころが動いた、気づいたはずです。後の10%は、Aに対しての申し訳なさゆえに、無意識にセーブしたのです。
〇〇の問題は、Aを意識する余り、現在、今ここでの私との縁には、蔑ろにしても目を瞑ってしまう。申し訳ないと言いながら本心はその気持ちは失せてしまうのです。それが〇〇の生きるクセであり、人間関係を気づけないワケなのです。それに、無意識で苦しんできたのです。それを、無意識で、またしても、冒してしまったのです。
それにやっと気づいたのです。何が原因だったかを…。それでも、Aに行きたいのです。それは誰も止められない。〇〇の強い意志なのです。病院に行きたくないのも強い意志。薬を飲みたくないのも強い意志。直りたくないのも強い意志。
私は「Aに行くのならば、ここに来たことは隠してくださいね。でないとAの人々は気分を害しますよ」と…。しかし、きっと相談者様は喋ってしまうでしょう。なぜなら、ウソは悪で、隠すというウソには耐えられないから…。
その結果、Aの人々が〇〇に対してどう感じるかなんて、考えられないのです。それのほうが正しいと信じているのだから…。それが〇〇の考え方であり、性格なのですから…。
だから、本当は、病気ではないのですね。その強い意志を取り除くだけのコトなのです。それも〇〇の意志にかかっている。
気が付けば、3時間のはずが、もう7時間以上も経っている。あんなに長い時間が苦手と言っていた相談者なのです。トキとバが許せば、得て勝手で、長い時間も平気だったのですね。それにも今回気がついた! それも自分の壁で決めていた! そうなのです。人間って、全部自分で決めているのです。それが想像のなせるワザであり、イメージの怖さです。だから、使い方を変えれば、変えられるのですね。
それも本人の固い意志がかかっているのです。直すのは、カウンセラーではない。相談者様の固い意志で直る、いえ、直すのですね。
心の病いで悩む人よりも、性格や考え方で悩んでいる人のほうが多いという事実。それに、ご本人も気が付いていない。それが、今回のセッションで、悟らせて頂きました。本当にありがとうございました。
不幸なコトに、この日本には、性格や考え方を直す機関や組織は、公にはない、のです。
今回、私自身のエゴも見え隠れしました。それは、他所(A)へ行くと聞いたときは、憤りよりも、内心ホッと一安心したことも事実なのです。このままだと、あと4.5回は、やらないといけないのではと感じていたからなのです。それが避けられたので、肩の荷が降りたというか、〇〇が〇〇年関ってきたカウンセラーの気持ちもまんざらわからないことはない。それほど、〇〇は、難しい相談者だったのです。
それを、〇〇が真剣に受け取らずに、Aに行くというのであれば、私としては「どうぞ」というしかない。行かなければわからない。いえ、行ってもわからないかもしれない。それも、神のみぞ知る。今回は、神に任せるのみ。ギブアップ!
とはいうモノの、最後に玄関の鏡を見ると、一皮も二皮も剥けたようで、なんと神々しいお顔をなさっている! それを相談者様に伝えると、鏡に映った自分の顔を見て、ご本人も納得!!! やれ、やれ、という感じでセッションの終了と相成りました。
貴重なセッション、本当にありがとうございました。今回の相談者様は、何か憎めない可愛い人でした。きっと、私が望んだ相談者様だったのでしょうね。
感謝!感謝!感謝!
後は、ご本人の症状が今以上悪くならないように祈るのみ。相談者様の「魂」が平和でありますように…。
三宅麗子の「魂」が浄化できますように…。
相談者様の「魂」に感謝!
悩める多くの方々も、これを読まれて、意識が変わることを願っております。
ありがとうございました。
※注)現在は、5時間コースの場合、1時間の延長(有料)のみで長時間の延長はありません。